2013年7月15日月曜日

宮一高歌合戦2013で、老婆心ながら考えたこと

虫六子の高校の名物行事「歌合戦」が今年も無事に幕を閉じました。
お疲れ〜。今日から切り替えてくれやー。


今年の優勝は、3年生の「Vampireー永遠に生きる館の悪魔ー」でした。なかなか優れたパフォーマンスで感心しました。虫六子のクラスも頑張ったけど、惜しくも再演組になれず残念。
でも、勝ち負けは結果なので、それぞれ受け止めて成長の糧にしてください。

今年は、歌(コーラス)に気合いが入っているチームが多く、去年に競べても、とても聞きやすく、皆さん上手でした。背景や衣装、大道具も立派でした。

「歌合戦」攻略法はお節介ながら去年の日記に書いたので今年は省略しますが、あえて気がついたところを追加してみると…。

1)テーマが毎年似かよっている。
高校生という世代の関心事というのはそんなに変化がないのかなーとも思いますが、なんだか新鮮味がないような印象を持ってしまいますネ。過去3年くらいの演目はリサーチして被らないようなテーマを思いつけないものかと思います。「こういうことを伝えたい」「こういう世界が好き」という決め方もあるけれど、「このテーマなら、こんな表現ができる」という発想でアイディアを詰めていくと、意外にどんなものでもテーマになり得ると思うのでした。

2)作品全体を指揮するディレクターを決めてはどうか。
虫六が虫六子にいろいろ聞き取りをしたところによると、「これは衣装の担当の子が決めたから」「自分は大道具担当にされたので、背景画のことには意見をだせない」というような言い訳をされるんですが…、大人はこう考えます。「基本的にシンプルなテーマを決めることが大切」というのは去年書いた意見ですが、それをより収斂させるために意見を出し合うべきで、分担してイメージを散乱させたり、違和感を温存したまま遠慮してやり過ごすのは、せっかくの機会なのにもったいない。それだったら、みんなの意見を軌道修正してステージをまとめる責任者を決めてはどうでしょう。(ほんとは居たりするのかな?)

で、思ったことですが…。
宮一高は元・女子高ってことで、いまも全体に占める女子の割合が多く(4:1くらいか?)て、この行事の時は特に男子はテルマエ・ロマエみたいな衣装を着せられてちょっと恥ずかしそうにしている消極的な印象。(ダンスを見せる子もいたけどね)
でも、この行事、男子がディレクターを買って出たらずいぶん毛色の違うステージも作れるのではないでしょうか?蜷川幸雄じゃないけれど、演出監督どすか?自分の思う演出を実現するためにあのじゃじゃ馬娘たちを操縦できる男子は、社会に出たら絶対成功すると思うぞ!
JR某さんなどの元国営系大企業や某Dリョクさんとかいうオヤジ系企業で出世したい人はともかく、いまどきはサービス業界しかり、アパレル業界しかり、いやどんな業界でも、仕事ができる女子を上手に使える人が社会を動かして行くのです。この高校に入った最大のメリットはここだと思うので、ぜひ、男子諸君にディレクターを体験していただきたいと思うのでした。

そんなわけで、来年はもう「歌合戦」を見にいけ無いのが残念ですが、良い伝統なので、下級生のみなさんぜひ来年もがんばってください。健闘を祈る!!





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