2011年8月27日土曜日

救援物資を食しつつ、明日の選挙を考える

今日は珍しく土曜日で仕事が休みだったのですが、家人Tも虫六子もいなかったので、一人で昼食。
震災のライフラインが止まったときに、銀子さんから「救援物資」で送ってもらったチキンラーメンを食べてみました。あの困窮時にこれを食べずに済んだ我らは本当に幸せ者でした。
感謝していただきます。


ところで、このところのマスコミはマジおかしい。
この国難の時局に総理大臣が変わるっていうのに、暴力団と親密だった芸能人が引退するってニュースがトップかよ!って思います。しかも20分くらいやってないか?
その選挙がどんなに詰まらなくても、ことの大事さには順序があると思うんだけど。

それにしても島田紳助が好きという人は少なくても私のまわりには一人もいないのに、なんで…とか思っていたら、日経ビジネスに小田嶋隆さんがエラク鋭いコラム「なるべくはやく芸能界に復帰してください」を書いていた。あの人もこの人も、みんなは嫌いだっていうのに、悪い人の臭いぷんぷんなのに選挙に受かっちゃう構図ってこういうことだったのか!
…政治家を生み出す構図に絶望するよ。
そして、ただ尻馬に乗って世の中をかきますマスコミにも失望しますね。
私もお願いします、はやく芸能界に復帰してください。

あー、明日はS市市議選ですなー。
すぐにボランティア入りました〜って強調している人には入れない!ってことだけは決めてますがね。


2011年8月22日月曜日

スライスしました

直ちに生命に影響はない(と思われる)持病の疾患の検査のため、MRI検査を初体験しました。この歳にして初めて体験というのも、なんだかどきどきです。


おおよその予想通り、あのチューブみたいなやつに入れられるのですが、予想と違ったのは検査の間中もの凄い騒音だということ。工事現場のような、機関銃のような…。
ガンガンガンガン!ドドドドドドド!ガンガンガンガン!ドドドドドドド!ガツンガツンガツン!
(なんの音なのかな?あれ…)
ヘッドフォンをかぶせられて耳を塞がれているんですが、そんなモンじゃ塞ぎきれない轟音。

検査が終わってモノ音がやんだら、ヘッドフォンからバッハの平均律が流れていたことが分かりました。

奇妙な体験でした。

2011年8月20日土曜日

函館で旧相馬邸を見学しました。

8月15〜17日、函館に帰省してきました。
いつもはお盆の時期を少しずらすのですが、今年は虫六子がお盆期間しか休めないというので、混む時期に…。震災の影響で東北沿岸地域は始業が大幅に遅れたので、夏休みが短いのでした。

新青森開通で、函館までも近くなったかと思いきや、「新幹線はやて→特急スーパー白鳥」の連絡が悪くて30分以上も待ち時間が…。何が早くなったんだ?!しょうがないので新青森駅でお弁当を買って乗り込みましたが、これって青森で弁当を買わせるJRの戦略でしょうかね?

お宿はいつものガーデンハウス・chacha。
チャチャ登りの坂からみえるこの風景も定点観測並みに撮りためております。

函館市きっての豪商・相馬哲平の邸宅、旧相馬家が今年から公開になっているというので、いってみました。

安政6年の開国時、長崎・横浜と共に米英仏露蘭の5ヵ国に対して通商貿易が許された函館港。明治の動乱の中で、運気を切り開いて財を築き、函館発展の名士として、インフラや福祉事業にも私財を惜しまず投じた相馬哲平氏の、私宅だったお屋敷です。

明治41年に建築された伝統的建造物で、松・檜の一枚板や屋久杉なども使われておりました。太い梁、細工を凝らした内装…、明治の豪商ともなれば「豪勢」さが違いますね。ガイドの方が詳しく説明してくれましたが、建築関係の人がきたら、きっと垂涎の建物かと。正面玄関から入ると、贅を尽くしたゲストルームに通されますが、ぐるっとまわってプライベートルームになると、天井こそ高いけど意外にも慎ましい造り(といっても立派ですが)で、そのあたりも精神性を感じさせました。

函館の新しい観光スポットとしてお勧めです。
喫茶コーナーや貸し室としても利用できるそうで、こんな建物がS市にもあれば、お浚い会などで使えるのにね、と思いました。


実は、函館でも必要に迫られ、路面電車の「撮り鉄」と化していました(。>0<。)

