函館の近くの鹿部町というところに、「三味線滝」という滝があるらしい。
<北海道庁ホームページより>
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ske/contents/marinehp/html/f1kensaku/dna_szn_028.htm
ほほう、これは行ってみなければなるまい…と、アクセスを調べてみると、大沼駅から函館本線長万部行きに乗れば、4つ目の駅のようです。
大沼駅は大沼公園駅から一つ引き返さなければならないのですが、歩いてもいける距離。
公園駅で聞いたら、15:10発で鹿部停車の電車があるというので、(事前に調べた時間と若干違っていて、ふと不安はよぎったのですが)それに乗って行ってみることにしました。
大沼公園の「沼の家」で買った団子をひろげながら、列車の旅を楽しんでいると
突如、200系が現れました。
さきほど、木陰に垣間見えた新幹線の正体のようです。
なぜか知らねど「流山温泉駅」に設置されたモニュメントでした。
それにしても、塗装がはげてボロボロ…、痛々しい。
なにしろ、4つめの駅ですから、新幹線に驚いているうちに「鹿部駅」に着いてしまいました。
駅に降りると、無人駅で…
路線バスが1台待っていました。
…三味線滝までのアクセスは、
「JR鹿部駅からバスで16分。「鹿部営業所」からバスに乗車10分「大岩」で下車」。
電車の本数がないので、駅でタクシーを拾い、滝を見てとんぼ返りする計画でした。
虫六「このバスは、大岩までいきますか?」
ドライバー「営業所までだよ。その先はないよ」
虫「じゃあ、タクシーは呼んだらきますか?」
ド「タクシーなんか来ないよ。ここはバス以外交通手段ないよ。」
虫「えっ…(しばし、白くなる)。
あ、あの三味線滝に行きたいんですが、営業所から歩いていけますか?」
ド「そんな簡単にいけるところではないよ。バス、どうするの?乗らなくていいの?」
虫「このバスに乗って営業所まで行ったら、帰りは何時になりますか?」
ド「営業所発5時にじゅう…、電車あるかな?今晩は鹿部に泊まるの?」
虫「いえ、6時までに函館に帰りたいんですが…」
ド「それは間に合わないね…。ここはタクシーも来ないしね、何もないよ。
それに、滝もいったところでさもないよ。感動するようなものでもないし。
間欠泉の方がずっと見る価値あるよ」
虫(ぎょ〜、そんな身も蓋もないことを〜)
「乗ると帰れなくなりそうなのでとりあえず乗らないことにしますから、出発してください」
ド「ほんとにいいの?」
(実際のところ、運転手さんは意地悪で言っているんではないのです。とても親切に心配してくれ、わざわざバスをおりて、電車の時間を確かめてくれたりしたのです。でも、手段はないのでした。乗車中のお客さんも同情気味でこのやりとりを聞いています(爆))
というわけで、バスを見送ったものの…、駅は無人駅、駅前には看板が一つあるのみ。滝には行きようがないし、立つすべがありません。
しょうがないので帰りの電車がくるまで、1時間15分あまりここで待つことにしました。
「三味線滝」。一応、町の観光名所にはなっているようです。
鹿部町の観光キャラクター「カールス君」。軽石なのかな?
バスは基本1日3本のようです(爆)。
高倉健さんとか座っていそうな、駅の待合室。
虻の支配下にあります。
鹿部駅。
……。
駅周辺の探索が終わると、いよいよやることがなくなり、親子は「アヒルと鴨のコインロッカーごっこ」(フェンスの上にのせた石に別の石をぶつけて落として競う)に興じたり、JRさんには内緒ですが線路で記念写真をとったり、読書したり、だらだらと時間をつぶしました。
幻の「三味線滝」よ。
来年は車でリベンジかな(家族が許してくれればだけど)
↑
(まだ諦めてない)
フリー切符で汽車代がかからなかったのが、せめてもの救いでしたね。
返信削除来年、車を運転してくれるなら、また行ってもいいけど。大沼ビールは飲めないけどね(笑)。
>匿名サン
返信削除どうせビールが飲めないのは私ひとりザンス。
次回は、鹿部町観光課にしっかり問い合わせて、危機管理の計画も念入りに行って挑みませう。
読書は進みましたけどね(苦笑)