やんごとなき送迎の仕事があり宮城県図書館までいったので、新聞にでていた特別展をみてきました。
特別展「宮城に眠る玉手箱 〜のぞいてみよう児童資料の世界〜」
会期 1月15日(土)〜6月30日(木)
時間 図書館開館日の午前9時30分〜午後5時
会場 宮城県図書館2階 展示室
・図書館に所蔵されている貴重な児童資料をとおして、明治から昭和にかけての児童文学の一端を紹介する展覧会。美しいちりめん本や大正期の県内外の児童文芸雑誌、紙芝居などを展示。
…ということなので、井上資料がどのくらいでるかしら?と拝見。
う〜む、確かに「欧文挿絵絵本 ちりめん本」は珍しかった!
なんで和紙をわざわざ縮緬にするのか?が知りたいと思いました。そして、その技術も。
でも、これって日本文化にとっては児童資料と言えるのか?たしかに昔話や神話などが題材になっているけど、欧文だし、ヨーロッパ人の日本土産だったらしいぞ。日本の子供は読んでいないわけなんですよね〜??
それから「赤い鳥」などの児童文芸誌…。はいはい。
そして、紙芝居コーナー「絵を見せて語る 紙芝居」
うぬ、資料は4つ。
・柴崎富生さんの立ち絵「西遊記」の絵札(たぶん近年になって作られたものかな)
・教育紙芝居「家庭坊空陣」(画/蒲田重雄・脚本/日本教育紙芝居協会 発行/日本教育紙芝居協会 昭和16)←戦中紙芝居
・教育紙芝居「幸福物語」(作/小川未明・画/山川惣治 発行/日本画劇)
・街頭紙芝居「ハリケンピーちゃん第1-1巻」(作/青葉しげる)
と、井上さんを紹介した資料が少々。
…というか、紙芝居、それぞれ絵が3枚、裏紙3枚(しかも「ハリケンピーちゃん」は裏紙はコピー)。せめて1巻分展示してくれれば話の筋くらい追えるのに。東北最大級のコレクションがあるのに、なぜ…?
解説も、教育紙芝居が先でその頃商売の紙芝居もあった…と誤解を招きかねない表現で、ちょっと危ういものを感じました。
せっかくの展示の機会なので、勿体ないなぁと思ってしまいました。(u_u。)
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