構図、タイミングともベストだったのに、な、なんだこの軽自動車は!!!
うき〜 o(`ω´*)o

2011年8月15日月曜日

かえるさんライブ

ブックカフェ「火星の庭」に、かえる目のかえるさんこと細馬宏通がやってきて、出前ライブをやってくれました。

かえるさん(細馬宏通)ライブ「火星の庭で、こんばんは」

2011.8.13(土)18:30開場 19:00開演
ゲスト=澁谷浩次(yumbo)
会場=火星の庭
前売/2000円 当日/2300円

はじめは、yumboの澁谷さんが後ろを向いたままでピアノの弾き語りライブ。奥さんが「作曲する夢をみた」という話をしたときに何故か浮かんだ曲とか…。演奏途中でピアノの上に上げた譜面が落ちて、ウン拍の空白時間が…というのが、なかなかスリリングな経験でした。終わり2曲でかえるさんと絡んで演奏。yumboの名曲「これが現実だ!」を夢の共演で。良かった〜。(思わずyumboのCD購入)

かえるさんも、いろいろサービスしてくれて、MCも面白かったけど、指が痛くなるくらいたっぷり演奏してくれました。LADY GAGAのひょっこり瓢簞島バージョンの曲とか。なんとなく聞き覚えのある曲感だなぁ〜と思いつつ聞いていたら、ご自身のことを「おっさんの身体を持つユーミン」と自称されていて、なんだかすっごく、すっごく納得!世代感じるなぁ〜。ユーミンをこう変圧する才能は好ましいぞ。
リクエストで誰かが「とんかつ岬」!と声を掛けたら、「え、S市でリクエストくれるとは!しかも『とんかつ岬』?」と大喜びで、気前よく歌ってくれました。
本当は本業で、石巻だったか気仙沼だったかに聞き取り調査にいった帰りだったようですが、また歌いに来てください。

この日はオーナーの久美子さんもカウンターに立って張り切っていました。大人のおやつのようなお料理も沢山あって、美味しかったです。
お酒も入って、リラックスムードのライブでした。

2011年8月13日土曜日

エアコンがキターーーーー!!

マンション購入時に取り付けたエアコンが壊れて以来、取り替えようという気もなく、ひたすら窓を開け、扇風機を回す…というエコ生活を送っていた虫六家でしたが、「もう1台扇風機を買う」という家人Tに「いい加減にエアコンを直すか、買い換えてくれ!」と進言して、今年はエアコンを買い換えることになったのでした。
我慢したぜ〜、俺たち!(のう、虫六子…)

で、納品日の関係で、夏休みに入ってからとなってしまいましたが、工事のおじさんが来て、エアコンを取り付けてもらいました。
室外機も交換なので、ゴーヤも折りたたんで準備しておいたわけです。

新しいエアコン。
10数年前のものよりずっと省エネ。
フィルター掃除とか、いろいろやってくれるタイプのはグンとお高いので、自分でメンテしなくちゃだけど、省エネタイプのものにしてみました。
冷え冷え〜!極楽じゃ〜。

もちろん、いちばん盛んにリモコンに手を伸ばしているのは家人Tです。

ゴーヤ繁れる

猛暑節電申し上げます。
暑いですね、皆さんいかがお過ごしですか。

エアコンが壊れたまま、10年も放置状態の虫六家。
風のない日の蒸し風呂状態は、まさに釜ゆで地獄。
で、今年は流行にちゃらっと乗って、あのグリーンカーテンに挑戦。

4本ばかし、ゴーヤを植えてみました。勢いありますね…ゴーヤは。
暑いのにご苦労さんなこってす…。

時期が少し遅れて植えたせいか、まだ実がなる気配なし…。

無用の長物のエアコン室外機にちょっかいを出しております。
が!

このゴーヤ君を折りたたんでいったん取り外すことになりました。
なぜ?その答はまたあとで。

2011年8月10日水曜日

北陸片道切符旅にわか鉄リポート_その2/富山市LRT

富山名物と言えば…。
「ますの寿司」「しろえび」「ホタルイカ」「風の盆唄」「置き薬」…というところでしょうか?
近頃ちょっと違います。
富山市といえば、LRT(ライト・レイル・トランジット)!というのは知る人ぞ知るジョーシキです。LRTというのは、次世代型の路面電車を中心にした都市交通体系のことのようですが、いろいろ細かい定義があるようなので、詳しくはこちらを。
最近は、既存の路面電車の路線にLRVちう超低床型路面電車を走らせて、観光のトレードマークにしつつ、お年寄りや小さい子どもなどの交通弱者にも優しい都市交通として再生している例も増えているのですが、富山市は廃線寸前だったJR線を市が買い上げて、コンパクトシティ構想の中に公共交通を積極的に取り入れてしまうという、進んだ街作りを実現している自治体なのでした。

