中村屋の今年の錦秋公演に行ってきました。
本日のご同伴は、シャーママさん。
○中村勘九郎・中村七之助 錦秋特別公演2016
11月21日(月) 昼の部12:00 夜の部16:00
東京エレクトロンホール宮城
「歌舞伎塾」
「汐汲」 中村七之助 長唄連中
「女伊達」中村勘九郎 長唄連中
楽しみにしている公演なのですが、だんだんチケット取りにくくなってきたなと思っていたのに、…当日券売ってました。そうか平日夜の部16:00開始じゃね、働いている人たちはとりあえず行けないっスね。虫六はたまたま定休日、シャーママさんは早退してやってきたのですよ。
それはそれとし。
「歌舞伎塾」は、楽屋を再現しつつ歌舞伎のいろはを説明しながら、役者が化粧(かお)や衣装をつけて行く過程をみせちゃうという趣向で、中村屋の和気あいあいとした雰囲気が伝わって楽しく親しみやすいコーナーでした。サンプルになったのは、立ち役がいてうさん、女形が鶴松君。兄弟の解説付きで、化粧や衣装の意味や、黒御簾の効果音のことやらをクイズ交じりで紹介。いつもの質問コーナーも挿入。なんだかすごくリラックスしていましたな。
前回(1年半前の新緑公演)の時に、楽天の試合を見に行って勘九郎さんがファンになった、特にウィリー・モー・ペーニャ選手のファンになったと言ってましたが、それ本当だったみたいで、すでに戦力外宣告で球団を離れているのに、質問者全員に「ペーニャ好きですか?」と逆クエッション。自らは、ペーニャタオルを頭に被って(←買ってたよ!そして、わざわざ仙台まで持ってきましたよ!笑)、ヒュー・ドロドロで幽霊みたいに登場して、鶴松君に(馬鹿だね—)ってつぶやかれている…この方は中村屋の親方…
( ̄◆ ̄;)
笑い声絶えずに1時間たっぷり。
しかも、兄弟は後半の着替えのために、あとは國久さんと小三郎さんに任せたぞ!って、いなくなっちゃいました。
小三郎さんが天然ボケで、小山三さんのポジションになってました。( ´艸`)
任された國久さんは良い仕事してました!笑
今回の錦秋公演で、他の会場では嵐のファンが来ていて、質問コーナーで松潤のことを聞いてきたりして顰蹙買っているという噂が流れておりましたが、仙台公演ではそういう輩もなく、「踊りの他に楽器とかやってますか?」とか、「舞台でした最大の失敗は?」とか聞かれておりました。…鶴松君が、「阿古屋」を目指して三曲(三味線・琴・胡弓)をお稽古しているというのが心のメモ帳に残りました。さすがだなー。いつか鶴松君の阿古屋を拝見したいものです!
後半は二人の踊り2題。歌舞伎塾がたっぷりだったので、あっという間に終わっちゃった感じ。踊りだったせいもあるかな?虫六は長唄2つ聞けたので良かったけどね。
勘九郎丈の『女伊達』は、『夏祭浪花鑑』のお辰姐さんを思い出しました!
お二人の錦秋公演は12年前に始まったそうですが、虫六が通い始めた頃は他流試合っていうか、親元をはなれていろいろトライアルしているっていう感じでしたが、今回の公演を見た印象は、もう“彼らの中村屋”になってるんだなという印象でした。ファンとしては、リラックスしている二人も面白いけれど、地方公演だからこそ挑戦している姿もみたいものですね。
何はともあれ、チーム中村屋がんばれ!
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