2010年6月17日木曜日

怪異・妖怪画像データベース

京都にある日文研こと国際日本文化研究センターが、絵巻物や文献に描かれた妖怪の画像を無料で検索できる「怪異・妖怪画像データベース」を作り、16日にインターネット上で公開したというのをネットニュースでみたので、さっそく覗いてみました。

なんでも日文研が所蔵する江戸~明治時代の絵巻物や文献計100点に描かれた妖怪を一つ一つ抽出し、1826件をデータベース化したそうです。

凄くシンプルな検索画面が出てきたので、思いつく妖怪の名前を入れてみました。

「一反木綿」…検索結果: 0件
「ぬりかべ」…検索結果: 0件
「百目」…検索結果: 0件
「猫娘」…検索結果:0件

むむむっ、本当に入っていているんかなぁ。漢字・かなで出ないのかとあれこれ打ち込みなおしてみたけれど、効果なし。
それにしても、自分の妖怪知識が「ゲゲゲの鬼太郎」以上のものはない(;´д`)ということを再認識。

「産女」…検索結果:1件  やっと出た!

イメージ検索の方が探しやすいのかな?
試しに「猫」と入れてみたら、32件ヒットしました。

そうか、画像検索だから、必ずしも妖怪の名前がハッキリしているわけじゃないんですね。
検索結果で画像のサムネールが出てきて、それを選んでクリックすると、ちょっと大きな画像と少し詳しい情報が出てきます。所蔵元や情報源として親書誌などもわかる。親書誌にリンクがはってあれば、書誌情報も知ることができ、さらに資料全体のページごとの画像データまでアーカイヴしてあります。

検索はちょっとコツが要りそうですが、特に登録なども必要なそうですし、なかなか便利かもしれません。




4 件のコメント:

  1. 前に妖怪などに調べていたとき、日文研のHPでいろいろ調べました。そのときすでにデータベース化してありました。今回久しぶりに見ると、使いにくくなっています。別の入り方をすればいいのかもしれませんが・・・。

    返信削除
  2. >zatugeiさま
    実際に必要に迫られて使ってみないと使いやすいかどうかっていうのは分かりませんよね。検索で苦労したのは痛いかも…。
    でも、某T大のヴァーチャルミュージアムとか重くて大変だったし(10年程前の話なので画期的に改良されているのかも知れませんが)、この手のアーカイブもので使いやすいものというのは、よく考えると思いつくものがないですね。ウィキペディアくらいですね。
    簡単にダウンロードできて、自由に使っていいっていうものでないと、なかなか大変ですね。

    返信削除
  3. 国会図書館のデータベースがわりあい使いやすかったように記憶しています。しかも無料でした。数年前は。もっともこれは妖怪というより、錦絵ですが。この手のデータベースはどんどん進化しているので、私が最近サボって調べていないだけなのかもしれません。

    返信削除
  4. >zatugeiさま
    国会図書館ですか…。そういえば、国会子供図書館も「子供の友」だったかのデータベース化で、お便り欄の投稿者(著作権者)探しをしてましたね。いつの間にか公開していたんですね…っていうか、それもかなり昔の話でした。
    もっと積極的に使わないと損ですね。

    返信削除