富山駅北口を始発着駅として岩瀬浜駅を終点に、15分間隔で、富山ライトレールの「ポートラム」が出ています。垢抜けた白いボディに7色のカラーリングパターンで、7編成の車両が走っています。
我ながら早起きして、車の少ない内に画像を採取しに外に出てみました。
向こうからやってきたのはブルーですね。

七夕のデザインパッケージが施されております。
コマーシャルパッケージじゃないところがデザインを損ねてなくてかっこいい。

内装もトータルでデザインされているようです。

こちらはグリーンのポートラム。

富山ライトレールは電停もかっこいいです。

こちらはベンチですが…。

ライトレールを設置するときに、電停オーナーを募集して協賛金をいただいた方にはベンチ1コごとにメッセージメダルが取り付けられるそうです。
つり革オーナーとかいろいろあるけど、これはなんだかスタイリッシュですね。


富山には、もともと「富山地方鉄道」という老舗の鉄道会社がありまして、路面電車もその地鉄さんが駅前から宇奈月温泉や立山連峰方面の観光路線を運行させております。
富山市街地の路線は2系統あったのですが、それを市街地の境目でちょっと繋ぐ線路を整備して、「ポートラム」と従兄弟のような同型のLRVを走らせて、市街地を一方方向にぐるっと回遊する環状線を作って運行しています。インフラ整備と車両は市が準備して、運営は地鉄さんがやっているとか。
懐かしいような車両を眺めていると…

向こうから伊達政宗か(!)ちうような真っ黒いチョー現代的な車両がやってきました。
これが環状線を走る「セントラム」デ9003であります。
「セントラム」は3色展開。これも街の景観を計算尽くしてデザインされており、絵になりますね。路面電車が観光PRに寄与しております!

国際会議場前はお城が背景に見えて、いい撮影ポイントです。
それにしても、ちょっと暑かったですけどね。

北陸電力の前で、反原発集会が行われていました。
でも、北陸あたりでは、あまり緊迫感ないのかも…という感じでした。

この日はアポイントが3つもあって、なかなかタイトな1日でした。

富山…、「ますの寿司」も美味しいですが、ライトレールにも乗ってみてね。

2011年8月7日日曜日

七夕に、あがた森魚ライブ

S市は夏祭りの七夕で、例年よりずいぶん縮小…とのことですが、「鎮魂と復興」テーマに心づくしのお飾りで、それなりに人も出ている模様。
そんな中、老舗居酒屋「ラブミー牧場」にあがた森魚さんが来る!というので、訪ねてみました。
「あがた森魚メモリアルライブ2011夏・君がいた夏」
2011.8.7 ラブミー牧場

S市でのライブは1年ぶり(?)。去年はBookcafe「火星の庭」での公演でしたが、家人Tひとりで聞きにいったので、初めて。
御年60歳を過ぎたというあがたさん、思い出しながら語るようなMC、横町の裏道が似合いすぎる独特の雰囲気で、ますます声量あるんじゃないか?と思う素晴らしい歌声でした。
新しいCD「俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け」からの楽曲、川口在住の若いミュージシャンとコラボレーションしつつまだ構想途中という曲もありました。懐かしいナンバーも。アンコールは「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」。2時間ほどのライブ。
お客さんはちいと年齢高めでしたが、あうんの呼吸できいてました。
一番前の席にいたら、あがたさんご自身でもってきたビデオカメラを「誰か撮ってくれませんか、持っているだけでいいから…」と。で、なぜか虫六が撮ることになりまして、急遽カメラマンになりました。

変わらないですねー。
はじめのMCで、小さいとき小樽の家で家族4人でご飯を食べている話をしていて、なんだかこういう話どこかでも聞いたような…と考えみたところ、あぁ、小沢昭一さんのコロッケの話だと、記憶がオーバーラップしました。もちろん場所も年代も違う別のエピソードなのですが、家族で囲む食卓の記憶って、そうとう大事だな…などと考えだしたら、留守番扱いにされた虫六子にわりかった(彼女の事情もあったんですけど)な〜、とか、余計なことを思い出しました。

あがたさん、また来てね。

北陸片道切符旅にわか鉄リポート_その1/高岡市サントラム

8月2日から、3日間の行程で北陸方面に出張がありました。
本務はとりあえずおいといて、仕事のような物見遊山のような(にわか)鉄旅レポート。
にわか鉄なので、中途半端なところはご容赦を!

