2009年10月30日金曜日

やまびこ連結を目撃

今日は東京前乗りなので、MAXやまびこ218号に乗る。

へっちさんのご指南により、JR「お先に得だね」の3割引チケットでグリーン車を取ってみた。
グリーンなんて贅沢極まりないと思っていたけど、回数券乗車のお値段で何だかすごく快適(*^_^*)
車内で書きものなどしなければならない方にはおすすめです。

で、乗り込む時にやまびこの連結作業を目撃した。何だかラッキーかも。

2009年10月29日木曜日

お三味線、演奏会仕様

演奏会をあさってに控えて、最後のお稽古がありました。仕事帰りにお三味線抱えて行きました。


先生のお宅に三味線やさんが来てくれて、糸を演奏会用のものに張り替えていただき、胴掛けと根尾も演奏会用のものに。我が一門は、銀の胴掛け+白の根尾というのが演奏会仕様なのです。

せっかく張り替えてもらった糸ですが、これから三味線を三本に分解・収納して移動し、東京でまた合体しなければならないので、(いつもは長いまま長ケースに入れて保管しています。その方がすぐに使えるので)、糸が折れてしまうのではないかと少々心配。糸は折れるとすぐ切れてしまうので。また、張り替えたばかりなので、すぐに音が狂って来るのですが、まだ調弦もおぼつかない虫六は、演奏している最中に音が狂ってきたらどうしようと、強迫観念が…。

それにしても、最大の問題は…。

本日先生と本番のように並んでお浚いしたのですが(いつもは向かい合ってお稽古してます)、なんだか調子が狂って、手を間違えてばかり((・(ェ)・;)) …、かなりやばい。「あら、ちゃんと練習してたの?」と痛い突っ込みが飛びました。

明日は午前中は仕事ですが、素早く帰ってきて出かける前に練習しなくっちゃ。新幹線の中ではさすがに練習できないもんね〜。

2009年10月28日水曜日

真夜中の練習

昨日のお稽古にも着物を着て行こうと思っていましたが、台風到来で挫折。どうも不安なので真夜中に着付けの練習をしました。汗だくで。

二重太鼓が思い出せるか、どうにも心配だったのでした。

例により、教科書見ながら、ぐるぐる巻き巻き、まいてはほどきを3回ほど繰り返し、やっと二重太鼓の構造を思い出しました。うん、時間さえかけて忘れ物をしなければ何とかなりそうだと確認。ちょっと安心。

明日から、お三味線の練習に集中しよう…。しかし、残業つづきで練習時間がとれない。着付けの練習は夜中でも出来るのですが、演奏の練習はできないよぉ〜(爆)

2009年10月25日日曜日

れきみん秋祭り2009_その2テツクロさんに芸人魂を見た!

さる講談師の先生が言っていたのですが、芸人さんがお仕事の依頼を受けると、お返事は2通りだそうです。
「はい、ありがたく!」と「もちろん、喜んで!」の2通り。…厳しい世界なんですね。
で、テツクロさんこと、松永鉄九郎さんの神楽舞台ライブが始まりました。

正直なところチラシを見た時に、「えぇ?これ、どおよ?」と思ってしまいました。門付け芸の津軽三味線ならまだしも野外の神楽舞台で長唄三味線一丁で大丈夫かなぁ?しかも前後はたっぷりの神楽舞で、しんどそうだなぁ…と他人事ながら不安がよぎったのでした。テツクロさんのお三味線、大好きなので余計に。

先ほどまで神楽が舞われていた舞台に松羽目の幕が張られて、能舞台仕様になり、テツクロさんが一人紋付き袴姿で登場です。1曲目は「勧進帳の滝流し」、松羽目ものってことで。MCで、「いまお神楽で清められた舞台に、歌舞伎の下座音楽なんて俗なものをやってしまって申し訳ない」とか言いながら、「神楽に比べたら、ホンの最近の芸能ですよ。歌舞伎800年、三味線500年…」と歴史の話題。たしかに、歌舞伎なんて悪所に花開いた芸能ですものね、俗の極みと言えましょうか。でも、お江戸と違って田舎の方はあんまりそんな棲み分けないですよ。「お祭り」は聖俗入り交じってますから〜。

その後からは、下座音楽の春夏秋冬をトークと大曲のさわりを交えながら、構成して聞かせてくださいました。「佃の合方」(吾妻八景)→「千鳥の合方」→「虫の合方」(秋の色種)で、このあたりまでやったところで、件のポン菓子屋さんの大きな爆発音が…。観客の集中が途切れて、MCしていたテツクロさんも「皆さんも気になるでしょうけど、私もさっきから気になって、いつなるんだろ、いつなるんだろって心配で…(苦笑)」と。そんな話をしていたら、目の前の名前立てがスワリが悪かったのか風が吹いた拍子にパタン!すると今度はボンネットバスが舞台の後ろをブッブ、ブッブと通り過ぎていき…。
話上手なテツクロさんなので、その状況を面白おかしいお話にして場を沸かしていたんですが(それはお見事というしかありません)、演奏する身にとってはストレスだったでしょうね。普通の演奏家だったら怒って帰ったかもですねー。そのプロ魂に脱帽しました。この経験を、どうぞ今後のネタにしてください。(っていうか、本日市内の別会場で演奏会があったはずなので早速ネタになっているかな?)

