2014年10月27日月曜日

鞍馬山、未だ霧の中

虫六です。
職場では、毎週末にどっかんどっかんと血圧が上がるような行事ごとがあり、休み抜きの今日この頃、練習もままならないままに、今週末は「松の会」本番となってしまいました。あぁ。


今日は久しぶりで先生の稽古。予行演習で横並びで弾いていただきましたが…。げげ、暗譜ができてない…、手が停まってしまいました…||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||  
あんなに朝練したのに、身についてないじゃないか…。(っていうほど、練習してないってことですけど)…本番で白くなるのか俺?怖いぞ。

そんなわけで、出来にダメがでまして、譜をだいぶ削られてしまいました。とほほ。
ちょっと良いところだったのですが…悔しいなぁ。しかし凹んでいる暇はありません。抜いた譜の構成を覚えなければ!今年は、譜を見ないで弾くんだもんね。
…最大の敵は自分の中にいるってことで。






2014年10月16日木曜日

いまも線路がちぎれたままだった

10月初旬、テツ道ご指南役の皆さまと気仙沼線を走っているBRT(バス高速輸送システム)に乗ってきました。…という目的のツアーに参加して、なかなか足を向けるチャンスがない気仙沼を訪ねてみました。

 ツアーの出だしは、リゾート快速みのりで小牛田まで行きます。
リゾート快速、先日長野でも利用しましたが、お薦めです。

座席を回して、遠足気分で乗っていると、岩切あたり(はっきり覚えておりません)で、寝台特急カシオペアが急に車窓から見えて、車内のみなさん大騒ぎ!もうとっくに東京に着いてなければいけない時間なのに、側線に停まっておりました。機関車故障かナーとか、みんなドキドキしておりました。

戦隊ものみたいな顔つきのリゾートみのり(小牛田駅にて)。
あっという間でした。

 小牛田駅は、キハ車両の集合基地となっております。

東日本大震災の甚大な被害により、気仙沼線は柳津駅から鉄道は復旧されておらず、今も不通です。BRTというバスに乗り換えて、気仙沼まで行きます。
BRT*は、もともと線路だった専用道路と一般道路を乗ったり降りたりして進みます。鉄道で行くよりはだいぶ時間がかかるようです。私たちが乗ったバスは立派な低床ハイブリッドカーでした。
 *「BRT」とは、バス・ラピッド・トランジット(Bus Rapid Transit)の略で、連接バス、PTPS(公共車両優先システム)、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステムです。  …詳しくは、こちらを参考に。


一般道から専用道に入ります。
一般車両がまちがって進入しないようにハッキリ色分けしてあるようです。

鉄道線路があったところをタイヤで走る不思議な感覚。海を眺めながら、トンネルもくぐっていきました。

 あ、色分け道路だ、そろそろ専用道路から一般道へ降りる地点です。
ガランとして、何も無い土地という印象…。

ここは志津川駅付近の仮設商店街「南三陸さんさん商店街」。
今回は途中下車出来ませんでした。

あ、これは有名になった南三陸町の防災対策庁舎です。真横を通りすぎていきました。
更地に雑草が生い茂り、道路は工事されているけれど、殺風景な景色が延々と続いています。このあたり、震災前はどんな様子だったのかな。

 遠くの高架橋が途中で崩れていました。あぁ、線路がちぎれている。

うわっ、無残。
3年半、このままなのか…。国も、某巨大民間鉄道会社もなんとかしようとは考えていないってことなのだろうな。たぶん。

 本吉駅はまだホームがありました。
線路がここで切られて、ここから専用道路に入ります。

 瓦礫の山をみると、やっぱり心が冷えますね。まだまだこんなにあるんだ。

気仙沼駅に到着。
お隣は大船渡線のホームです。

 南町紫市場の特急寿司で、お昼をいただきました。

鉄道好きの親方。瓦礫の中から見つけ出したというOゲージ模型がカウンターにかざってありました。

K御大(86才)の付き添いで、御大のおばさま(95才)という方に会いにいきました。このあたりは、津波にさらわれてガランとしており、まわりは廃墟然とした建物が目立ちましたが、そのなかで営業しているお店や病院もありました。

