「虫六さん、会津から浅草まで直行便の電車が走っているの知ってるか?あれは一度乗ってみたほうがいい」と。
〵(=゚ω゚=;)/ なんですと!いきなり浅草に着くんですか?浅草に!
…なかなか東北にお住まいじゃない方はイメージしにくいかもしれませんが、新幹線を使わずに、仙台から“会津まわり”で東京に行くって、とお〜っても回り道、しかも決して安上がりでもないときて、二の足を踏んでいたんですが、夏休みに虫六子のところに行くついでに、思い立って実行してみることにしました。
虫六子の帰省に付き合うのに青春18きっぷ(5日間普通列車が乗り放題。特急には乗れないけれど、複数人で利用することも可能。もちろん大人でも使えます。)を持っていたので、行きの在来線はこれを利用することにして、時間節約のために、郡山までは新幹線を利用することにしました。仙台ー郡山新幹線Wきっぷを金券ショップのばら売りで購入。
郡山から先は、こんな行程でございます。
よく知らないけど、もしかしてコレ、なかなかレアな車内補充券では?
検札の車掌さんに見せたら、「ほう」って顔をされたので、『銀河鉄道の夜』のジョバンニにでもなった気分でした。へへへ。まぁ、思い込みですけども。
お、映画『Railway』を地でいく見習い車掌さんだ。(さきほどの車掌さんとは別の方です。)
絶景かな、会津!
途中で降りてみたい駅が沢山ありました。
会津田島駅で乗り換え。待っていたのは『リバティ会津』。東武の新しい特急車両です。
実は、この列車、東武のホームページで指定の予約を入れたまではいいのですが、きっぷを受け取るのに、東武の旅行代理店か東武の駅でないと受け取れない上に、どちらか選ばなくてはならないのでした。で、S市で代理店があるのかどうかもわからないので、連絡時間が20分あるから、会津田島で受け取ればいいと思っていたのですが…。
駅について、調子よく写真なんか撮って、さあ予約した切符を受け取りに行こうとしたら、窓口は長蛇の列…うげげっ、しかも、地元のおじいちゃんとパソコン不慣れっぽい駅員さんがずーっと何やらやっていて、並んでいる人たちも相当イライラモード。
…そうこうしているうちに、『リバティ会津』の改札が始まってしまったよぉおおおお!!!!
で、そのおじいちゃんの対応が終わったら、「さぎに特急の人の分やっから、以外の人はあど」って。ひぃ。…そしたら3人くらいになって、汗汗。はやくぅ〜。
やっと順番がきまして、予約のプリントを出して指定特急券を買おうとしたら、「あれ?」って怪訝な感じになり、奥にいってパソコンに慣れた駅員さんを呼びにいっちゃった。
で、「あー出発15分前で、予約が取り消されちゃったねー」って。
まじかー ○|_| ̄ =3 ズコー これはオイラのせいなのか???
納得できないまま茫然としていると、「席に余裕があるから、指定取り直してやるから、浅草駅にいったら窓口で断ってください」と。
お盆繁忙期でしたが、逆コースだったのが幸いしてなんとかなりましたが。大丈夫なのか?これでいいのか?
こちらから『リバティ会津』を利用される際は、ネットではなく、旅行代理店で予約することをお薦めします。とりあえず。
なにわともあれ、ローカル線の旅番組にでるような駅弁(緑屋・松茸二段弁当)を食べながら三時間半の特急電車の旅。
鬼怒川温泉とか東武ワールドスクエアとか経由しながら、会津の景色を楽しむつもりが、前の座席を、通路を挟んで小さい子ども2人連れの母親と「おじちゃん」と呼ばれる男性1人のグループが(空いているのをいいことに)占領。なにやら複雑な人間関係なのかしら?「おじちゃん嫌い」とか「おじちゃんなんでそっちに座んの?」とかおこちゃまの声が響き渡っております。そして、そんな子どもを向こうの座席において、前の席で「おじちゃん」とイチャつく母親…とか。
なんで、この席…開放的な旅気分はたいぶ侵害され、東武のインターネット予約システムを恨む虫六でありました。
そうこうしているうちに、電車は住宅街に。都心に近づいて来たわいな。
なぜここに「クレヨンしんちゃん」のラッピング電車がいるの?と思ったら、ここは春日部駅でした。(*^-^)
あ、東京スカイツリーが見いる!浅草が近づいているよぉお。
でかっ!東京スカイツリーでかっ!先端が雲に隠れております。
いやはや、本当に浅草に着いちゃいましたよ。
嘘じゃなかった。
東武の駅、こんな風景だったのは知ってましたが、いま自分が会津からやってきて着いた駅かと思うと、感慨深いものがあります。
浅草寺に「おかげさまで着きました」とご報告。(* ̄ー ̄*)
お盆でも観光客で賑わう浅草よ。
で、この日の本来の目的地は、実は三軒茶屋の世田谷パブリックシアター。
ぎりぎりでしたー!
「杉本文楽・女殺油地獄」ね。この話はまた。
後日談)
仙台に帰ってから、会津ー浅草の旅についてK老人に報告したところ、
K「なに、虫六さん本当に行ったのか!?偉いなぁー、すごいなぁー」
虫「すごいなぁーって、Kさんもやったんでしょ?」
K「いや、俺は鬼怒川温泉までしか行ったことないの」
虫(人に勧めといて、まだ未踏だったんかーい!(*`ε´*)ノ)
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