1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:823
ナイス数:26
長崎ぶらぶら節 (新潮文庫)の感想
丸山芸者・愛八の心意気が清々しい。叶う恋でもないのに古賀のために旦那と縁を切り、三味線持って歌探し調査の相方を務める。藝能研究は知識や審美眼だけじゃだめで耳と技がないと出来ない。愛八が古賀になぜ自分を選んだのか尋ねると、「人間の声は化粧もできんし、衣装も着せられん。しかし歌うときとか芝居をする時、または嘘をつく時、人の声は化粧もすれば変装もする。その時に品性が出るもんたい。…(略)…おうちの歌は位が高かった。欲も得もすぱっと捨て去ったような潔さがあった。…(略)…品とはそういうもんたい。」凄い殺し文句だ。
読了日:01月22日 著者:なかにし 礼
大奥 15 (ヤングアニマルコミックス)の感想
家定、ほんのひとときでも幸せを実感できたのが過酷な人生の中のせめてもでした。胤篤は家定亡きあと家茂を支えつつ大奥の最後を精算することになるんだよね、で、和宮が…でどうやって二人三脚できるでしょうか。やっぱり男女逆転だといろいろややこしいけど、そこが面白い。最後まで容易に予測させていただけません。和宮が替え玉というと有吉佐和子の『和宮様御留』か?というところ参考文献には入っておらず、あえてここは独自解釈か?それにしても参考文献の量が論文レベル(?)で凄いです。脱帽。
読了日:01月01日 著者:よしながふみ
大奥 14 (ヤングアニマルコミックス)の感想
新刊が出たので再読。
読了日:01月01日 著者:よしながふみ
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