tag:blogger.com,1999:blog-21682699977488649762024-03-14T15:23:50.322+09:00お三味線手習鑑歌舞伎などのお芝居や邦楽、さらに大道芸、雑芸などなど、身体と視覚と聴覚が一体となった日本の伝統藝能が面白いなぁと、みちのくS市からウォッチングしております。
(近頃は体調不良のため夜更かし禁止令が出て、更新がままなりませんが、Twitterでは短めに黒い羽根伸ばし(観劇)ネタなども…)筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.comBlogger1119125tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-61246528970689593112020-07-19T04:09:00.001+09:002020-07-21T01:36:41.425+09:00壱太郎さんのART歌舞伎は、水平線の向こうを見せてくれたのかも。
中村壱太郎さんが総合演出をした、ART歌舞伎を繰り返しみて、久しぶりでブログ書きます。(汗)
https://artkabuki.com/
ART歌舞伎は、コロナ禍中での日本のエンタメ系配信では群を抜いたクオリティの高さだと思いました。
(コロナ禍での配信でもう1つ素晴らしいと思ったのは、向井山朋子さんの「A Live」のシリーズですが、これは別の機会に)
で、
壱太郎さん(以下、壱さん)、ご自身のYouTobeチャンネルも始めたし、幸四郎さんの図夢歌舞伎にも付き合っていたし、じっとしていられなかったのでしょうね。
ライブ配信のアフタートークでプロデュサーの新羅慎二さんのコメントを受けて、壱さんが「何かやりたいとは思っていても、松竹さんから3密の関係で衣装やかつらなんかを借りるコトができなくて、新羅さんのお友だちのクリエーターに繋がっていった」というようなことをおし筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-84444958967708753772019-05-22T01:58:00.000+09:002019-05-22T09:01:14.440+09:00吉備中央町に重森三玲のオリジンを訪ねる(後編)_こんぴら歌舞伎2019・帰り道さて、
そういえば、その日の朝は出発が早くてホテルの朝食に間に合わず、なんだかんだで朝ご飯抜きだったのです。この先も何が起きるか分からないし、ここはがっつり食べておいた方がよさそうだと思い、ヒレカツ定食をオーダー!
このお肉、とーっても柔らかくて、衣もサクサクっ。(←ケンジ調 by きのう何食べた?)
地元産の野菜たっぷりのサラダバーで、このところの野菜不足も補っちゃいました。
うぉーし、午後の部行くぞ〜!と、先ほどのタクシー会社(賀陽交通)さんに再びお願いしますとお電話すると、
「はいはい、じゃあ20分くらいお待ちください」と! ∑(゚∇゚|||)
「えぇえ、20分ですか?」
「はい、いまから出ても遠いからそれくらいかかりますから…」と。
…ひい、しくじった、想定外のロスタイム。そーなのか、そーなのか、早めに時間を決めて予約しておけば良かった…と思うも、後悔筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-12266359718994872652019-05-16T00:25:00.001+09:002019-05-16T09:04:05.041+09:00吉備中央町に重森三玲のオリジンを訪ねる(前編)_こんぴら歌舞伎2019・帰り道琴平町・金丸座の「こんぴら歌舞伎」への遠征(4月19日〜21日)の帰り道、岡山に途中下車して1泊し、吉備中央町に寄り道しました。吉備中央町…奥州仙台住まいの虫六には見当もつかない土地で、そこはいったいどこでしょう?って感じなんでございました。
GoogleMap
なぜにこの町に向かうことになったのか?と申しますと、
それは、昭和を代表する作庭家で、戦後の前衛芸術運動にも多大な影響を与えた重森三玲の生誕の地であり、処女作をはじめ所縁の作品が多く残っている土地だからであります。
重森三玲(1896年〜1975年)の作庭したお庭を巡ることをささやかなライフワークとしている虫六、機会をとらえてあちらこちらをお訪ねしております。
○木曽福島・興禅寺
○東福寺界隈
○重森三玲庭園美術館
○松尾大社
○大徳寺瑞峯院
○岸和田城「八陣の庭」
が、さすがにここまで行くのはハードルが筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-46770868685499027342019-01-13T01:59:00.001+09:002019-01-13T02:05:11.610+09:002017年の観劇ベストテン(覚書)←いまごろ寒中お見舞い申し上げます。