つわけで、朝早い新幹線。8時頃、S駅には今年もポケモンパッケージ新幹線。今年の柄は派手ですよ。親子連れが記念撮影に忙しそうでした。

いよいよ、「はやぶさ」初乗り!
鼻長いなー。シートもゆったりで、贅沢感あり。新車の臭いがしました。
大宮で降りたので、1駅だけ…勿体なかったかなぁ。

越後湯沢の駅弁がネット情報ではあまり評判がよろしくなかったので、大宮駅で「深川めし」弁当を買って、上越新幹線「とき」に乗り換え。
…ところが、先日の新潟豪雨でほくほく線が不通になっているということで、乗り換え予定の越後湯沢駅から「特急はくたか」が出発出来ないため、柏崎駅まで行ってそこから「はくたか」が始発しますと…。
なぬ〜。
結局、越後湯沢で一回ホームに降りながら、慌てて今乗ってきた新幹線に再び乗車。トイレの前に立ったまま2駅過ぎて、長岡駅でわらわらと乗り換え、やっと北陸路につきました。
棚ぼたで、柏崎からの日本海の車窓が眺められて、ちょっと得しましたな。
大宮でお弁当を買っておいたのも、不幸中の幸い…「深川めし」想像以上に旨い!!!

目的・宿泊地は「富山市」なのですが、早めに入ったので、お隣の高岡市に来てみました。
駅に着いたら、目の前に路面電車・万葉線の乗り場があります。
電車を待っていた、やってきたのは「ネコ電」ことデ7073。
1日乗車券を買って乗り込みました。

休日は、志の輔師匠の車内案内が流れるみたいですが、今日は平日なので聞けません。残念!

本丸開館前で下車。
高岡古城公演を散策してみることにしましょう。
それにしても、暑いなぁ。

小径の坂道を登るとなにやらブロンズ像が…。

ここにも…。

レダか…一貫性があるようにも思えませんが、ブロンズ彫刻のまちづくり?
どこかの(S)市みたい…ですね。

こちらも。

やっと御藩主・前田利長公の彫刻にたどり着きました。
この兜の長いこと…個性的。
危うくフレームアウトするところですね。

そうね、新幹線開業はこのあたりの宿願なのですね。

つわけで、なんで本丸開館前で下車したかと問われれば、家人Tより「富山で旨い酒を買ってこい」ちうオーダーがあって、このあたりでゲットすべき酒と言われれば「勝駒」とのことのようなのですが、この酒がなかなか手に入らないらしいので、これは蔵元訪問か!と訪ねてみました。
とはいえ、電停からも少々距離がありまして、途中、道を訪ねながらたどり着きました〜。
やった〜。
(*業務連絡→ガスパ家_暑気払いする?)

さて、本来の目的…。
虫六があいたかったのは、高岡市が誇る超低床路面電車(LRV)のサントラム!
きたきた。

運転手さんは、女性です。
お年寄りが乗り込んでも細やかなサービス。
乗り遅れたかも知れない老婦人のためにわざわざ降りてサポートしてました。
電車か!これ!すばらしい…。S市じゃ、市バスでもそんな光景みたことないもんね。
交通弱者でも、高岡の市民は安心ですね。
お向かいさんになったおばあちゃんと話をしましたが、路面電車は病院にいくのも買い物するのも便利だとお話しされていました。
どこから来たの?ときかれたので、「S市です」と答えると、なんだかすごく同情されてしまいました。いやはや…。

終点「越ノ潟駅」。

サントラム全景。
赤い車体がかっこいいですね。

この駅から、無料の渡し船が出ていて、土・日・祝日は富山ライトレールの岩瀬浜駅までの連絡バスが運行していて便利なのですが、この日は平日のためそのバスは走っていません。渡し船も出航したあとのようで姿がなかったので、路面電車で駅に戻ることにしました。

おや〜、また「ネコ電」。よく当たりますね〜。

「お客さん1日乗車券ですか?」
「(どき)そうです」
「雑誌かなんか?」
「(どき)雑誌じゃないけど、○○のための取材で…」
…話のわかる親切な運転手さんで、いろいろ親切にしていただきました。
高岡市…、いいところだなぁ。

高岡市、今日は七夕祭りの日でした。
たぶん、七夕祭りといえば、こういうお飾りがスタンダードなのかもしれませんが、S市の七夕がどんなに綺麗か、逆に実感しました。(すみません)
でも、高岡の人たちには、これが七夕!なんだろうな…。それはそれでいいですね。

お、むこうからサントラムがやってきました。

お飾りの中を進むサントラム。

駅前広場には短冊の海。

微笑ましい家族。
路面電車が背景っての、なんかよろしいね。

サントラムの場合。(←しつこくてすみません)
キリがないので、暗くなる前に本日の宿泊所、富山市へ移動。

つ、わけで、今回の出張のミッションはコレ!
ヨーロッパじゃないよ、富山だよ〜。
続きはまたあした!!