「おばさん、若い時本当に綺麗で、おばさんに会いたいためによくお家にお邪魔したもんだった。でも、あいかわらずお若いね。」
「あらいやだ、Kちゃん、私ももう95ですよ。こんな普段着で失礼してごめんね」
    (まだまだお若いお二人でした…)

海の方に行ってみたい気もしたのですが、御大がご一緒だったので歩かせる分けにもいかず、タクシーで駅に戻りました。運転手さんに聞くと、気仙沼もだいぶ人が減ってしまって、がんばって仕事に出て来ている人のほとんどもまだ仮設暮らしなんだとのことでした。

 駅に戻ると、ポケモントレインが出発するところでした。

 1時間に柳津行き1本、本吉行き1本って感じですかね。

帰りは珍しいキハに乗って、一関経由で帰ってきました。S市についたら夜でした。

BRTという交通システムがどうかということはいろいろ評価が分かれているようです。
しかし、震災の生々しいキズを負った線路がずっと放置されている状況を間のあたりにすると、そのショックの方が正直大きかったです。地元の人は毎日これを見ているんですね。
復興の順番とか採算とかいろいろあるのかも知れないけれど、交通の問題は、国も「黒字民間企業に税金投入出来ないから、意見もできない」なんて投げ出さずに、国造りの問題としてリーダーシップを持って取り組んで欲しいと思った次第です。いずれ、まだまだ時間がかかりそうですが…。

2014年10月9日木曜日

そして、トゥインゴ君おむずがる

車検を1ヶ月後に控えた我が愛車トゥインゴ君。本日、久しぶりでウンともスンともエンジンがかからなくなりました。しかも、出張要件でお邪魔していた民家の駐車場で。

おい、またかよぅ。
本当はいただいた資料など載せて帰るはずだったのに…。
それどころでなくなり、ディーラーさんに連絡したら、代車をトラックに積んで迎えに行くから待っててください、と。
げろろ〜あぁどうしよう(||li`ω゚∞)と、焦っていたら、「まぁ、なかでお茶でも飲んで待っていなさい」と訪問先のお父さんと奥さんに同情され、情けないやら申し訳ないやら。
(地元産の美味しい梨、美味しゅうございました)

4、50分まって、レスキュー隊到着。なにやらエンジンルームの部品をカンカン叩きながら2人掛かりでエンジンをかけて、そのまま工場に運んで行きました。もちろんですが、これは車検と別料金だよねー (ノд・。) 

とりあえず、いただいた資料を代車に載せて職場に帰り、今日の任務は果たしたのですが…。
「演奏会前に皮破裂」、「車検前に故障」、痛すぎます。

P.S
夕方にディーラーさんから電話をいただき、おむずがりの原因は「スターターモーターの故障」と判明。部品代と修理代で75,000円の見積もりでした。車検代…どのくらいになるんだろうなー。(@Д@;


2014年10月8日水曜日

自主練、皆既月食に阻まる

台風にもめげず出かけた今週のお稽古で、ダメ出し天こ盛りだった虫六…。だめだー、残業なんかしているバヤイではないのであります。
翌日から朝練しようと1時間早起きしたにも関わらず、朝の雑事で時間はどろどろと流れ、早めに帰宅しようものの、早く晩飯作ってくれ…とで、さっぱり時間がとれないのでありました(つまり、日頃の家事の手抜きが露見しただけでした)。

で、(家人Tが飲み会ということで)今日こそは!と6時半に仕事を切り上げて帰宅、お三味線を触りはじめたところで、虫六子が帰ってきまして、カメラと双眼鏡を持ってベランダへ。

