2014年5月3日土曜日

4月に読んだ本

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1083ページ
ナイス数:25ナイス

ラジオのこころ (文春新書)ラジオのこころ (文春新書)感想
かの名物番組「小沢昭一的こころ」が新書になっていました。小沢さんは、1週間分の収録を毎週月曜日の夕方にまとめて行なっていて、もらった台本を近所のドトールみたいな喫茶店で下読みして、自分で“昭一的こころ”を注入して本番にのぞんでいたとか。おとぼけと食えない爺さん感がなんともいえないあの語りも、場当たり的なアドリブじゃなかったんだとあたらめて感服。でも、文字から立ち上がってくる、独特の間合いや懐かしい語り口は、小沢さん亡き後も脳内で再現されるのは不思議。また聞きたいなー、あのラジオで。
読了日:4月28日 著者:小沢昭一

忠臣蔵 もう一つの歴史感覚 (講談社学術文庫)忠臣蔵 もう一つの歴史感覚 (講談社学術文庫)感想
歌舞伎史上最大の当たり狂言「忠臣蔵」が、如何に誰によって作り上げられていったか、なぜこれほどまでにうけるのかの謎に多角的に迫る1冊。江戸町民を熱狂させた史実としての赤穂事件を端緒にしつつも、芝居狂言の「忠臣蔵」は完成されたフィクションとして熟成された。最初の物語を書き上げた吾妻三八は文盲と言われた作家だったし、大星由良之助や勘平・お軽の人物造形は、沢村宋十郎や中村松江ら、時代と時代を渡って、役者の芸と身体を通し時代の呼吸と反応して作り出されていた。すみずみまで、最後まで読み応えがあった。
読了日:4月20日 著者:渡辺保

ちいさこべえ 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)ちいさこべえ 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
何考えているのか分かりにくかった茂次の筋の付け方、折り目っていうものが形になってみえてきたぞ。
読了日:4月13日 著者:望月ミネタロウ






どうして人はキスをしたくなるんだろう?どうして人はキスをしたくなるんだろう?感想
リリーさんとの対談本が面白かったので、こちらにも食指を伸ばしましたが、息子が(いませんが)友達としている猥談を盗み聞きしてしまったような…身のおき場がないような後ろめたいような感じでした。でも、大御所ぶらないクドカンは好ましいです。
読了日:4月5日 著者:みうらじゅん,宮藤官九郎



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