今年は、喪中につき年賀のご挨拶を欠礼させていただきました。
そして、年末に大掃除の傍ら整理しようとおもっていた去年の観劇関係の資料、手付かずで年を越してしまいました。あー、こーしてみると、本当にいかにブログをサボっていたかが知れちゃうなーと思いながら、本棚に仕舞い切れない筋書きの山をみる。正月から反省反省。(生写真の整理は未着手のまま)
そんなわけで、松も開けてしまったというのに
いまごろ(?!)な、2018年ベストテンなど…(以下観劇順)
『仮名手本忠臣蔵 七段目』(白鷗、仁左衛門、玉三郎)2月歌舞伎座
『神田祭』(仁左・玉)3月歌舞伎座
『絵本合法衢』(仁左衛門)4月歌舞伎座
『切られの与三』(七之助、梅枝)5月 コクーン歌舞伎
『盟三五大切』(幸四郎・七之助・獅堂)8月歌舞伎座
『助六』(仁左衛門・七之助)10月歌舞伎座
『実盛物語』(筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-61425844460993203152018-11-07T01:59:00.000+09:002018-11-07T01:59:22.422+09:0010月に読んだ本10月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:919
ナイス数:35
きのう何食べた?(14) (モーニング KC)の感想
途中3巻ほど抜けてしまったのですが、違和感なく1話完結でも読めるところは秀逸。とりあえず、明日は久しぶりで角煮にしようと思って、今晩のうちにバラ肉下ゆでしました。(笑)←影響されやすいので。
読了日:10月29日 著者:よしなが ふみ
貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 (幻冬舎文庫)の感想
Kindle版。先だって読んだお父さんのことを書いたエッセイやラジオの人生相談の切れ味の良さで、ジェーン・スーさんは最近とても気になる人物です。女子目線ではあるけど、ちょっと立ち位置がずれている。めんどくさいこともあえて丁寧に考えてみる…でも難しい言い方をする分けじゃない…は好ましい。ただ10年くらい若い方なのと、東京生まれ東京育ちの方のなので、いろいろと感性的な筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-63556167653299611572018-11-03T01:31:00.002+09:002018-11-03T01:35:58.564+09:00一世一代?仁左衛門の『助六』_歌舞伎座十月大歌舞伎・夜の部歌舞伎座百三十年「芸術祭十月大歌舞伎」は、十八世中村勘三郎七回忌追善でした。
夜の部に仁左衛門さんが『助六』を掛けるというので、虫六も黒い羽に磨きをかけて、花道脇の良席をゲット!久しぶりの贅沢芝居見物となりました。
(すみません、ブログをサボっているだけで、そこそこの席で春場も夏場も芝居は見てました…と白状だけしておきます。)
本当は、昼の部も幕見で観ようかと目論んではいたのですが、今月は幕見もヒートアップしているご様子で、さらに日曜日だったので一番列車(もちろん新幹線です)に乗る体力はないなーという自覚があったのと、そこで無理をして夜の部に居眠りしてはいかん!とさまざま考えて、昼過ぎに木挽町に到着。古本屋さんで油を売って、N姐さんと待ち合わせ時間に合流。
勘三郎さんが亡くなって丸6年…もう7回忌なんだって。なんだか信じられないなぁ。
遺影の前に人だかりがあり、正面から筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-35713135864716126832018-10-17T11:41:00.000+09:002018-10-17T23:01:53.974+09:002度目の「梅の栄」_第5回忠美恵会13日は、我が松永忠美恵一門のお浚い会でした。
予告のとおり、会場は宮城県知事公館。明治時代の建物です。
もう、お座敷文化が壊滅している仙台あたりでは、長唄の演奏会などさせてくれる会場はなかなか無いのです。いつもお借りしている広瀬川沿いの市民センターはこの日、自前館のお祭りイベントで貸し出ししないと言われ、途方にくれた先生を尻目にこの会場を探しだしたのは、へへへ、虫六の手柄です(←つまり自分で自分を褒めている( ̄ー+ ̄))
お天気も良くて良かった。
ただ場所を貸していただくだけなので、会場作りも限られた時間内に自分たちでいたします。といっても、今年は忠美恵会の参加メンバーは3名。家の事情や健康問題などでお休み中の方々もいて寂しい限りです。そんなわけで若手(といっても50代)が中心になって家族・親族を動員してバタバタと。
