22日。夕べから叩きつけるような雨でしたが、今朝は降ったり止んだりとなりました。
朝風呂に入ってしゃっきりして、おいしい朝ご飯を食べたら体調が整いました。せっかくここまでやってきたので、傘を借りて金比羅宮にお参りにいきました。
ふぉふぉふぉっ ( ̄▽ ̄*!)
300段くらいですでに息があがってきました。
途中に白と黒のご神馬が飼われていました。
象のブロンズ像とかでっかい船のプロペラとか、脈絡が感じられない広場がありました。
旭社。立派な建物です。こんなの見たからこの辺で引き返そうかな…という誘惑に駆られましたが、なんだか歩いて先に行ってしまいました。そういう人の動きをうまく誘導するように参道も作られているそうです。
やった〜!本宮着いた。
ここでも歌舞伎の神様にお祈りしてきましょう。
本宮から眺める琴平の町並み。
ちょっと雲が厚いけど、穏やかな風景が眺められました。
こんぴら狗のおみくじ。
この狗の中におみくじが入ってます。
さ〜、降りるどー。同じ数の階段を下りなければ、金比羅歌舞伎千穐楽の昼の部が見れません!雨で石段は滑るし…膝が笑うぅ。
そんなわけで、せっかく持ち返した体力を見事に使い果たしてしまいつつ、いよいよ昼の部観劇です。
第二十八回 四国こんぴら歌舞伎大芝居
中村歌昇 改め 三代目 中村又五郎襲名披露
中村種太郎改め 四代目 中村歌昇襲名披露【第一部】
一、正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
曽我五郎時致 種太郎 改め 歌 昇
小林朝比奈 歌 昇 改め 又五郎
二、一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)
駒形茂兵衛 吉右衛門
お蔦 芝 雀
堀下根吉 種太郎改め歌 昇
若船頭/おみな 種之助
子守娘おてる 米 吉
伊兵衛 隼 人
船戸の弥八 吉之助
清大工 桂 三
老船頭 由次郎
船印彫師辰三郎 錦之助
波一里儀十 歌 六
いきなり、鳥羽屋文五郎師匠と杵屋五七郎師匠の大薩摩からはじまりはじまり。よっしゃ〜と、今日は手応え有り。
又五郎親子の「正札附根元草摺」も華やかで見応え有り、またさすがに吉右衛門丈の駒形茂平は安心して見れました。花道もうまく使われていたし、客席を歩く演出、回り舞台…と昨日とはだいぶ違っていて、会場も沸いてました。
今日は、虫六もご一行と同じ桝で観劇です。
着ぐるみシスターズの皆さんをはじめ歌舞伎上級者の人ばかり、間のあわせ方や、拍手のタイミングなんかも芝居の波にのっていて、楽しい空間であります。あちこちから掛け声がぽんぽん飛んで、こりゃ役者も気持ちいいわね。いちばん威勢が良かったのはカコトラさんでしたがネ。
幕間の時間は、まるでお花見会場のようなリラックスムード。他のお席のかたがたも、みんな自家製弁当みたいなの食べるんですけど。楽しいな〜。
紙コップに注がれた透明の液体、こ、これは水に非ず!(前夜5升も飲んで、まだ足りんのか、この人達は…。)しかし、つまみにもエチケットがありまして、他のお客さんに迷惑にならないように、臭いのきつい物はNG。かさかさごそごそ音がする入れ物はNG。
楽しく飲み食いしながら、芝居見物…なんと至福の時間でしょう。この辛い豆、うまかったなぁ。
そうか、世の中にはこういう遊びがあったのか…。
またしても黒さに磨きをかけてしまった虫六です。
それにしても金丸座リピーターの諸先輩方が言葉だけでなく、眼でも、オーラでも、今年の芝居を見て「金丸座を見た」と思わんでくれ!!と訴えるので、本当は虫六は金丸座の真価を体験していないのだと思いました。そうでしょうとも〜。
次のチャンスを逃さないように、今から「こんぴら歌舞伎貯金」をしようと心に誓ったのでした。
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