水戸からの帰り道(?)、勝田まで足を伸ばしてひたちなか海浜鉄道に乗り込みました。
この手のアートイベントを見に来るのはひさしぶりですね。
メインの会場は那珂湊駅周辺。ということで、那珂湊までやってきました。
駅で学生に地図入りパンフレットをもらって、散策開始。
朝、S市を出るときには涼しくて、いよいよ秋かぁーと感じたのでしたが、この時間になると悲しいほど暑い。
あ、最初の作品みっけ。白いパネルにタイトルと作家、青いパネルにコンセプト。
う〜ん。
つぎ。 う〜ん。
先日みた映画で、ショーン・ペンのセリフにありました。
体じゅう刺青の男が「俺は刺青師じゃなくてアーティストだ」と自己紹介すると、
「近頃はアーティストばかりが増えて、仕事をする人がいなくなった」と。
午前中にがっちり完成度の高いアーティスティックな仕事人の展覧会を見た後なので、比べては気の毒ですが…。
自意識ばかりが先立ち、アイディア勝負で堅牢さのない作品ばかりを目にするようになって、現代美術への興味が次第に薄らいでいったのだったと、思い出しました。
つい、那珂湊の風景の方が面白くなり…。
被写体変更。
あ、井戸だ、ポンプだ。
植木の家。手が掛かっていますね。
天満宮。ん、賽銭箱のとなりにパネルが…。写真か?
海月をモチーフにしたドローイングでした。
あ、きちんと丁寧に描写している人もいるんだ。
でも、この展示スペースは大丈夫かな?ビニールはかけてあるけど、期間中ずっと陽に晒されているようで…。
コンクリ壁が(たぶんあの地震で)落ちて、中から石積みが見えていました。
那珂湊はやはり海運の町なんですね。
こちらはお休み処。
なんちゅうか、商売っ気はないようでした。
MMMの縦看のうらに面白い看板が隠れていました。
那珂湊地図。
良い感じの踏切ですね〜と写真を撮っていたら、工事現場のおじさんに「何撮ってんの?」と声を掛けられました。
虫「え〜と、踏切です。」
おじさん「何で踏切なんて撮ってんだ?」
虫(えっ、何か私浮いてますか??)
だって、木製枕木ですよ。いまどき珍しい…。
路地の奥に、バスのお尻が…。
これが広報に使われていた「おさむシアター」。会期終了間際で片眼が落ちていました。
どうやらいちばん鉄臭い作品でしたかね。当番の学生さんが暑そうにしてました。
ご苦労様。
レールと架線コードの柵。
ダリアが鮮やかに咲いてました。誰が植えたんでしょうね?
再利用でガードレールになった古レールにこってりとさびがのってます。
この日の内に帰宅せねばなりませんが、在来線の連絡が悪い上に時間もたっぷりかかり、小山・宇都宮方面に出るのが疲れそうなので、勝田から「特急ひたち」で上野にでました。
うしし、新型車両だもんね。(←目的はそれかい?)
遠回りと思いきや、快適な特急の旅であっという間に上野について、そこから「新幹線はやて」でS市に直行!
なんと1時間以上も時間を節約してしまいましたが、交通費は1.5倍もJRさんにお支払いしました。
でも、なーんかおかしくね?