そろそろセーターが無いと寒いかなという季節になると、山口県から送られてくる食材があります。それは“零余子(むかご)”。
猿舞座の村崎さんが、リハビリをかねて山歩きをして摘んだのを送ってくださるのです。ご馳走さまです。 岩国は山が深いなー。
“むかご”…、この辺りのスーパーなんかではお目に掛からない珍しい食べ物なので、お友達にお裾分けしたのですが、みんな口を揃えて「どうやって食べるの?」と。不肖虫六も某料亭で八寸に出て来たという以外、実は食べた記憶はなく高級食材だと思っていたのですが、あるお年寄りは「むかし塩ゆでにして食べたね、懐かしい。」と言って喜んでくれました。
調べて見たら、“むかご”とはヤマノイモ属の蔓になる肉芽の事で、秋になるとヤマノイモの蔓の葉の付け根辺りに沢山付くんだって。地面に落ちると翌年に芽をだすヤマノイモの赤ちゃんみたいなものらしい。珍しいと思ったけれど、山芋の産地に被るので北海道と青森で日本全体の3/4を産出しているそうです。北国の食べものでした。
食べ方は、炊き込んで「むかごごはん」にしたり、シンプルに塩ゆでにして食べるのが一般的で、オリーブオイルでガーリック炒めにするとお酒のアテにもなるそうな…。
ネットで探したら、けっこういろいろ出てました。
トマトソースで和えた「タコとむかごのアラビアータ」っていうのが美味しそうだと思ったので、今年はこれに挑戦してみました。タコの食感とむかごがマッチしてけっこういけました!
便りきて 零余子めしは イタリアン
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