久々に家族の休みが重なったので、公開になったばかりの細田守監督のアニメ映画「サマーウォーズ」をみてきました。
http://www.youtube.com/watch?v=Ra26GtulFP0&hl=ja
前作「時をかける少女」もかなり良くてはまったので、今度の新作も期待大でした。
もちろん裏切られることはなかったけれども、前作が映画版「時をかける少女」のオマージュであったのと、情緒的・文学的な世界の中で細田アニメの技術の高さをさりげなく見せつけられるものだったのに比べて、「サマーウォーズ」は、「オズ」というバーチャル世界やキャラクターの造形や、それと現実世界である「上田」地方の風景や、そこに住まう映画「大誘拐」の大刀自ばりの快老女とその親族たち、そして花札や対戦シーンの和の造形など。まさに「ジャパニーズクール」全開でした。
「時をかける少女」は、少し年齢層を高く意識して作ったのかなと思われますが、「サマーウォーズ」は、もっと若い層をターゲットにしているのかな?それと、海外のファン層にも向けているんだろうか。
それにしても、どの分野よりも日本の文化が進んでいると実感できるのは、やはりアニメだなぁ…と再確認しました。
神木隆之介君は声優やっても才能感じますね。成長期のハンデとかないですね。
たしかに「サマーウォーズ」は、海外向けに日本を演出するという意図は感じましたね。ともかく、「OZ」の世界は、アニメならではの動画的快感に満ちていました。
返信削除それにしても、最近はパラレルワールドものがジャンルを問わず流行っているようですが(「1Q84」とか)、何か時代的背景でもあるのか気になります。
>タイコウチさん
返信削除初コメントありがとうございます。
映画のパンフレットを見たら、仮想世界「OZ」発想のヒントは3つあって、1つは「MIXI」に代表されるソーシャル・ネットワーク・サービス、2つめはビデオゲーム機「WIN」、3つめは「セカンドライフ」に代表されるネットワーク上の仮想世界とのことです。
まだ、押井監督の想像物であるはずの「OZ」ですが、その3つのイメージ情報を共有していると、すでに世界のどこかに「OZ」的なものが存在しているような錯覚を覚えます。
パラレルワールド自体は、アートの世界ではだいぶ前からブームは来ていますよね。
お久しぶりでーす。で、『サマーウォーズ』ですがこれも時かけのごとく原型が有って、2000年制作の 『劇場版デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム』が、共通点満載で見比べると興味深いです。細田監督はあくまで自分のイメージに固執するところが有るようですね。
返信削除>タイコウチさん
確かに今アニメ業界でも量子論的キーワードが大流行りです。タイムリープ、パラレルワールド、不確定性原理、コペンハーゲン解釈、シュレディンガーの猫……SFリテラシー何だか妙に上がってきてます。涼宮ハルヒなんかもお話のベースは量子論なんですよね。時代の閉塞感が新たな「場所』を見つけ出そうとしているのでしょうか〜?
>Kurokitiさん
返信削除コメントありがとうございます。
お元気でした?
相変わらずアニメチェックにはぬかりがない感じですね〜。
そうでしたか、原型は『デジモン』でしたか 。やっぱりね。
今度TSUTAYAで見つけてみますね。