そう、今日は皆既月食が見られるということで、なにやら望遠鏡代わりに双眼鏡でズームアップして月の写真を撮ろうというのです。

ベランダからみる月食  撮影:虫六子
で、撮れた写真の1枚であります。コケモモみたいだ。
…それはいいんですが、「かあちゃん、三味線の音がベランダにダダ漏れだよ。近所中の人、ベランダで月見ているから、今日はやめた方がいいよ…」と。

あぁ、せっかく作った私の時間が…。びびびびー。

2014年10月7日火曜日

国技館から遠藤の顔ハメが消えた日

世間では御嶽山が噴火して大惨事となり、幕入りしたばかりの逸ノ城が三役なぎ倒して、留まるところをしらず、このまま白鳳まで負かしてしまうんでないか…と、なにやら国民の皆さんにも終末感が漂っておりましたが、横綱が世の不安を鎮めてくれて、なんだか安堵した9月場所でしたね。

そんな場所が終わってしまった翌日の月曜日、虫六はお仕事で両国におりまして、少し時間があったので、新・国技館内にある「相撲博物館」を訪ねてみました。
ちなみに…もう、国技館に「新」は付けなくてもいいんですか??

国技館内には日本相撲協会の事務所や、日本相撲協会診療所(一般外来も受け付けるそうです。いいんでない?)、相撲博物館などがあり、場所中でなくても利用できます。…かえって場所中は入場券がないと入れなくなるようです。

お相撲はないけど、国技館見てみよう、外から。

うお、入り口付近に遠藤の顔ハメが…。
いや〜ん、遠藤にお姫様ダッコしてもらって記念撮影ですか…。

 相撲博物館は、入場料無料(東京本場所中は大相撲の観覧券が必要)で、平日10:00~16:30は開館してます。これは意外に穴場ですよ。

ただ今の展示は「優勝力士100人展」
大相撲の優勝力士は、大正15年(1926)春場所に個人優勝制度が始まって以来、今年3月場所に優勝した鶴竜で幕内優勝100人目の力士を数えるそうです。この展示がけっこう見応えあり。相馬市民なら誰でも応援していた栃東関(現玉の井親方)は、なんと史上2組目の親子幕内優勝だったとか、しかも、序ノ口から幕内まで6つの段(階級)、全ての段で優勝している(各段優勝制覇)のは、羽黒山政司と栃東大裕の2人だけである…とか。
優勝額と新聞社の関係とか、優勝力士に授与される賜杯は、はじめ摂政賜杯(大正天皇時代に病弱な天皇にかわって皇太子が摂政をしていたので)だったのが、菊のご紋でトラブルがあって今の賜杯(ご紋の所のデザインが変わった)になったとか…、知らないことがいっぱいあるなー。懐かしい力士の写真などみながら、さすがに大鵬、柏戸は知りませんが、輪島、貴乃花(初代)、北の湖、千代の富士…とかそれなりに記憶にあったりして(あう、年が分かりますけど)、そういえば晩ごはんの前に父と相撲中継を見ていた昔を思い出しました(遠い目)。
大鵬のだんちな強さもさることながら、昔の力士はけっこう平幕優勝や、優勝も1回・2回などというのも多く、力が拮抗していた事が感じられました。そういう時代の勝負は面白かったでしょうね。

で、けっこう面白かったなーと会場をでたら…。
なんと、さっきまであったはずの遠藤の顔ハメが取り外されていました。( ̄◆ ̄;)
がー、先場所成績ふるわなかったから、逸ノ城あたりのと替えられるのかなー。
盛者必衰諸行無常なり。世知辛いっす。

遠藤、戻ってコーイ!