「何人来るかなー、足りないんじゃないかな…」
筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-16981956321454730322018-09-26T23:56:00.000+09:002018-09-26T23:56:19.263+09:00球根の正体さて、後日談。
大方の予想を裏切ることなく、伸びてきた球根の芽は、この花でありました。
お彼岸に咲く花ね。
茎が短いやつもありました。
「彼岸花」とも「曼珠沙華」とも呼ばれるこの花は、
国立公文書館さんの春分の日(9/23)のツイートによると、「石蒜(せきさん)」とも言うそうで、鱗茎は毒性がとても強いので、くれぐれも口にしないように…とのことですが漢方の外用薬として用いられることがあるんだとか。
国立公文書館 (@JPNatArchives)
2018/09/23 8:00
今日(9/23)は秋分の日。『庶物類纂図翼(しょぶつるいさんずよく)』より石蒜(せきさん)です。同書は幕臣の戸田祐之による薬草類の写生図画集で石蒜は彼岸花の生薬名。猛毒の鱗茎は服用厳禁ですが、漢方の外用薬として用いられることがあります。buff.ly/2Nw2Qye 筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-21750807454965929312018-09-18T00:49:00.002+09:002018-09-18T01:01:49.328+09:00松と球根2年ほど前でしょうか、我が家のベランダのプランターに、どこからか松ぼっくりのタネが飛んできたらしく、それが芽を出したのです。
なんじゃこりゃ?松だぁー!と、なんだかありがたい気分で、そのまま放って置いたら、
松ってけっこう丈夫なものらしく、特に世話もしないのにニョキニョキ伸び出してきたのです。
夏ともなれば、1年ポッキリで伸びて枯れてしまったり、地を這うように枝や根を伸ばすハーブたちに混じって、慎ましく枝をまっすぐに伸ばしている姿をみて、「なんだか小学校の教室みたいだなー、個性色々で…」などと面白がっていたのでしたが…
今年の夏、急に父が逝ってしまい、自分が建てたお墓に隠れてしまったので、また、(神道なもんで)お墓には榊だけでいいというのが父の信条でお花も上げられないので、思い立って、寂しくないようにと我が家の松の木を50日祭の日にお墓の脇に移植してきました。
筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-3598301167881270232018-09-05T16:09:00.000+09:002018-09-05T16:12:32.008+09:00このところ読んでいた本歌謡曲から「昭和」を読む (NHK出版新書)の感想
歌謡曲を通してみる文化論。「昭和」の時代に最前線でヒット曲を飛ばしてきたなかにし礼さん。その見識の深さは、自らが闘って来た相手を分析する目なのかもしれない。軍歌と流行歌のことを説得力をもって語れる数少ない書き手だと思う。今のヒット曲の作家達が時流にながされてマインドコントロールの先鋒を担ぐことがありませんように。
読了日:08月30日 著者:なかにし 礼
愛されすぎたぬいぐるみたちの感想
愛されすぎて「ライナスの毛布」みたいにボロっちくなっても、まだ大切にされているぬいぐるみの写真集。それぞれのエピソードもいろいろ。持ち主が変わったりして100歳を越えるぬいぐるみもある。「キリンのゲリー」君にいたっては、どこかのお堂の秘仏みたいだった。愛くるしさやふわふわを通りこして、ぬいぐるみの中に魂を育てていくんでしょうね。
読了日:08筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-52559358876314445542018-08-28T00:16:00.000+09:002018-08-28T00:16:27.406+09:00お稽古再開はぁ、5月の、慙愧丸P観桜会のあとから、「いろいろ」と一口では括れない出来事が動かしがたくあり、結局6月〜8月とほとんどお三味線どころでない状況になってしまいまして、お稽古をお休みにしていただいておりましたが、本日よりお稽古を再開いたしました。
もう、手もぼろぼろかなと思って、恐る恐る師匠の前に座りましたが、けっこう身体が覚えていてとりあえず最後まで弾けまして、師匠も意外そうにしてました(苦笑)
譜はみたけれども(;゚∇゚)
しかし、本番は10月13日(土)。あっという間だね。
大丈夫なんだろうか…。すでに身心くたくたなんですが。
ところで、今年の忠美恵会の会場は、なんと、宮城県知事公館であります!
