今日は虫六子が練習試合ということで、久しぶりの休みだった(寝坊しようと思っていた)のですが、朝起きして弁当を作り、早朝7時に中学生3人をのせて某中学校までアッシー君をしたのですが、例の津波騒ぎで虫六子は試合中止で帰って来てしまいました。
地震の被害は甚大なようですが、私のささやかな休日にまで痛い余波が…。
それで、今日はお昼から「仙台邦楽名曲演奏会」に行ってきました。
プログラム
長唄 雛鶴三番叟
大 薩 摩
長唄 綱 館
黒 美 寿
長唄 時雨西行
尺八 静寂 V
地唄 ゆ き
長唄 勧 進 帳
地元の方々の演奏だったみたいですが…。
でも遅れていったにもかかわらず、会場内座席にかなり余裕があり、自由席の前の方に悠々と座れてしまいました。ラッキー!…というより、まずくないですか?もっと人を入れようよ!市の文化事業団も共催しているわけだし、学生券(中高1000円)も出しているのに、若い人なんかほとんどいないみたいですよ。学生券の範囲を大学生までにして、中・高・大学の邦楽部なんかに動員をかけても、若い人に聞いてもらう機会を与えるべきだと思います。
せっかく国宝級の演奏家がきているのに、誰に聞かせたいんでしょ?知り合いの演奏が終わると帰ってしまうおばちゃん達を尻目に、深く考え込んでしまう虫六でした。
演奏は、芳村伊十七(三味線)と今藤尚之(唄)、望月左武郎(囃子方)他の長唄に、尺八の山本邦山(人間国宝)、地唄の富山清琴(人間国宝)をゲストに、地元から長唄双葉會、仙台望月会が出演しています。
会場のせいでしょうか、長唄の方は全体に音が平坦な印象だったのですが、さすがに「勧進帳」は名曲で聴き応えがありました。いままであまり関心を持っていなかったのですが、尺八と地唄の「ゆき」がとても心地よくて、美しい音色というのはこういうのを言うのだなと思いました。
この演奏会は今年で10回目だそうで、2年前にも開催されて聴きに行ったのですが、その時は杵勝会の家元はじめ錚々たるメンバーが来ることになっていたのですが、天候不良(たしか大雪?)で交通機関がストップしてしまい、演奏者が新幹線に缶詰のまま到着せず、待ちに待って(4時間くらい)夕方6時過ぎくらいにやっと演奏者が揃って、驚愕の素晴らしい「連獅子」を1曲だけ演奏して帰ったという記憶があります。あれは凄かったですね… (* ̄ー ̄*)いま思い出しても…。
歌舞伎座最終公演の第一部、中村屋の「連獅子」なんですよね〜(*´Д`*)、どなたが演奏なさるんでしょうねぇ?9割方あきらめているものの黒い欲望が渦巻きます。
それにしても、今日は津波…。この演奏会の日はどうも地球に作用しているようです。
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