2014年6月29日日曜日

汽笛連声!黒煙が夏草を駆け分ける日

いつもお仕事でお世話になっている御大とご一緒に、DC福島プレ企画のSLイベント列車の試運転会にご招待いただきまして参加してきました。
…役得ってやつですね(*≧m≦*)
新幹線で郡山に到着。すでに1番線に列車が待機していて、皆さんカメラで記念撮影大会をしておりました。

本日の牽引車は、C61 20号機。国鉄が製造し、JR東日本大宮総合車両センターが2011年に動態復元した東北にはとても縁の深い車両です。客車の編成は、1号車(スハフ42 2173)+2号車(オハ47 2246)+3号車(オハ47 2261)+4号車(オハ47 2266)+5号車(スハフ32 2357)で、高崎車両センターに所属するスハ43系旧型客車ということのようです。
機関士、機関助士のみなさんスタンバイ中。3名で運転するんですね、よろしくお願いします。

虫六世代でも懐かしい感じがするぞ、この客車は。通ったナー。(遠い目)
甲高い汽笛の爆音がして、いよいよ出発。わくわくするなー、盛り上がってきた〜!

窓が大きくて上下にスライドして開け放てます。窓から入ってくる風が気持ちいい!!
と全開にしていたら、黒い煤煙が遠慮なく入って来た。げほげほっ。
 …内田百閒先生のご旅行を想起させていただきました。

ご同乗の御大に「窓締めますか?」と促すと、「暑いから少し開けておいて良い」と。そうです、車内は冷房なし!暑さを我慢するか、煙を我慢するか、究極の選択であります。結局、まわりの人も窓を開けて乗っていたので、少し煙を我慢することにしました。
 …私はヒマラヤ山系君か?

福島の緑の田園地帯をサービス満点に連呼する汽笛の音と共に進んでいると、ときおり、不自然に車が停まっている…。

と、思ったところには、必ず撮影ポイントがあるようです(笑)。
ご苦労様です!!

途中、3箇所の駅に停車します。
ここは本宮駅。試運転会に招待された関係者やプレスの人たちで牽引車のまわりは人だかり、みんな手にカメラを持って撮影大会です。これは正真正銘アイドルですね。

さらに列車は走ります。
途中、自転車の男性(けっこう高齢だった)がSLにスピード勝負を挑んでいました。

煙はあるけど、やっぱり窓が開くって気持ちいいですね。
旅情満点です。
そして、蒸気機関車の牽引力ってとても力強い。電車や新幹線とは違うのが分かります。シュシュポッポっていう気筒音を聞き分けることができるかというと、全てが騒音の中で私には分かりませんでしたが…。
街中では汽笛を鳴らしながらゆっくり進み、山中に入ったら、けっこう加速がついてぐんぐん進みます。

先頭車両が通り過ぎるとお仕事終了なようで、手を振ってくれて、明るいコミュニケーションがあります。撮り鉄の人たちの愛情が伝わってきて、なんだか楽しいぞ。
沿線の住民の人たちも手を振ってくれたり、携帯で写真を撮りに出て来てくれたりで、盛り上がってます。

なんじゃこりゃ〜 Σ(゚□゚(゚□゚*) 
本日最大の撮影ポイントのようです。
しえ〜、本日平日だけど有休ですかー!?ご苦労さまです。(;´Д`A  
SLファン恐るべし…でも、イベント本番は雨になりそうなので、今日の撮影が正解かもですね。

車内に「まもなく列車はトンネルに入りますので、窓をお閉めください」との放送が流れました。慌てて窓をしめる車内のお客さん。鼻の中まで真っ黒になっちゃうぞー。

朝9:54に郡山駅を出発したSLは、11:43に無事に福島駅に着きました。
約2時間の旅、十分に満喫できました。

みなさん、福島にきてくださ〜い!!

0 件のコメント:

コメントを投稿