長唄にはそれほど興味ないという方でも、この建物にはいちど入ってみたかった…という方いませんか。ご用とお急ぎでない方はぜひ演奏会を聞きにきてくださいませ。
虫六までご筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-69282011728454002282018-05-03T13:28:00.000+09:002018-05-03T20:53:24.534+09:00慙愧丸プロジェクト観桜(葉)会2018ご無沙汰しております。虫六でございます。
「ブログは筋トレだ!」とかエラそうなことを抜かしていたにも関わらず、もう“ことば筋肉”もショボショボの体たらく…情けない今日この頃…。3ヶ月ごとにやってくる激務マンスリー(休日なし&深夜残業)が尾を引いて、免疫力激落ちの昨今でございます(ああ、去年の今頃は帯状疱疹だったわい)…が、元気の出るイベントがありました!
それは!毎年恒例の、『慙愧丸プロジェクト観桜会2018』でございます。
まあね、今年は桜も花は期待してなかったわけですが、それでもいつもよりお早めの4月30日だったのに、…葉桜どころかまったく咲いてませんでしたな。
でも、暖かくて風もない、心地好いピクニック日和でした。
さっそくお弁当を拡げたその真ん中に…。
監督が持ち込んだ、謎の装置…。なにこれ?
なんと子どもたちが小さい時に遊んでいたという「回転寿司ごっこ」筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-64300968750245342182018-03-08T01:27:00.002+09:002018-03-08T01:27:55.053+09:002月に読んだ本2月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1477
ナイス数:20
兄弟 (文春文庫)の感想
「石狩挽歌」の歌の背景は凄まじい世界だった。まともに仕事をしたことはないのだけれど、うまくいかないと分かれば徹底的に負けないとおさまらず、億単位の借金を弟に肩代わりさせて、当たり前と悪びれもせず虚勢を張る、特攻の生き残りの兄。他人からみたら、こんな無茶苦茶な怖い人世の中にいるの?!なんだけど。それを受け入れて借金を完済しつづけ(!)なお鎖を断てない、才能ある弟も凄い。なかにし礼の作詞家としての成功の裏に、こんなブラックホールみたいな兄の存在があり、それがある意味、創作のエネルギーだった、というのも。
読了日:02月24日 著者:なかにし 礼
羊の木(5) (イブニングKC)の感想
kindle版、最終巻。
教育長・白尾政光、大型ダンプカーで大暴れ。重機の凶暴さが犯罪を通り越してい筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-83565243271057220192018-02-18T02:00:00.001+09:002018-02-18T02:03:17.843+09:00玉・仁座のお軽・平右衛門に放心状態_二月歌舞伎座夜の部「至芸」という言葉がありますね。七代目三津五郎の踊りであるとか、四代目竹本越路太夫の切り場語りであるとか、大成駒屋の女形であるとか、いまや言葉や映像や音源の記録でしか知ることができない名人たちの「至芸」というものに、とても憧れ、その時代に遅れたことをとても残念に思うことがあります。
今月の『仮名手本忠臣蔵』の七段目は、そんな風にのちの語り草になる名舞台だったと思うのです。自分の生きた時代で「至芸」を見ることができたと思えた、そんな玉三郎と仁左衛門のお軽・平右衛門でした。
今回の公演は、奇数日と偶数日とで配役が変わって、お軽=玉三郎(奇数)・菊之助(偶数)、平右衛門=仁左衛門(奇数)・海老蔵(偶数)となっていたせいで競争率が倍になり、また、出演者が多いため後援会が押さえてしまっていたのか、とにかくチケットが超がつく激戦でした。歌舞伎会の先行の売り出し日、一般会員に回って来る頃には、週末筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-37068873145170287162018-02-16T00:44:00.000+09:002018-02-17T23:35:53.130+09:00高麗屋三代襲名は超豪華幕の内弁当のようだった_まずは二月歌舞伎座昼の部を幕見で年明けの歌舞伎座は、高麗屋の三代襲名で話題持ちきりでした。テレビでも録画・再生が追いつかないほどに。しかし、うずうずする気持ちを1月はぐっと我慢した虫六…。
