(ちなみに下の写真は虫六の演奏風景ではありません。演奏中の自分の写真は撮れないので…(^-^; )
虫六も1年かけて(…涙)お稽古していた『梅の栄』を一番かけさせていただきました。
まぁ、日頃の鍛錬の未熟さからいって、本番でアレはあんなもんでしょう…(一番手だったので実はもう開き直っておりました…( ̄◆ ̄;)
それにつけても、普段は忠美恵先生が三味線を弾きながらちょっと唄を付けてくださいますが、いきなり本番で圭江先生の迫力のお唄が間近について、直矢先生には聴いたこともない上調子をつけていただいて、私の心臓はビックリ・ポンだったんでございますが、ただひたすらに普段のままに忠美恵先生の音について行って荒海を乗りきった心境でございます。はぁはぁ。
(でも、このもったいないような音に包まれながら波乗りするのは緊張も夥しいですが、ドーパミンが出てちょっぴり快感だったりもするのです。)
はぁ、終わった。_/\○_
自分の演奏はさておき、今年は早くに出番が終わりましたので、プレッシャーなく見物モード。舞監係をしながらですが、姉弟子の皆さんのがんばりにも頭を下げつつ、松の会の皆さんの演奏にも舌を巻きつつ、演奏会が楽しめました。
なんと珍しくも定世先生と直矢先生の『都風流』の掛け合い。うほー、かっこいい。
ボーナス企画、松永直矢先生の「邦楽ばなし」。
長唄によく登場する「大薩摩」について、演奏を交えながらのミニ講座。
大薩摩は、元は浄瑠璃のような語りものの演奏法であった大薩摩節が長唄と掛け合いで演奏されるようになり、さらに長唄の中に吸収されて現在に残っているということや、三味線弾きにとってはソロパートでもあるので腕の見せ所でもある…というお話。
大薩摩は超絶奏法でもあるので早く弾きたくなるのですが、直矢先生は「早さより大きさ」を大事にしなさいと教えられてきたそうで、「大薩摩はたっぷり立派に」弾くことを心がけているのだそうです。特に準備をしてなかったということだったのに、「なにか大薩摩をひとつお願いします!」という無茶振りに答えて、『連獅子』の唐草をさらりと即興演奏してくださいまして、みなさん大満足でした。
皆様お疲れさまでした。また来年お世話になります!
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