で、そんな話で笑いを取り、ポン菓子屋さんの「んボンッ!!!」にハラハラしながら、次に演奏したのは「雪の合方」で、これが(!)虫六が今個人的に一等はまっている「都風流」の雪の合方を演奏。待ってました!心配通り、かっこよく「トチチリ・チリチリ…」やっていたのに、「パタン」「ブッブ」「んボンッ!!!」。(うへぇ、しんとした会場でテツクロさんの「都風流」を丸々聞きたいよぉ〜〜o(;△;)o)そして、締めは「鏡獅子」の「大薩摩」でした。

ご本人は大変だったと思うのですが、観客は喜んでました。さわりでしたが、下座音楽の面白さが伝わったのではなかったでしょうか。お疲れ様でしたーm(_ _)m 


テツクロさんの後は、早池峰神楽。虫六は紙芝居テントで次の回が始まってしまい、前半は見られませんでした(残念!)この方の扇を自在に操る舞が凄い!

途中から獅子舞に変身しました。早池峰は、舞も切れがあって巧いけど、お囃子と唄も巧いと思いました。素演奏で聞きたいくらいでした。早池峰の神楽殿の本番の奉納神楽をぜひ見たいです。なかなか取れない見たいですけどね、宿が。

早池峰神楽が終わると、幕間の時間に紙芝居テントにどど〜っと人が流れてきました。みんな一生懸命紙芝居を演ってます。

トリは雄勝法印神楽。毎年、この頃合いになると雄勝の神楽が始まります。楽しみです。湯立て神事は紙芝居の片付けで間に合いませんでしたが、「四天」と「産屋」を拝見。「四天」は、国生み・国造りのモノ語りで、4人の神が春夏秋冬と方角を決めて国が安定するというテーマです。4人の踊り手の「青柄の袖+錦の帯地が背中に垂れ落ちる衣装」は、4匹の大蛇を思わせました。

「産屋」は、天孫・ヒコホボデミノミコトが、龍宮の娘・トヨタマヒメと結婚してヒメは懐妊するけれども、出産の場面を見ないと約束して産屋に入ったのにミコトが覗いて、ヒメの龍神の本性を見てしまい、驚いたミコトが産屋を打ち破って御子を救うという話です。正体を見られて、トヨタマヒメが我が子を妹のタヨリヒメに預ける「子別れ」の場面が泣かせます。

このあとは神様同士の凄まじい夫婦げんかの場面「責め舞」になるのですが、その時、西の空に急に紅い光が差し込んできて、一帯が夕焼けで覆われました。なんだか不思議な光景でした。

そして、般若面に変化したトヨタマヒメが舞台の梁にのって、アクロバチックな激しい踊りになります。かっこいい!さらに陽が落ちて急に暗くなり、バッと照明が変わって、ドラマチックでした。

それにしても、これ、なんど見てもトヨタマヒメに同情してしまいます。どう考えてもヒコホボデミノミコトの方が傲慢で蛮行甚だしいと思わずにいられない。天孫だかなんだか知らないけれど、別種族だからって一度は子をなす間柄の女性から、子どもを取り上げて、あげくの果てに殺しますか?!どおゆう了見だよ〜!日本人の先祖って野蛮すぎですー(涙)

昔からずっと繰り返し上演されてきたふる〜〜〜い物語ですが、日本の神を正当化(?)するという大枠のテーマながら、その中にトヨタマヒメの悲劇という、それとは別次元のモノ語りの描写を丁寧に入れ込んでいる構造は面白いと思います。前段のトヨタマヒメと後段の般若顔のヒメが同じ人物(というか神様ですが)とは思えないほどです。清姫などの変化モノの元祖なんでしょうけども、物語としても一貫性を重要視しない手法に歌舞伎などとの共通点を感じて、こういうのは日本独特なんだろうか?と思ってしまいました。
だれか調べているのかな、探してみよう。