なぜって2月の夜の部に玉三郎・仁左衛門のお軽・平右衛門で『仮名手本忠臣蔵』の七段目がかかるという、聞き逃せない情報が入って来たからであります。
なんせね、交通費2万円かかりますから、演目は選ばねばならないのが地方在住者の現実であります。
で、「チケット取得ハードル高すぎ問題」とかいろいろありましたが、なんとか自力で確保して、3日(土)シャーロックママさんとご同伴でやってきました、今年はじめての歌舞伎座へ!
待たせたなー!木挽町。
今回ゲットしてあったチケットは夜の部のみ(松竹さん、襲名のたびに2000円ずつ値上げするのやめてくださーい!頼みますよぅ!)でも、せっかくなので昼の部は幕見でみようということになり、売り出し筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-13311269274141720232018-02-11T12:07:00.000+09:002018-02-11T12:07:36.667+09:001月に読んだ本1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:823
ナイス数:26
長崎ぶらぶら節 (新潮文庫)の感想
丸山芸者・愛八の心意気が清々しい。叶う恋でもないのに古賀のために旦那と縁を切り、三味線持って歌探し調査の相方を務める。藝能研究は知識や審美眼だけじゃだめで耳と技がないと出来ない。愛八が古賀になぜ自分を選んだのか尋ねると、「人間の声は化粧もできんし、衣装も着せられん。しかし歌うときとか芝居をする時、または嘘をつく時、人の声は化粧もすれば変装もする。その時に品性が出るもんたい。…(略)…おうちの歌は位が高かった。欲も得もすぱっと捨て去ったような潔さがあった。…(略)…品とはそういうもんたい。」凄い殺し文句だ。
読了日:01月22日 著者:なかにし 礼
大奥 15 (ヤングアニマルコミックス)の感想
家定、ほんのひとときでも幸せを実感できたのが過酷な人生の中のせめてもでした。胤筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-86492304553767892102018-01-21T20:21:00.000+09:002018-01-21T20:21:27.890+09:00チンチリレンでお弾き初め虫六、今年のお三味線初稽古は15日(月)でした。
じつは正月13日(日)に一門の新年会があり、その席で、兄弟子Kさんが今度挑戦する『二人椀久』がシネマ歌舞伎ではじまったと言う話になり、先生が「明日見に行こう」という流れから、虫六がチケットをネット予約することになり、姉弟子Nさんともども映画を観にいくことになり…(一門のツアコン係なんで)で、すっかりはまってしまったのが、玉三郎丈の『京鹿子娘道成寺』。
映画は、玉三郎丈が若手4人(勘九郎・七之助・梅枝・児太郎)をひっぱっての『京鹿子五人娘道成寺』なんですけども。舞台映像としても記録価値あるものですが、それぞれが踊るパートの合間にインタビューが挿入されて、とっても見応えのあるドキュメンタリー映画になっていました。正直、この演目が歌舞伎座でかかった時は「五人ってどおよ?」なんて不遜にも思って食指が働きませんでしたが、こんなに華やかで面白い筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-73525724911544355782018-01-07T11:11:00.000+09:002018-01-07T11:11:15.412+09:0012月に読んだ本12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:368
ナイス数:9
舞うひと 草刈民代×古典芸能のトップランナーたちの感想
雑誌「なごみ」で連載された対談が単行本に。各分量は少なめですが(実際はもっと合ったのかもと想像)どの対談も良くまとまっていて面白かった。バレリーナという立ち位置から日本の「舞う」伝統芸能に切り込む草刈民代と言う聞き手の感度や理解の深さが感じられた。日本文化が相対化されたこともあるけれど、小さい頃から成長過程を身体を作り技を磨くことに費やして来た経験を共有してこそのやり取りだった。萬斎との声をめぐる話、猿之助の「ワンピース」における洋舞への翻訳の話、麿赤兒とも!そして、写真がきれい…さすがは淡交社…。
読了日:12月29日 著者:草刈 民代
