2011年8月10日水曜日

北陸片道切符旅にわか鉄リポート_その2/富山市LRT

富山名物と言えば…。
「ますの寿司」「しろえび」「ホタルイカ」「風の盆唄」「置き薬」…というところでしょうか?
近頃ちょっと違います。
富山市といえば、LRT(ライト・レイル・トランジット)!というのは知る人ぞ知るジョーシキです。LRTというのは、次世代型の路面電車を中心にした都市交通体系のことのようですが、いろいろ細かい定義があるようなので、詳しくはこちらを。
最近は、既存の路面電車の路線にLRVちう超低床型路面電車を走らせて、観光のトレードマークにしつつ、お年寄りや小さい子どもなどの交通弱者にも優しい都市交通として再生している例も増えているのですが、富山市は廃線寸前だったJR線を市が買い上げて、コンパクトシティ構想の中に公共交通を積極的に取り入れてしまうという、進んだ街作りを実現している自治体なのでした。

富山駅北口を始発着駅として岩瀬浜駅を終点に、15分間隔で、富山ライトレールの「ポートラム」が出ています。垢抜けた白いボディに7色のカラーリングパターンで、7編成の車両が走っています。
我ながら早起きして、車の少ない内に画像を採取しに外に出てみました。
向こうからやってきたのはブルーですね。

七夕のデザインパッケージが施されております。
コマーシャルパッケージじゃないところがデザインを損ねてなくてかっこいい。

内装もトータルでデザインされているようです。

こちらはグリーンのポートラム。

富山ライトレールは電停もかっこいいです。

こちらはベンチですが…。

ライトレールを設置するときに、電停オーナーを募集して協賛金をいただいた方にはベンチ1コごとにメッセージメダルが取り付けられるそうです。
つり革オーナーとかいろいろあるけど、これはなんだかスタイリッシュですね。


富山には、もともと「富山地方鉄道」という老舗の鉄道会社がありまして、路面電車もその地鉄さんが駅前から宇奈月温泉や立山連峰方面の観光路線を運行させております。
富山市街地の路線は2系統あったのですが、それを市街地の境目でちょっと繋ぐ線路を整備して、「ポートラム」と従兄弟のような同型のLRVを走らせて、市街地を一方方向にぐるっと回遊する環状線を作って運行しています。インフラ整備と車両は市が準備して、運営は地鉄さんがやっているとか。
懐かしいような車両を眺めていると…

向こうから伊達政宗か(!)ちうような真っ黒いチョー現代的な車両がやってきました。
これが環状線を走る「セントラム」デ9003であります。
「セントラム」は3色展開。これも街の景観を計算尽くしてデザインされており、絵になりますね。路面電車が観光PRに寄与しております!

国際会議場前はお城が背景に見えて、いい撮影ポイントです。
それにしても、ちょっと暑かったですけどね。

北陸電力の前で、反原発集会が行われていました。
でも、北陸あたりでは、あまり緊迫感ないのかも…という感じでした。

この日はアポイントが3つもあって、なかなかタイトな1日でした。

富山…、「ますの寿司」も美味しいですが、ライトレールにも乗ってみてね。

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