2009年8月18日火曜日

特急スーパー白鳥の最前車両で青函トンネルを通過する_函館レポート1

8月16日、帰省で函館に行きました。

仕事関係でお友だちになった鉄道に詳しい方に、「スーパー白鳥の最前車両は運転席が上にあるので、その下に立って窓から進行方向の景色がみることができる」ということを教わり、トンネルを抜ける頃に行ってみました。

途中グリーン車の広々した車両などを抜けて、いちばん先まで行ってみると、「青春18切符で旅行中」という少年たちが既に先客でいましたが、「見せてもらっていいですか_」と声をかけると、気持ちよく場所をあけてくれました。

トンネルを抜ける頃…、光が見えてきて、

開けた!とおもったら、そこはすでに北海道の線路です。
次の木古内駅で、少年たちは慌てて降りていきました。
なんでも青春18切符では函館までは行けないらしいです。

つづきは明日。

2009年8月15日土曜日

前衛のみやぎ

宮城県美術館で開催中の「前衛のみやぎ」展を見てきました。
「宮城の前衛」ではなく、「前衛のみやぎ」(!)です。


ロビーに入ると、ゼンエイな風情の方々(出品作家の○ダカンさんのようでした)が、ソファーで談笑している姿が目に飛び込んできて、久しぶりで美術館に来た〜!という感じになりました(苦笑)。

これまで県美術館のコレクション展などで個別に紹介されてきた作家も、「前衛」というくくりで紹介されると、それぞれの作家の格闘の姿がより鮮明に見えてきます。
前衛という言葉は本来は一般名詞ですけれども、最近のとんがった作家のことを前衛とは言わないような気がします。画壇の傍系と言われてきた「前衛美術」も時代を代表するジャンルとして再認識されて来たのでしょう。

特に、ハプニング系の作家の場合、記録した写真家の存在もおろそかにできないですね。升沢金平氏の写真では、回りを取り囲む人々が、全員(!)眉間にしわを寄せていて、まるで漫画のようでした。

本当は図録が欲しいところでしたが、予算削減の折、今回はなかったようで誠に残念でしたー。

図録がないので、代わりにポストカードを購入。
しかし、いったい誰に出せるのか?このカード。

展覧会のロゴデザインは、なんだか宮城輝夫チックです。

2009年8月13日木曜日

譜面おこし

今週はお盆で先生のお稽古もお休みです。
「自宅でしっかりお稽古してね」と言われているのですが、帰省が続いて私も留守がち。
寸暇を見つけてお稽古しました。圧倒的に練習量が足りてないので、本当は帰省先にお三味線を持ち込みたいところですが、暑いさなかに車に乗せて移動することが躊躇われ、置いていくことしました。

いま練習しているのは、「春興」という現代曲です。
お唄が入らない、三味線だけの曲で、杵屋正邦さんの作曲。
ちょっと箏曲のようなフレーズがあります。

私たちがいつも使っている文化譜の譜面がないということで、姉弟子のどなたかが随分前に譜におこし、そのあと練習した姉弟子の間で複写に複写を重ねた手書きの譜をいただいたのですが、さすがに鮮明度が怪しくなっていたので、きれいにおこし直すことにしました。
どうやらWIN系のアプリでは文化譜を起こせるアプリケーションがあるらしいのですが、私のマシンにはインストール出来ないので、使い慣れているイラストレーターでつくることにしました。
苦労の甲斐があって、なかなか見やすくなりました。

三味線は、「口伝(くでん)と記憶」を基本に伝承されてきたので、明治になるまで譜面というものがなかったそうです。ご高齢の先輩の話をきくと、とにかく先生の手元を見ながら覚えなければならないので、1曲覚えるのにとても時間がかかったのだそうです。そして、譜面が一般的になった今でも、先生にお稽古をつけていただく時には、先生の前に譜面をひろげたりするのは御法度なのだそうですが、うちの先生は現代的な教授法(?)なので、あまりうるさいことを言われないのをいいことに勘弁していただいてます。ありがたや〜。
でも、譜面で覚えたのは忘れるのも早いとか。体が覚えた曲はしばらく弾いていなくてもすぐに手が思い出すそうです。とにかく練習なんですよね。

ちなみに、文化譜は上から「3の糸」「2の糸」「1の糸」をあらわす3本の線の上に、勘所を数字で対応させて、その音程と長さを表記するつくりになっていて、初心者でもある程度は音を追うことができてわかりやすいです。
このほかにも研精会譜(数字譜)というタイプのものもあるみたいですが、私は使ったことがありません。
また、お唄の方々が使っている譜は、縦書きの歌詞の横に三味線の音程が補記されたかたちのようです。

2009年8月12日水曜日

じでんしゃ紙芝居

ちょっと日にちが前後してしまいますが、
仙台七夕最終日の8月8日に、仙台メディアテークで開催中の『青葉縁日』というイベントに、大衆紙芝居ネットワークの仲間の瀧原文法君が主催するちんどんユニット・チボリ兄弟舎がエントリーすることになり、応援に行ってきました。(といっても、ただ観てきただけですが…苦笑)

