2010年1月13日水曜日

友吉鶴心『城壁のハムレット』を視聴

偶然You Tubeで予告編をみて、友吉鶴心という薩摩琵琶奏者のDVDを衝動買いしました。(じつはTUTAYAポイントが貯まっていたので、お得買いですが)


虫六不勉強につき存じ上げなかったのですが、もしかしてその筋ではよく知られた方なのかもしれません。
プロデュースは小説家・橋本治氏で、橋本氏の書き下ろし「城郭のハムレット」「菊慈童」「日本海海戦」の3作品の演奏で、これまで琵琶の演奏というものに抱いていた印象とはだいぶ違うものでした。
つまり、重々しく、センテンスを語る息がやたらと長い…という感じだったわけなんですが、鶴心氏の演奏は、まず琵琶の音がとても透明で、かつ、吟詠がとても聞きやすい。現代人である橋本氏が書いた文章を読んでいるからとも言えますが、言葉がすんなり入ってくるというのは、要素としては大きいです。衝撃がありました ( Д) ゚ ゚
琵琶の世界も新しい才能が活躍しているんですね。
生の演奏も機会があったらぜひ聴きたいものです。

●薩摩琵琶『城壁のハムレット』
  橋本治・作
  友吉鶴心・演奏
  企画制作/発売 株式会社ジェイブイディー



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