6月29日、ボランティアで三陸鉄道・宮古駅に復興支援イベント「がんばろう!三鉄の集い」のお手伝いに行ってきました。震災で路盤ごと流された三陸鉄道とその周辺地域の市民の皆さんに元気になって貰おうという、ちょっと大がかりなイベントです。
人気演歌歌手の1日駅長任命式、コンサート、東北ローカル民鉄のグッズ販売コーナーなどなど。某国交省からの呼びかけで、ブースは出したいけど人は出せない鉄道会社さんのお店番などがお手伝い内容。
「福島」のキーホルダーとか気合い入れて売っていたら、家を流されたおじいちゃんに声を掛けられて…、家と一緒に100万のゴルフバック流されたけど、こうなるとモノに対する執着とかどうでも良くなるな…、とか。福島も大変だけど、ここらも相当大変なんだよね…、こんな人たちに鉄道グッズとか売りつけていいのか?とか、いろいろ気分は複雑でした。
それでも、「福島をよろしく」なんて言うと、「ホント気の毒で胸が締め付けられるね」といろいろと買ってくださる方もいて、全く頭が下がりました。ここも早く鉄道通って家が建って暮らしが戻るようにと祈らずにいられませんでした。
でも、炎天下、椅子も無く、1日立ちっぱなしはきつかったです、朝は5時30分に出発でしたし(´;ω;`)
(高速の入り口はその時間ですと混んでなくて良かったです)
つか、とにかく暑いんですけど…。
この被り物の内側はサウナだと思うよ。鉄道員も辛いのだ〜〜。
遠くで瀬川瑛子さんが歌っています。
山本譲二さんはMCが得意そうだった。キミマロか!と遠くのブースで突っ込み入ってましたよ。仕込みかどうか分かりませんが、宮古市でただ一人のファンクラブ会員の若い女性を引っ張り出して何かやってました。そして、この人には決め歌があったのね、「みちのく一人旅」。「震災以来、何度も心を込めてこの歌を歌ってきました。でもまだ上手く歌えたことがありません」と。(あ、歌手がそんなこと歌う前から言うの、どおなの?)
でも、盛り上がってましたよ。
トリは杉さまこと杉良太郎さん。もちろん「すきま風」歌ってました。(合唱にはならなかったけども)
港町にはやっぱり演歌なんだなぁーと妙に納得しました。
最後の最後に杉さんに「Y君、まだ話したりないことある?」と水を向けられたMC好きのYさん「いえ、さっき休憩の時にテレビを見ていたんですが…、菅首相が刺されました」
(えっ?会場内、水を打ったようにし〜〜〜〜〜〜ん)
「蚊に…」
(げろげろ、冗談か〜!?)
会場内から「笑えねー」のひそひそ声…。
(あのー、ここで放つ冗談じゃないですから、それ…)
宮古駅から2丁下ると、そこから停電…信号がついていませんでした。
がらんと更地になっているか、瓦礫が山になっているか、傾いた家に赤いスプレーで「解体可」の文字。まだ、どこから手を出してよいか…という風にみえました。
気持ちだけで乗り切れるような次元の災害でないと、本当に痛感しました。
薄暮に追われながら高速道路に乗りました。
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