2013年2月14日木曜日

「かぶき手帖2012」と「歌舞伎に携わる演奏家名鑑」

1月に国立劇場の新春歌舞伎を見に行った時に、売店にまだ「歌舞伎手帖2012」が売っていたので、おもわず買ってしまいました。
毎年買っていたわけではないのですが、(あぁ、去年のならまだ勘三郎が載っている!)と思ったからです。
そうなんです。載っていました、復帰公演の「お祭り」の色っぽい写真が…「その不屈の役者魂は長期にわたるリハビリに堪え、舞台に帰ってきた」と。あ”ー。
そして、もちろん團十郎丈も!…「25年の歌舞伎座開場を前に、その存在感に揺るぎがない」と。あ”−、あ”−。

なんていうか、歌舞伎の神様どこにいっちゃったのかな…。

で、歌舞伎手帖では十分にフォローされないのが地方さんと呼ばれる演奏家の方々の情報なのですが、このたび(社)伝統歌舞伎保存会から「平成24年版 歌舞伎に携わる演奏家名鑑」という書籍が発行になったというので、さっそく買ってみたのです。

竹本・長唄・鳴物の歌舞伎専従職に加え、長唄・鳴物の外部共演者、興行ごとに契約する常磐津・清元・新内・三曲まで、現役の演奏家347名を網羅しているそうです。
ちょっと値段が張る(5000円)のが痛すぎますが、ほかにこういう資料がないので致し方なし。でも、長唄でも歌舞伎専従と客人扱いの区別や、社中や血縁・師匠関係なども分かって貴重な資料です。

そして、
これにも先頃亡くなった、人間国宝の3世杵屋五三郎師匠や芳村伊十七師匠も現役のように掲載されていて、胸がドキッとしました。
…本当に大変な年の境目ですよ。


1 件のコメント:

  1. 興味津々な本ですね!!

    いやぁ、今日を乗り切ればゆっくり出来るんだけど…。
    眉間のシワがまた深くなったここ数日!
    年越し正月は、まさに盆正月がって感じですね…。

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