でもせっかくなので、大阪と関空の間に何かないかなということで探したところ、あった!重森三玲の庭園がありました!
岸和田市の中心(?)岸和田城。天守閣は文政10(1827)年に落雷で焼失し、維新期には櫓・門なども破壊され、近世以前からの構造物は堀と石垣だけだそうです。石垣、凄く立派でした。天守閣が再建されたのは、戦後の昭和29年です。
そして、このお城の庭が重森三玲が作庭した「八陣の庭」。重森の作品の中でも最大級のスケール。しかも、作られたのは、天守閣が復元される以前の昭和28年だったそうです。
じっくり見たかったんですが、雨がね…。
戦後間もない時期だったので、二度と戦争のない平和な世界を願って、『三国志』で名高い軍師・諸葛孔明の守りの兵法「八陣の兵法」をテーマにしたとのこと。
天守閣が再建されることが決まっていたのと、飛行機が飛び交う時代の到来を考えて、天守閣や空からの眺望を意識して作られたんだそうです。網越しがちょっと残念ですが、スッキリした概観は捉えることができました。
(「重森三玲の庭案内」平凡社 2014年 より)
ひえー、雨が、雨が襲ってくるよー!っていうんで、慌ててピーチに乗り込みました。(舞台でも雨が降っていたなー、と)仁左衛門の余韻に浸りながら、大阪、さらばー。
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