すでに遅ればせの情報なんですが、昨年の暮れに仙台市文学館の「和田誠ポスター展」を見て来ました。
個人的なことを申せば、田舎の高校時代から大学時代を通して、本当に和田誠の全ての仕事が大好きでした。いわゆる美術ではなく商業デザインの奥深さや面白さを教えてくれたのも、映画の楽しさを教えてくれたのも、和田誠さんだったのです。「お楽しみはこれからだ」はバイブルでした。ずいぶん模写っぽいこともしたっけ。あの独特のレタリングもパクリました。
その、集大成のポスター展があまり宣伝されることもなく(しえっ!)、ひっそりと開催されておるのです。
もったいない!!!!!
残り少ないですが、ぜひ見に行ってください。
和田さんのライトバブリシティ時代にボランティアで作っていた(と記憶してます)シルクスクリーンの映画ポスターがありました!初恋の人にあったような感激でした。
○企画展「和田誠ポスター展」
開催日時:
2012年11月23日(金・祝)~2013年1月14日(月・祝)
観覧料金:一般 500円、高校生 200円、小・中学生 100円
休館日: 月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日
1953年、東京の近代美術館で「世界のポスター展」が開かれた。たまたまそれを見学した高校2年生の和田誠は大いに感動して「ポスターを作る人になりたい」と思った。当時はグラフィック・デザインという言葉もイラストレーションという言葉も日本には浸透していなかったので、もちろん高校生は知らないのだが、「ポスターを作る人」を夢みた彼は多摩美術大学に入学、デザインを学んだ。幼年時代から絵を描くことが大好きだった彼は在学中にイラストレーションの技術を身につけ、大学3年の時にオペラのポスターを手がける。それが彼にとって初めて街に貼られるポスターとなった。「ポスターを作る人」になれたわけである。多摩美卒業後、デザイン会社ライトパブリシティに入社し、プロとしての活動を開始する。会社では新聞、雑誌広告のレイアウトで腕を磨き、9年勤めて退社。グラフィックデザイナー兼イラストレーターとして、ポスターのほか装丁、挿絵、絵本制作、週刊誌の表紙など活動の幅を広げている。今回のポスター展は活動を開始した1960年代のものから現在にいたるまで、自選した作品約100点が展示されるほか1987年に制作したアニメーション「怪盗ジゴマ音楽篇」のDVD上映(毎日)も行われる。
0 件のコメント:
コメントを投稿