読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1086ページ
双調平家物語〈6〉院の巻(承前) (中公文庫)
摂関家の権勢憎しの後三条帝の時代に至り、貴族の時代はなんだかどろどろの様相。娘を帝に嫁がせることで藤の命をつないできたはずの時の関白は娘も作らず衆道に耽ってみたり、不遇の幼年時代を経て帝の地位についた白河帝は「例は朕より始めい!」と私欲に目覚めてやりたい放題、淫行乱行。しかし都にはそれを正せる者は居らず、ゆがみの種は一つ二つと芽吹きの時を待っている。一方、そんな貴族社会の外側では関東武者登場。やっと平家物語って感じになってきました。
読了日:03月28日 著者:橋本 治
阿房列車 2号 (IKKI COMIX)
偏屈だけどそこがチャーミングこの上ない百間先生の珍道中、2号はますますノってます。あっさりした作画が、セリフの詩情をよく引き出していて、昭和な鉄道旅が楽しげで羨ましい。熱燗をポットで2つ持ち込んでいっぱいやる場所をあれこれ画策したり、妙に1等にこだわったり。又、見開きの風景に車両が溶けこむページは爽快で、列車のスケール感を感じます。今回は東北地方もひとまわり、些細なシーンですが仙山隧道で電気機関車につけ替えるところが個人的にツボでした。
読了日:03月14日 著者:内田 百けん,一條 裕子
偏屈だけどそこがチャーミングこの上ない百間先生の珍道中、2号はますますノってます。あっさりした作画が、セリフの詩情をよく引き出していて、昭和な鉄道旅が楽しげで羨ましい。熱燗をポットで2つ持ち込んでいっぱいやる場所をあれこれ画策したり、妙に1等にこだわったり。又、見開きの風景に車両が溶けこむページは爽快で、列車のスケール感を感じます。今回は東北地方もひとまわり、些細なシーンですが仙山隧道で電気機関車につけ替えるところが個人的にツボでした。
読了日:03月14日 著者:内田 百けん,一條 裕子
センセイの鞄 2 (アクションコミックス)
2巻目になると、原作とまんがが対峙していると言うよりも、やっぱりまんがが原作に従しているのかなという印象の方が強かった。それだけ原作の言葉の力がつよいのでしょうね。最後の対談で、川上さんが今の自分ではもう書けないという言い方をしていたのが興味深かった。「パレード」で、ある意味すくわれた気がしました。
読了日:03月13日 著者:画・谷口 ジロー 作・川上 弘美
2巻目になると、原作とまんがが対峙していると言うよりも、やっぱりまんがが原作に従しているのかなという印象の方が強かった。それだけ原作の言葉の力がつよいのでしょうね。最後の対談で、川上さんが今の自分ではもう書けないという言い方をしていたのが興味深かった。「パレード」で、ある意味すくわれた気がしました。
読了日:03月13日 著者:画・谷口 ジロー 作・川上 弘美
車両のカラーリングも鉄道の個性を見分ける重要な要素。こういう出し方もあるんですね。書籍のデザインを重視したのかもしれないですが、データとしてはサンプルがもっともっと沢山欲しいですね。
読了日:03月07日 著者:下東史明
読了日:03月07日 著者:下東史明
さらい屋五葉 7 (IKKI COMIX)
ちぎれちぎれに見えていた、弥一の心の暗部に重く沈み込む孤独の正体。拐かし。同情と嘘。最後の希望と引き替えに取り留めた命。うらぎり。プロット自体は意外にさらりとしていますが、イメージ的なコマが繋がるオノナツメのスタイリッシュな絵で、弥一の痛みがクールに浮き上がってきます。そんな弥一にあくまでも仲間として寄り添おうとする政之助の清廉さ。弥一が果たしてどう心を解いていくのか…この先に作品の正念場がありそうです。
読了日:03月02日 著者:オノ・ナツメ
読書メーター
ちぎれちぎれに見えていた、弥一の心の暗部に重く沈み込む孤独の正体。拐かし。同情と嘘。最後の希望と引き替えに取り留めた命。うらぎり。プロット自体は意外にさらりとしていますが、イメージ的なコマが繋がるオノナツメのスタイリッシュな絵で、弥一の痛みがクールに浮き上がってきます。そんな弥一にあくまでも仲間として寄り添おうとする政之助の清廉さ。弥一が果たしてどう心を解いていくのか…この先に作品の正念場がありそうです。
読了日:03月02日 著者:オノ・ナツメ
読書メーター
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