2012年2月1日水曜日

ワーキングメモリが目減りしている?

ちょっと前のことになりますが、NHKの朝の情報番組「あさイチ」で、「物忘れよ、さようなら」という特集で、ワーキングメモリのことを取り上げていました。


ワーキングメモリ(作業記憶)とは、「理解、学習、推論など認知的課題の遂行中に情報を一時的に保持し操作するためのシステム」(バドレーBaddeley (1986)による定義)だそうで、日常生活のなかで頻発する『もの忘れ』の原因と言われている、記憶の仕組みのことだそうです。
例えば、鍋に火を付けていたときに、電話がかかってきて、鍋のことを忘れてしまう…というような。

うう、心あたりがあり過ぎて、ついまじめに見てしまいました。(月曜日、お休みだったので)。ウチでも職場でも、何かをやろうと思って身体を動かすと、動いた先で別の目的が目について、鶏のように「しようと思っていたこと」を落としつつ連鎖してしまう…という日常。気がつけば、いちどに5つくらいの用事を渡り歩いていたりするのでした。
情けなし。

脳における長期的な記憶は「海馬」が関係していると言われてますが、一時的な記憶のワーキングメモリは、おでこの辺りにある前頭前野が関係していて、一般に容量に限界があると考えられているのだそうです。「あさイチ」の説明ではワーキングメモリは、『作業台』に例えることができるんだとか。同時に複数の作業をしているときに、それぞれの記憶を置いておく働きで、3つほどの記憶がのると考えられているそうです。

(3つなのか!1回の作業で記憶できるのは!)

番組では、ワーキングメモリを鍛えるトレーニングとか、幼児教育とかも紹介していましたが、自分の脳味噌の限界とか自覚するに、3つ以上の要件はいちどに処理できないんだと割り切って、一時的な記憶もいちいち外在化して対処するというのが現実的ですかね。

それにしても、忍び寄るワーキングメモリの縮小傾向…。
ほんと物忘れがひどいんですよ〜、己の『作業台』どんなに狭くなっているかと思うと、恐怖です。アルツとは関係ないのかなー?



2 件のコメント:

  1. ご無沙汰しております。古い、脳OSのためワーキングメモリが1ギガ無いKurokitiです。しばらくブログから離れておりました、色々有って……。(いつかお話しできるでしょう……)宇宙船に召還されてらしたようですが、結果オーライ退院おめでとうございます。って、見事に時期遅れになってしまい、もの凄くすいませんです。私事ですが、3月まで東京の入谷のバーで個展やってますので、上京のタイミングが合いましたら、是非いらしてみて下さい。

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  2. >Kurokitiさん

    あのね、1ギガあればまだいいよ。虫六なんか3メガバイトくらいかも…(写真1枚か!加工したらおしまいか?!)。
    つわけで、少しお元気になったみたいで安心しました。ぼちぼち発信して行って下さいまし。
    2月中は黒い虫六計画が今のところないのですが、もし機会ができたら連絡しますね〜。

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