2014年10月6日月曜日

文楽 平成26年10月地方公演

今年も文楽がやってくる季節となりました。
S市での公演は、10月3日(木)。平日ですが、1日残しておいた夏休みで昼夜公演通しで観にいきました!夜の部は、ガスパール家(現在シャーロック家)のお二人と家人Tが加わりました。虫六子はYB校のため今年はパス。

はい、入り口では文楽人形がお出迎え。「はい、ポーズコーナー」です。(ちなみに、これは夜の部の開場時でした)


人形浄瑠璃 文楽 平成26年10月地方公演

主催:公益財団法人文楽協会
後援:文化庁

【昼の部】
○解説(あらすじを中心に)   豊竹 希大夫

○『曽根崎心中』
  生玉社前の段
    豊竹 松香大夫
    竹澤 宗 助

  満天屋の段
    豊竹 咲大夫
    鶴澤 燕 三

  天神森の段
   お初  竹本 文字久大夫
   徳兵衛 竹本 三輪大夫
   ツレ  豊竹 希大夫
       鶴澤 藤 蔵
       鶴澤 清 馗
       鶴澤 清 公
       鶴澤 清 允

  手代徳兵衛 吉田 玉女
  天満屋お初 吉田 和生
  油屋九平次 吉田 玉也
  女中お玉  吉田 文昇  ほか

『義経千本桜』
  道行初音旅
   静御前 豊竹 呂勢大夫
   狐忠信 豊竹 咲甫大夫 
   ツレ  豊竹 亘大夫
       鶴澤 清治
       鶴澤 清志郞
       鶴澤 清 丈
       鶴澤 燕二郎

  静御前 豊松 清十郎
  忠信(源九郎狐) 吉田幸助

【夜の部】
○解説(あらすじを中心に)    豊竹 咲寿大夫

『菅原伝授手習鑑』
  寺入りの段
   竹本 南都大夫
   鶴澤 清丈
 
  寺子屋の段  
   前 豊竹 英大夫
     鶴澤 清介
   後 竹本 津駒大夫
     竹澤 團七

  松王丸  吉田 玉女
  武部源蔵 吉田 和生
  女房戸波 桐竹 勘寿 
  女房千代 桐竹 紋寿
  よだれくり 吉田 文哉

『釣女』
   太郎冠者 豊竹 咲甫大夫
   大名   豊竹 始大夫
   美女   豊竹 咲寿大夫
   醜女   竹本 三輪大夫

   太郎冠者 吉田 玉也
   大名   吉田 玉志
   美女   吉田 清五郎
   醜女   吉田 蓑二郎

 長老は来ないにしても、いつもより巡業のメンバーが薄いような気がしましたが、またどこかで別メニューでしょうか?勘十郎さんとか一輔さんとか嶋大夫さんとかお目にかかれず寂しいです。
…とはいえ、清治さんの演奏が聴けたので、オーライです。
ひやぁあ、凄かった。若手の義太夫さん三人&お三味線四挺を率いての「道行初音旅」。清治さんの「はっ」が入ったとたんに一糸乱れぬ演奏が始まりました。義太夫さんもダミ声3人で語るとユニゾンでもバラバラな感じがしますけど、今日のは綺麗に合っていました。うっかり舞台に目が奪われていて、はっと床を見たら、清治さんが糸を掛け替えている最中で、二枚目の清志郞さんが立てを弾いていました(咲甫さんが語っていたので、もしかしたら分担部分だったかもしれませんが…)。緊張がこちらにまでビンビン伝わってきて、脂汗が出て来そう。きっちりやってのけてました。文楽は若者が育っているね。その間の清治さんの手早いこと!!!次の間にはまた清治さんの「はっ」が入って、何事もなかったように演奏は続いていきました。気づいてなかったお客さん沢山いたことでしょう。

『曽根崎心中』も見応えありました、お隣さんになったもうすぐ80才になるというお婆ちゃんが初めて文楽をみるということでしたが、とても感激して嵌りそうだと言ってました。旦那さんと趣味が合わなくて誘っても付いてこないと…(いやーね、お婆ちゃん。こういうのは一人でみるのが楽しいのよ。分かる相手ならいいけどね。)天満屋の段は咲大夫さんと燕三さん。

