一夜あけて、25日は月曜日。今日のミッションは午後からなので、午前中は最寄り新木場駅の夢の島公園に行きました。第五福竜丸展示館に会いたい人がいるので訪ねていくのです。
昨日は東銀座でエキサイティングなスーパー歌舞伎をみて、今日は夢の島…、ギャップあるなぁ。
ゴミ収集車が入っていくなぁと思ったら、清掃工場の入り口でした。
現在の大気汚染の数値が表示されるようになっているんですね。
さすがに放射線数値はなかったけれど、おそらく福島県内に作られることになる中間貯蔵施設もこうなるのかなぁと想像してしまいました。
第五福竜丸展示館は月曜日休館なんですが、虫六が会いたい人は前庭にいるので、きっと大丈夫と読んで来てみたら、
ほらね。
やっぱりお会いすることができました。
現代美術家ヤノベケンジさんが作った「サン・チャイルド」君です。
少し前の新聞に「福島に未来見つめる子ども像を ヤノベケンジさんが計画」という記事を見つけて、これは見たいと思いました。
終末を強くイメージして“サバイヴァル”をテーマに作品を作り続けてきたヤノベさん。実際に機能性のある黄色の防護スーツの作品をこれまでいくつか拝見してきました。
(プラモデルも持ってます ( ̄▽ ̄) )
そのヤノベさんが、震災後…というより原発事故後に再生の願いをテーマに作品を作ったそうです。
実はちょうど昨日(24日)の夜に、美術評論家の椹木野衣さんと作家のトークライブを行ったらしいのですが、虫六は「ヤマトタケル」を見ていたので聞き逃してしまいました
(;´▽`A``
せめて、作品だけでも見ておこうと足を運んだというわけです。
キャラクターが見えないイエロースーツの中には、こんなかわいい少年が入っていたんだね。胸のガイガーカウンターは「0」をさし、少年はほのかな笑みを浮かべ、少しあごをしゃくって、ひたすら大きい目をあけて空にまっすぐに視線を伸ばしていました。
サンチャイルドを眺めながら、ベンチに座って、駅で買ってきたサンドイッチとコーヒーを飲みました。
この作品を福島に運ぶ計画があるらしい。福島の人たちに見てもらいたいな。
展示館の前庭には、水爆実験で被爆した第五福竜丸のエンジンが展示されていました。
入り口のガラスをのぞいたら、船首が見えました。
あまりゆっくりもしていられないので展示館を後にして、公園内を少し迷いながら散歩して帰りました。突然広い駐車場に出たナーと思ったら、突然向こうに警視庁のワゴン車と囚人護送車がものものしく次々と横切っていきました。さきほど見た清掃工場の方に向かって走っていく様子です。服役中の囚人の方々はこんなところで強制労働させられているのかー。都市の暗部をかいま見た思いだなぁ。
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