ブログでは沈黙していましたが…、
9月30日(土)は、松永会の家元・松永忠五郎師匠の喜寿記念と、そのご子息直矢さんが4代目松永忠三郎を襲名する記念の演奏会が、国立劇場小劇場で開催されました。
本番の前日(29日)、その下浚い会(リハーサルみたいなやつ)が、四谷近くの某所であるというので、忠美恵一門は、前乗りで国立劇場の隣のホテルに滞在しておりました。
眼下に眺める皇居のお堀。雲が映っていて綺麗です。
お天気が良くて良かった。
順番では1時〜3時ごろということで、少し早めに会場に入ったのですが、すでにはじまっておりまして、場内緊張感に包まれております。
東京では折々に演奏会もあるということですが、我らはこんな大きな演奏会は滅多にない経験なので、下浚い会も当事者と言うよりも珍しいものをみる心持ち。本番の日には黒紋付きで舞台にあがったり裏方を務められる名取の師匠さんたちが、それぞれお好みの着物をお召しになり妍を競っておられます。
演奏そっちのけで目の保養(笑)
下浚いの時は、紬もありなんですねー。
本当は、我らも下浚いも着物…ということだったので、季節柄、単衣か袷か、2枚(下浚いと本番)か、長襦袢は…と、錯綜することがあったのですが、先生のまさかのご英断により家元直談判で下浚いは洋服で!ということになり、荷物が半分になりました( ̄ω ̄;)
まぁ、そんな心配より演奏に集中しろってことでしょうか…汗
キビキビ立ち回っている黒服集団がいるな(!)と思ったら、お三味線屋の三雅のスタッフさんでした。カッコいいー。
粛々と順番に演奏していきますが、基本的に合わせるのは1回切り。やり直しとかやらせてもらえません。一門の中ではそれぞれお稽古はして来ている分けなんですが、本番ではプロの方々に助演をしていただきます。はじめて顔をあわせるような場合もあるわけで、長唄は長いので曲の一部を抜いたり、テンポや調子なども、このたった1回こっきりの下浚いで確認して合わせ、本番に掛けるのです。恐ろしや〜、玄人集団。
我ら忠美恵会は『太鼓の曲』(杵屋正邦作曲 1946年)という器楽曲を選曲したので、唄の要素はありませんが、三味線に鉄九郎師匠と忠三郎師匠が入ってくださることになっており、囃子方に1人太鼓をお願いしております。太鼓ははじめてお会いした梅屋巴師匠。(よろしくお願いします。)
ご挨拶もそこそこに、いきなり演奏。お囃子にあわせた演奏をするのもはじめてな上に、目の前にお家元がいて緊張して、手を間違えたりもしましたが、全体的には気持ち良く…。太鼓が入ると演奏しやすい(!)という感触をもって、下浚い終了。
あっという間でしたー。
3時には終わると思っていたのですが、もう5時頃になってました。押してますー。
いつもお世話になっている圭江先生のご一門のお浚いを拝見して、さあ片付けて帰ろうと、正座していた膝を立てたら、ここで悲劇が…。
がーん、ワンピースの裾を踏んづけてボタンのところから鉤裂きが…∑(゚∇゚|||)
このショックを明日に引きずりませんように…(T_T)
会場を出たら、すっかり暗くなっていて、ホテルに戻ったら6時を回っていました。
明日は落ち着いていこう!
タクシー待ちしてた四谷駅近くで国立劇場のポスター発見!
明日は、この方のお三味線も聴けます(=´Д`=) でへへ。
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