2010年9月23日木曜日

東北以北最古の手動式エレベーター

市電の1日乗車券を買うために立ち寄った「函館市地域交流まちづくりセンター」の古い建物に「東北以北最古の手動式エレベーター」があるというので、聞いてみたら、中に乗せてくれました。

大理石に囲まれた佇まい。
時計のような階数表示板がかっこいい。
函館市地域交流まちづくりセンターの建物は、大正12年創建の丸井今井呉服店函館支店として建てられたビルを再利用したものだそうです。当時ニシン漁の基地として栄えた函館港。寄港した漁師さんたちで丸井今井の呉服店も大繁盛し、建物を五階建てに改築した時に備え付けられたエレベーターだそうです。

モダンで格調を感じさせる内装。

このレバーを係の人(エレベーターガールでしょうか?)が操作して運転したそうです。
動くときは、内側から鍵をかけるのです。

5階が終点です。乗せてもらえるのは昇りのみ、下りは大理石の階段を自力で降りたのでした。

「函館市地域交流まちづくりセンター」の1階では、「海炭市叙景」映画ロケ写真展をやっていました。
函館の作家・佐藤泰志の小説を映画化した作品で、市民の募金で制作費の半分を支え、オール函館ロケをしたとか。先日、S市の「ショートピース映画祭」で家人Tがチラシをもらってきて興味津々でしたが、これは見ねばなるまい。


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