国立劇場・歌舞伎の型1 仮名手本忠臣蔵の感想
国立劇場芸能調査室編で昭和47〜8年に発行された(13)仁左衛門芸談筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-69921042756503902812018-01-01T00:20:00.002+09:002018-01-01T00:20:37.811+09:00明けましておめでとうございます。平成30年
新年明けましておめでとうございます。
近頃サボりがちなブログではございますが、
気が長いのだけが取り柄なので、
ぼちぼち書いて参ります。
今年もよろしくお願いします。
平成30年1月1日
筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-59059585107042577872017-12-31T19:53:00.005+09:002018-01-06T12:30:36.343+09:00仁左衛門の早野勘平で2017年の歌舞伎見納め_歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』11月の「ワンピース」昼公演終了後、ソッコーで向かった先、それは木挽町の歌舞伎座です。
吉例顔見世大歌舞伎
平成29年11月1日(水)~25日(土)
【夜の部】
一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
同 二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
早野勘平 仁左衛門
女房おかる 孝太郎
斧定九郎 染五郎
千崎弥五郎 彦三郎
判人源六 松之助
母おかや 吉弥
不破数右衛門 彌十郎
一文字屋お才 秀太郎
恋飛脚大和往来
二、新口村(にのくちむら)
亀屋忠兵衛 藤十郎
傾城梅川 扇雀
孫右衛門 歌六
真山青果 作 真山美保 演出
元禄忠臣蔵
三、大石最後の一日(おおいしさいごのいちにち)
大石内蔵助 幸四郎
磯貝十郎左衛門 染五郎
おみの 児太郎
細川内記 金太郎
吉田筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-21566488445329848422017-12-29T16:51:00.000+09:002017-12-31T13:43:57.776+09:00スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』_波乱と感動の航海いろいろ忙しくて、ゆっくりブログを書いている暇がない(ホントに無い!)日々ですが、今年のうちにこれだけは書き留めておきたいという思いで記す日記。その1。
というわけで、スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』のことを書いておこうと思うのです。
平成27年の『ワンピース』初演は新橋演舞場で拝見して、これはもう衝撃で、その時も歌舞伎史の事件だと思っておりました。そのあと、シネマ歌舞伎にもなり、それを見た虫六子も夢中になり、「再演したら絶対見たい!」とせがまれて、「よし!なんとしてもチケットゲットしような!!」と2倍増しで気合いを入れて、今年の10月からの再演を待ちかねておりました。
そして万難排して10月の公演を2枚ゲットし、11月に仕事がありそうだったので休日くっつけて尾上右近さん主演によるマチネ「麦わらの挑戦」も見る気満々ですべての予定を整えておりました。
巳之助さんの魅力を見いだした筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-53275033944622817132017-11-14T01:03:00.000+09:002017-11-14T01:03:21.401+09:0010月に読んだ本10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:624
ナイス数:5
浅草演芸ホールの看板猫ジロリの落語入門の感想
たしかこの猫の噂はね、去年の長唄の会のゲストでいらしてくださった柳家小菊師匠から聞いたんですよ。浅草演芸ホールが鼠対策に猫を飼った話。それでどんな猫なんだろうと気になっていたら、なんと写真集が出るほどの看板猫になっていたんですね。「ジロリ」って名前がついていたのかー。昔、実家でかっていた猫(名前は「ゴマ」)にも似ていて親近感。落語家さんは猫好きが多いのかな?っていうか、猫好きの人たちを寄席に誘い込もうっていう意図の入門書でした。でも「ジロリ」に会いに浅草演芸ホールに行ってみようかな?と言う気になりました。