2009年10月24日土曜日

マチゲキ、もとい、れきみん秋祭り2009_その1

恒例のマチゲキが、今年は仙台市歴史民俗資料館30周年を記念して「れきみん秋祭り2009」という拡大イベントとして開催されました。

でも、なんで「マチゲキ」ってタイトル使わないのかなぁー???せっかく市民にも定着してきたのに、元の木阿弥ですよね。会場であったお友だちが「マチゲキ」で検索かけても全然ヒットしなくて頭に来た!と怒ってましたよ。継続して大事に使っていくべきだと思うけど、こういうところがスクラップ&ビルドがお得意のS市独特の傾向がはっきり感じられますな。

ともあれ。
毎年、「マチゲキ」のイベントテントの1コーナーとして、虫六が世話人をしている紙芝居グループが街頭紙芝居の上演会をしています。

ほとんどの人たちはお神楽見物が目的なので、街頭紙芝居(テントの中ですが…)はいわば色物ネタです。でも、大人は神楽をみたいけど、小さい子連れの親子や子どもたちのグループなどは居場所を探してけっこう見に来てくれます。ちょっとした託児コーナーですね。また、神楽の団体の入れ替えの間などには、どどーんと人が流れてきて、一生懸命カウントしていたHさんによると、今日一日で400人を超えたらしい。

作品は、創作ものと昔の街頭紙芝居のネタを入り混ぜてやりました。けっこう人が入ってくれたので、みんなもやりやすかったかな。ローテーションを組んで、一人10分くらいずつで3〜4人を1ユニットにして4回まわし。クイズを挟んで正解者には「お化けけむり」をあげました。

隣で「ポン菓子」屋が営業中で、ときどき「んボンっ!!!!!」という爆音が聞こえてきて、いちいち肝を冷やしました。

O竹館長のたっての希望(らしい)で、テキ屋っぽい屋台も4軒ばかり並びました。七夕祭りでいわゆる香具師系の屋台のお出入りを一掃したS市の、市立公園で、市の外郭団体の主催するイベントだったことを思うと、この4軒を並べるだけでもずいぶんご苦労なさったのかも知れないと想像しました。

でも、お祭りにはテキ屋の屋台は不可欠ですよね。この公園いっぱいになるくらいやってくれると、市内外からもかなりお客さんくるのにな。ついでに見世物小屋なんかも呼んだりして…。

客寄せの衣装になるかと、800円でドキンちゃんのお面を買いました。

そんなわけで、紙芝居の方をやらなければならないので(虫六は裏方ですが)、かなり後ろ髪引かれながらも、神楽はちらっとしか観に行けませなんだ。午前中は「生出森八幡神社付属神楽」です。可愛い少女の「神子の舞」だけ拝見できました。

公園の向こうでは、ジャグリングや手品、独楽回しなどの大道芸のコーナーもありました。

東屋の周りにはレールが敷かれてミニSLのコーナーもありました。1回300円で、なんとお面のおまけがついてきます。Σ( ̄ロ ̄lll) うそっ、お面800円で買っちゃったんですけど。やっぱ、テキ屋さんですねー。

ボンネットバスも運行中…。

さて、このような喧噪の中、今年はなんと長唄三味線の演奏というプログラムがあったのです。しかも神楽舞台の上で。松永鉄九郎さんの単独ライブです!さぁ、どうなることよ、つづきは明日(_´Д`)ノ~~

2009年10月22日木曜日

カンガルーの皮ですか?!

松竹がやっている歌舞伎公式ウェブサイト「歌舞伎美人」のシリーズエッセイ「歌舞伎の一品を手に入れる」に「三味線」が出ていました。
http://www.kabuki-bito.jp/special/tepco/37/index.html

登場したのは、「根ぎし 菊岡三絃店」三代目の堀込敏雄さん。(でも、歌舞伎の舞台で活躍する三味線方など、プロの演奏家だけを顧客にもつというお店だそう。素人さんでも相手にしてくれるお店じゃないとシリーズテーマからいって意味ないんじゃね?と思いましたが、とりあえず、プロの話は面白いので、いいことにしましょう)

web用の短いエッセイですが、興味深い話題も…。最近では三味線の皮が入手しにくくなっているというお話はきいたことがありましたが、新しい皮としてなんとかものになりそうなのがカンガルーの皮だとか。しえぇ〜。皮を求めてオーストラリアですね。

芸を支える楽器職人さんの技術継承も深刻ですが、材料の調達も本当に厳しい状況なんですね。象牙も輸入できないので糸巻きや駒、撥なども作れなくなっていると聞きました。材料を求める職人さんたちの努力も大変なものがあると思います。

伝統芸を守るためには、それを支える職から守っていく必要が本当にあるんですね。