演目的に、出演者的に、主眼は昼の部かなと思っていたのですが、いえいえ夜の部も面白かったです。『菅原伝授手習鑑』も歌舞伎と同じかって言うと、そうでない筋で新鮮です。松王丸哀しい。でも、自分の子供を犠牲するのはやっぱり理解できないんだよう。人の人生で一番悲劇的なことを突き詰めていくとこういう事になるのかもしれないけれど、芝居は同じ悲劇を色を変え品を変え何度も描き直すので、パターンとして見えてしまうのですが…。ひどい話だよ。
寺子屋の段は清介さんの演奏。じーんと深みのある音色です。ご本人も最近髪型を変えたせいかお坊さんのような風格でございました。

『釣女』は狂言が元になったコメディで、笑えました。ドリフみたいだった。ドリフ文楽。こういうの、三谷幸喜さんとか好きだろうな。


さて、こちらは去年から地方公演用に活躍している字幕スーパー用の掲示板。名前は「G・マーク」君だそうです。そのままやんけ!ロボット系の人たちのネーミングセンスって、なんか似てるし。
でも、字幕があるのはとても良いと思いましたー。

また、来年も待ってます!

2014年10月1日水曜日

9月に読んだ本

2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:905ページ
ナイス数:39ナイス

きのう何食べた?(9) (モーニング KC)きのう何食べた?(9) (モーニング KC)感想
「鶏手羽元(手羽先でやりました)のニンニク酢しょうゆ煮」と「水菜と玉葱のサラダ」「ジャガイモのグラタン」を早速作ってみました。美味しくできました。定番化の予感です。シロさんの老眼鏡…、他人事でなく笑えないッス。…、で、ジルベール…。どこまでも小悪魔。
読了日:9月30日 著者:よしながふみ




不屈の春雷〈上〉―十河信二とその時代不屈の春雷〈上〉―十河信二とその時代感想
新幹線の生みの親と言われながら開業式典には招待されなかった十河信二・元国鉄総裁の、波乱の人生。国作りと鉄道は正に一体だった時代。 十河の強烈な個性もさることながら、後藤新平や千石貢など人生観を生む巨人との出会い、種田虎雄をはじめとする親友たち。広軌構想も政争の具にされ潰され、復興局疑獄で投獄されたり、友人弁護団が勝ち取る無罪判決。十河総裁が学生時代に娘義太夫の追っかけ「堂摺蓮」だったとか、国鉄浪人時代に牧野省三とカラー映画を製作したものの火事で焼失して借金が残ったとか…昔の役人ってなんだか人間くさい。
読了日:9月28日 著者:牧久

荒神絵巻荒神絵巻感想
いまどき珍しの「絵物語」形式。連載のときは気がつきませんでした(実はしっかり読んでないのですが)が、変化にとんだコマの場面転換も、最初から意識して描かれていたのか??とちょっとビックリ。絵物語で単行本化を考えていたとも思われないけれど、凄いですね。原作を読んでいればもっとすんなり読めたのかもしれないのですが、文字を追うのは漫画よりは少々読みづらかったかな。次は紙芝居とか作って欲しいです!
読了日:9月22日 著者:こうの史代,宮部みゆき


大奥 11 (ジェッツコミックス)大奥 11 (ジェッツコミックス)感想
将軍が女から男に戻って、大奥が女の世界になって、元の男子大奥が中奥に縮小になって、…なんだかさらにこんがらがっているぞ。でもって、傀儡の男将軍を操る治済は、田沼派を根絶して今度は「大御所」狙い。改革の人・松平定信もあっけなく更迭…おっかねぇ、この人が史上いちばんおっかない人だった。息子も孫も人とも思っちゃいない、とりつく島もないとはこの人のことよ。田沼・源内・青沼の意志がリベンジされる日が来るのでしょうか。頼りないけど家斉がんばれ!
読了日:9月2日 著者:よしながふみ

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