読了日:10月31日 著者:
ちゃぶ台返しの歌舞伎入門 (新潮選書)の感想
著者の飄々とした文体とゴレンジャーにまで触手を伸ばすサービス精神に油断して読み進筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-86095673765886707752017-11-13T01:30:00.000+09:002017-11-13T08:47:19.628+09:00国立劇場10月歌舞伎『通し狂言 霊験亀山鉾』今年は仁左衛門丈の「悪の華」が乱れ咲きなのでございます。
夏の大阪松竹座に仁左衛門丈の『盟三五大切』を拝見しに参上したことは、以前に書きましたが、10月には国立劇場にてこれまた悪役が主人公の南北もので『通し狂言 霊験亀山鉾』が上演されました。(あう、1ト月もライムラグ…忝ない)
…というので、家元の会終了後、休日を虫六子のアパートにしつこく滞在して、初日の舞台をみて帰る作戦にでた虫六でございました。まあ、がんばった自分へのご褒美に、仁左衛門の極上注入ってことで…ちょっと過分なご褒美かも知れないけれども。
四世鶴屋南北=作 奈河彰輔=監修 国立劇場文芸研究会=補綴
通し狂言 霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)― 亀山の仇討 ― 四幕九場
序 幕 第一場 甲州石和宿棒鼻の場
第二場 同 石和河原仇討の場
第三場 播州明石網町機屋の場
二幕目 第一場筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-57240288766963317852017-10-23T13:01:00.001+09:002017-10-23T13:01:35.306+09:0010月歌舞伎座『極付印度伝マハーバーラタ戦記』家元の会にN姐さんが聞きにきてくださり、歌舞伎座にかかる『極付印度伝マハーバーラタ戦記』のチケットがまだ3階席に空きがある…という話になり、虫六的には今月は悪の華(国立劇場『霊験亀山鉾』)と『ワンピース』があるので優先順位低めでしたが、3階なら見に行ってみようと盛り上がり、2日目の舞台を観にいきました。
3階A席のチケットは歌舞伎会のゴールド会員さまに先買いされるので、虫六が旅費を掛けても観たいと思うような演目はなかなかゲットできず、あまりこの席で観るチャンスはありません。また「旅費掛けるくらいなら花道脇で見たい」と思ってしまうのが人情でございましょ。
新歌舞伎座の3階席、けっこう見通しが良いです。1階の高い席で前の人の頭が邪魔になるところよりも、ストレスがないかも…。
新作歌舞伎『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』
序幕 神々の場所より 大詰 戦場まで
迦楼奈(かるな)筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2168269997748864976.post-6975260821650631372017-10-17T00:42:00.002+09:002017-10-17T00:42:40.043+09:009月に読んだ本9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:698
ナイス数:19
イケズの構造 (新潮文庫)の感想
面白いなぁ、京都人の言語感覚。京言葉の3段論法(?)注意→イケズ→いらんこと、の塩梅が分かるようになるとそうとう面白そうだと思うけど、所詮、我も「よそさん」なんで、京都に入ればただの生け贄か?でも、日常的に歯が浮く会話より、毒交じりの会話が出来る人の方が楽しいよね。京都の人に限らずですが。それはそれとし、ひさうちみちお先生がお元気そうで、嬉しい限り。
読了日:09月26日 著者:入江 敦彦
夜長姫と耳男の感想
野田版歌舞伎「桜の森の満開の下」の影響で、原作関連の読書をしていましたが、この作品を一等先に読むべきでした。先日、残夏の小学校の校庭に大きな蜘蛛の巣が張っていて、思わずプチプチと糸を切って慌てる蜘蛛の様子を観察してしまい(夜長姫みたいだな)と思いました。高楼の上から、筋書屋虫六http://www.blogger.com/profile/03019624560208884702noreply@blogger.com0