なかなか行くチャンスがなかった「能BOX」に出かけました。
…よくアートイベントなどで使っていた卸町の倉庫がちょっとお色直しをしていましたよ、銀色に。
どうして能BOXかというと、 今日はここで「伝の会」の長唄三味線ライブがあるからです。
倉庫のなかに能舞台どーん。客席が…100くらいでしょうか?倍くらいあっても良いように思いましたが、広い方の倉庫は使えなかったのかな?この席数だと有料公演などは大変そうです。立派な舞台だし、うまく使えるといいと思うのですが…。
「伝の会」は、長唄三味線方の杵屋邦寿さんと松永鉄九郎さんのお二人のユニットです。最近はお二人ともお忙しいので、久しぶりの「伝の会」ライブとのこと。S市へはなんと6年ぶり!
思えば、この6年前のライブを聴きに行って、テツクロさんに感想をもらしたことがきっかけで我が師匠をご紹介していただいたのが、虫六のお三味線ことはじめ。テツクロさんは恩人です。
「6年前は40代だった俺たちも50代になりました」って、とぼけた邦寿さんと突っ込みながらいじられているテツクロさんの息もピッタリ爆笑トークと、長唄三味線ならでは超絶テクニックで、笑っているか感心しているかのどっちかでライブは過ぎてしまいました。
今日の演目。
唄方なしお囃子なしのお三味線の二重奏というスタイルを逆手にとって、三味線の聞かせどころである前弾きや舞踊曲のつなぎ合方をマッシュアップした独特の演目が面白いのです。ちょうど今練習中の「都鳥」の前弾きや「娘道成寺」の合方、そのほか、姉弟子のお浚いしている「秋の色種」「梅の栄」などなど、まるで我ら一門のために弾いてくださっているような…。それにしても、こんなに巧く弾けると気持ちいいんだろうなぁ。
お仕舞いは、オリジナル曲「三絃エキゾチカ」と「河」。CD買おうと思ったけど、今日は持ち込みなしとのことで、残念。
6年前は、「吉原雀」でしたね、たしか。
長唄の大曲1曲聞きたいところでしたが、お二人とも忙しくてなのか、今日はなし。少し残念でしたが、また次の機会をぜひ…ということで。
最後にアンコールで「按摩けんびき」、弾き語り!
というか、本編はマイクを使っていたんですが、けっこう音響がきつかったのです。これ、マイクいるの?って思いながら聞いてました。でも、アンコールはお三味線の生音ですごく良かったのです。そしたら「生音でも良かったんだけど、俺たちが疲れるから…」って、確信犯かい!
お茶面な邦寿さん。
いただきました!ありがとうございます。
テツクロさん。
いつもお世話になっております。
今日は、うちに帰ってお三味線の練習しました(爆)
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