歌舞伎などのお芝居や邦楽、さらに大道芸、雑芸などなど、身体と視覚と聴覚が一体となった日本の伝統藝能が面白いなぁと、みちのくS市からウォッチングしております。 (近頃は体調不良のため夜更かし禁止令が出て、更新がままなりませんが、Twitterでは短めに黒い羽根伸ばし(観劇)ネタなども…)
2009年9月14日月曜日
鉄分(Fe) 濃縮ツアー その2
山形鉄道の赤湯駅につくと、そこはJRの赤湯駅でもありました。
2つの駅をつなぐ架橋には、列車の往来を見続けている大蜘蛛が立派な巣を広げておりました。
すでに長井線のホームには乗り込む列車が待っているのですが、まだ出発までには30分も時間がありました。
待っている間に、山形新幹線が2本通過していきました。
反対側の車線に長井線の車両が到着。
急に人が出てきて、撮影大会です。おぉー。
長井駅まで試乗して、山形鉄道の本社に到着。
そこで、さきごろ公募によって社長に就任した野村社長と昼食をとりながら懇談しました。
地元・長井地方の食材を満載した駅弁「あがっておごやえ」を賞味。
「鯉のやわらか煮」「行者菜ウィンナー塩胡椒炒め」「車麩の揚げ煮」「ヒョウ干しの胡桃和え」「レインボー野菜」と、美味しく、素材のバランスの良いお弁当で、とても好評でした。何よりご飯が美味しかったのでした。
昼からてんこ盛りと思ったのでしたが、ぺろりと完食してしまいました。
おなかも満たされ、和やかな雰囲気で野村所長との懇談会。
長井鉄道の活性化のアイデアをいろいろと提案して欲しいとのことでしたが、その場では十分な時間がとれず、各自レポートを出し合って、まとめてご提案するということになりました。
みなさん日頃から鉄道のことを考えている方々ばかりなので、「一人10個だせば100アイディアだ!」とか、帰りのバスで言っている会話を聞いてしまいました。
長井駅から荒砥駅までは、朝倉課長さんがガイド役を務めてくれました。
朝倉さんの山形弁の案内はフラワー長井線の名物です。
何あろう、この方はあのヒット映画「スイング・ガールズ」で、上野樹里らの女子高生が線路の上を歩いていると向こうから車両がやってきて命からがら逃げるシーンの、あの列車を運転していた方なのでした!!
そして、荒砥駅では朝倉さんの案内で車両基地を見学。
なんと、CTC管理室も見学させていただきました。
色めき立つ、鉄の方々…!
JRの駅では、同じように見学ツアーを申し入れてもなかなかここまでは入れてもらえないそうです。
担当の長谷川さんもいい人でした。
そのあと、ツアー一行は産業遺産・荒砥橋鉄橋の撮影ポイントへ…!!
つづきは明日。
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書き出しにあったように、たしかにディープなレポートで、興味深く読ませていただいています。ただの赤字路線でしかなかったのに、映画の力というのはたいしたものですね。
返信削除特殊ツアーへのご参加ありがとうございました。一般人の10人ですと小さなグループ旅行ですが、オタ系方10人ですとひとりひとりのパワーが違いますので、20人分ぐらいのポテンシャルがあるかもしれませんね。
返信削除鉄道も去ることながら、人間観察の面でも面白かったのではないでしょうか・・・
>zatugeiさん
返信削除長井線の慢性赤字は、映画バブルくらいではまだまだ手に負えない感じらしいですよ。でも、何かしらアピールする素材としては映画はありがたいでしょうね。ポジティブな映画だからイメージも悪くないですしね。若い社長さんになって、長井線が元気に蘇るといいと思います。
猿まわしと大道芸もちゃっかり売り込んで来ました。「長井はあやめ祭りで必ずコースに入ります!」と。うまいタッグが組めるといいのですが…。あまり当てにせず心のメモ帳にお留めおきください。
>へっちさん
本当にお世話になりました。
こってりレポートで、1日分で収まらずついに3日も書いてしまいました(汗)。いろいろと勉強させていただきました。
職場の公式HPは別の視線で書いております(笑)。
ま、同じ人間なので被る部分もありますが、裏表版としてご堪能ください。