2010年10月26日火曜日

振休につき映画三昧_その1「十三人の刺客」

日曜出勤の振休で、映画のレディースデイが休みになったので、今日は映画三昧と決めて、朝からいつものシネコンにいきました。



昭和38年に封切られた工藤栄一監督の同名映画のリメイクです。
とはいえ、この元の映画は見たことがなかったので、比べようにも材料がありませんが、筋書はあまり違ってないんだろうなと思うと、かなり面白かったでしょうね。
宿場町1つ買い取ってトラップをしかけ、200人相手に13人で立ち向かうというのは迫力ありますね。しかも狙う命は1つ。後半の殺陣のシーン、ながいながい。
平山九十郎がやられるシーンの横長のスクリーンを縦に撮るというのは、三池監督のオリジナルでしょうか?不思議なカットでしたが。

ただ、見慣れた役者さんばっかりで、なんだか日本映画も層が薄いなぁとは感じました。

伊勢谷友介ねらいで見に行った感があったのですが、ちょっと超絶の山男役にしてはカッコ良すぎでしたね。思わぬ収穫は稲垣五郎の松平斉韶役です。原作では菅貫太郎が演じていて、その暴君悪役ぶりはかなり凄まじかったらしいですが、ゴロちゃんもあの映画の中にあっては、頽廃ぶり・異常者ぶりがキてて異彩を放っていました。かつ、殿様としての雑味のなさも今の役者さんのなかでは希有な存在感かと。最近キワモノ役が多いみたいですが、次のステージに行こうとしているのでしょうかね。(あんまり、「十三人の刺客」そのものの話とは違いますね)

松方弘樹の往年のスターらしい芝居くさい殺陣が、むしろカッコ良かったです。

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