歌舞伎座が健在の時は、会場脇「かおみせ」の売店を冷やかすのも楽しみでしたが、他の劇場はこの賑わいが味わえないのが寂しいですね。
で、歌舞伎座の「かおみせ」はネットでは生きているようで、珍しい紙玩具を売り始めたというので、買ってみました。
作者不明
版元=東京・浅草/牧錦之助
判形・数量=大判錦絵4枚組
制作年=大正4(1915)年
所蔵=松竹大谷図書館
「組上燈籠とは、錦絵の一種で、画中の部品を切り取って、芝居、風景、建物などを組み立てる玩具絵(おもちゃえ)の事。一枚物から複数枚続きのものまで、ハサミや小刀で切り抜き、糊しろに糊をつけて組み立てて遊びます。燈籠という字が使われているのは、盂蘭盆会(うらぼんえ)の供養に使われた紙細工の燈籠飾りからきていると言われています。」(歌舞伎美人より)
お役のモデルは、此下東吉(15代目市村羽左兵衛)、雪姫(5代目中村歌右衛門)、松永大膳(7代目松本幸四郎)です。
松竹か歌舞伎座が作ったのかと思っていたら、発行所は玉川大学出版部でした。
「かおみせ」での扱いはなかったけど、大学の方では「上野動物園組上ケ」というもの売っているみたいです。
週末にでも組み立ててみましょう。
私も買いました。もったいなくて、しまってありますが…。ちなみに国立劇場にも売っています。これも、もったいなくてしまってあります。
返信削除>zatugeiさん
返信削除なんだ、国立劇場でも扱っていたんですね。
発行日をみたら去年の7月だったので、そんなに新しいものでもないんだな?と思ったんですよ。
私も切るのが勿体ないと思って、実は2つ買いました( ̄ー+ ̄)
いつもはそのまま締まってしまうんですが、まずは作ってみないと分からないかな?と思いまして…。
でも、作ったあとどこに飾るかが問題なんですが…