過酷な労働条件下にありあがらも、合わせ稽古はさぼらない(休日出勤のため少々遅れましたが…)虫六です。だって、国立の本番が近いんだもん!
さて、最近、練習時間が確保出来ない中、皮が破けたり、チューナーが紛失したりで、踏んだり蹴ったりの練習不足状態がつづいているのですが、それでも、朝、虫六子の弁当作ったあとに時間を確保し、自主練して、我ながら「自分を褒めてやりたい」今日この頃…。
だったのですが、どうも音が割れるんですよね〜。勘所、決まった!と思うところでいつも。
そこで気になるのは、先日、お三味線やさんがつぶやいた一言。「そろそろ、かんべりしてるような音だなー。気になるようなら削ってやるから、連絡ちょうだい。」
しえ〜っ!
皮がなおってきたかと思ったら、今度は「かんべり」。
ぎょぎょぎょ、物入りが続くなー。天誅殺がめぐってきたかな。
ちなみに、「かんべり」というのは、三味線の棹面が掘れて減ってきているため、ツボを押さえたとき割れたような不快な音色がする状態を言います。
同じ勘所を爪先で繰り返し押さえるので、紅木のような堅い木でもさすがに削れてしまうんですね。そういえば、木目が微妙にささくれ立っているような感じが…。
爪の方にも糸道ができているし、棹はかんべりしているし、これでは糸は押さえきれませんね。ビンがついたといいますか、割れたような夾雑なノイズが入るので、どうも気持ちが悪い…。みなさんと練習していても、自分が音を乱しているような気がする…。
それで、演奏会の前に「かんべり」を取ってもらうことにしました。
(また、練習がお預けか…虫六!)
「かんべりをとる」とは、三味線その箇所を含め棹面全体を再度削ることをいいます。
修理代がおいくら掛かるか?も恐怖ですが、元通りのいい音になって返って来るのか、そちらも心配です…。
どきどき。
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