予約していた写真集「歌舞伎座」が届きました。
アートドキュメンタリストとしてよく知られている、フォトグラファー・安齋重男氏の撮影、(社)日本俳優協会と(株)歌舞伎座が全面協力の、いわば公式写真集ですね。
先行予約が終了してしまったので(私はそれで手に入れたわけですが)、あとは歌舞伎座の筋書売り場で入手するしかないみたいです。
歌舞伎座びいきとしては、先に発売になった篠山氏の写真集よりも、こちらの方が好みですね。
芝居を宿す建物そのものの、まるで生き物のようなというか母体のような「歌舞伎座」の存在感が浮き上がってきます。
くまなくみたいという欲求もけっこう満足できました。
俳優だけでなく、地方さんや裏方さん、観客…と、この建物を共有してきた人をそれぞれあるべき空間に配しながら、しかし建物を主人公として切り取っている、写真家のフラットな視線が気持ちよいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