「青葉縁日」はお祭りの日の神社のように、アートの魔法でミュージアムの中に子供たちが胸ときめかせるような賑わいを作ろうという企画。今年のテーマは「あっぺとっぺ遊技場」です。
ぜひ、昭和な雰囲気を醸し出す紙芝居を!というオーダーに答えて、チボリ兄弟舎の登場となりました。

彼らは、紙芝居のほかに、お芝居やちんどんバンドもこなす才能豊かなアートユニット。
上演の前に、メディアテークの玄関前で演奏と呼び込み開始…。


道行く親子連れがついつい建物の中に引き込まれてきます。
まるでハメルーンの笛吹き状態。

会場は6階。すでに自転車がセッティングしてあります。
なにしろ「じでんしゃ紙芝居」ですから…。
今回の出し物は「はなくそハナちゃん」。
チボリの十八番になりつつある完成度の高い作品です。
今年のゴールデンウィークに上野の風俗資料館の紙芝居大会でも、この作品を観たのですが、そのときよりも瀧原君の演技力がすごく上手くなっていてびっくりしました。

ストーリーものの後は、「クイズ・鷹の爪」。
子供たちを探偵に見立てて、推理方式でクイズを出します。
これがなかなか難しい…、大人も首をひねってしまいます。
しかし、子供たちは盛り上がっています。しかも、当てるのも子供です。

この日の上演は2回で、夕方の回では「青ひげサーカス」という別の作品を上演したのですが、残念ながら私は仕事に戻らなければならず、後ろ髪を引かれながら帰って来たのでした。

チボリの次の新作に期待大です。

2009年8月11日火曜日

出羽の霊場

夏休みがとれたので、いつも連んでいるお友だちご夫妻と家族とで山形方面に遊びに行きました。
「犬もお泊まりOK」という東根の山小屋をホームベースにして、あちこち足をのばそう!という計画でしたが、前半は雨に祟られて、思うように動けず、なぜか「昔食べた上手かったもの」を訪ねるB級グルメ旅…という様相で、
1日目の昼食は寒河江駅の近く「吉亭」の冷やし鳥そば、
2日目は赤湯温泉「龍上海」の赤湯からみそラーメンを、
2001年のガイドブックを頼りに訪ね、いただきました。
記憶を裏切らない旨さでした。

3日目にようやく晴れたので、「湯殿山にでも行ってみるかー」と足を伸ばしました。

大きな鳥居が迫力のお出迎え。
今年は丑年で12年に1度の御利益のある年なのだそうで、なんだか来た甲斐があったなぁ。
御神体を拝もうと、あまり覚悟がないまま山登りをすることに。

送迎バスが往来するのを尻目に、てくてくと山登り。
ちょうどいい運動だと、自らをはげまし…。
気がつけば、先ほどくぐり抜けた朱い鳥居が森の向こうに小さく見えます。

この先は、本宮参道なので撮影禁止です。

ご本尊のお湯が湧き出ている大岩は、予備知識なく対面したこともあり、
ものすごい存在感で、圧倒されました。
今はすぐ近くまで車でやってこれるし、ありがたさも薄れているのかも知れないですが、それでも古来から修験僧が険しい山道を登ってきて、この岩を信仰して来たんだなと思うと、その霊験あらたかなオーラを感ぜずにはおられませんでした。

というわけで、写真の代わりに、
心のシャッターで切り取りました「なんちゃって俳句」を2句。

 赤岩の 沸き水熱し 夏の嶺

 修験路に 蒼き蛇体の 主迎え
 
 

2009年8月7日金曜日

お三味線、無事生還。


皮が破れて修理に出していた、私の三味線が戻ってきました。
先生に練習用の三味線をお返しして、自分のを引き取って帰宅。
中身を確認して、思わずすりすり…。

裏皮を張り替えていただきました。
ちょっと贅沢ですが、もともと猫の皮が張ってあったので、
今度も猫の皮にしていただきました。
猫の皮は乳のあとが4つあるので「ヨツ」と呼ばれているそうです。


私のお三味線は、遠縁のおばあちゃんが昔使っていたのを中古で
譲っていただいたものですが、初心者の私が持つには少々立派な
上等なもののようで、かつ、大事にされていたのでしょう状態も
かなり良かったので、とてもいい音がします。

はじめて私の手元に届いた時に、鳴らしてみたら、それまで
練習用のお三味線をお借りしてお稽古していたので、あまりに
音色が違ってドキドキしました。
繊細で艶のある響きだったのです。
このお三味線に岡惚れして、今日までお稽古も楽しく出来て
いるということが、とても大きいなぁと思っています。
(どんな楽器もそうなのかもしれませんが…)
本当に生き物を扱っているような、三味線って不思議な楽器です。