年に何度か東京に来ますが、新幹線を下りてそのまま東京駅から出てしまうことは珍しい。でも今日の目的地は日本橋なので、ぶらぶら散歩しながら行くことにしました。
とはいえ東京駅日本橋口から出てみたらまわりは殺風景な高層ビルばかり…、とか思いながら、Kりんとの待ち合わせ場所に向かって歩いていたら、威勢のいい掛け声や水音がして(なんだなんだ)と路地を覗いてみましたら、
Kりんとの待ち合わせは日本橋三越本店。新館5階のレストラン「ランドマーク」にて、これがデーパートのお子様ランチ!ってやつを娘のMちゃんに食べさせようって企みだったらしいのですが、どうもお気に召さなかったようで計画倒れになってしまいました。(Mちゃん、もうお子様なんとかなんて嫌なんだね)
で、せっかくなので虫六が“これがデパートランチだ!”ってメニューに挑戦。
「ランドマークプレート」1,680円。やっぱ洋食でしょ。
(実はMちゃんもこれをご所望_笑)
このオムライスは、さすが!!!って美味しさでした。卵ふわとろで濃厚クリーミーな味わいでした。デミグラスソースも老舗の味。マカロニグラタン、ホタテフライ、ミネストローネスープ、グリンサラダ、デザートのパンナコッタ…。これだけ揃っていれば、どうでも良いのがひとつや二つありそうですが、どれも遜色なく美味しい(ホント)というところがお見それした。そういうわけで、昼から虫六、完食でありました。ちょっとお高めなのが玉にきずですがね ((ノ)゚ω(ヾ)) 昼前だったので並ばずに座れましたが、12時半頃、食べ終わって出て来たら、ずら〜と30人くらい人が並んでいて、早く入って大正解!と胸をなで下ろしました。
そんなこんなで、お腹いっぱいにしている場合じゃないよ。今日は紙芝居なのだ。
○東西えりすぐり街頭紙芝居上演会
日時:6月2日(日) 1:30〜、5:30〜
会場:お江戸日本橋亭
見料:2,000円
出演:
東_梅田佳声、永田為春、湯川博士、森下昌毅
西_近藤博昭、古橋理絵、大塚珠代、古山千賀子
主催 財団法人 文民教育協会 子どもの文化研究所内
梅田佳声と上演実行委員会
梅田さんがいまこの時期にこのイベントをしておきたいという止むになまれぬ思いというものが伝わってきて、胸に詰まるものはあるのですが、それに対してなんにも役立ててない自分がちょっと情けなくもありました。東京の紙芝居にとっても、大阪の紙芝居にとっても、時間が向こうからやってくるような状況であることは同じなのでしょう。そのためにこの文化を残すためにいろいろな試行錯誤があるようにも聞いております。でも、今回「えりすぐり」として拝見した紙芝居芸は、経験の積み重ねによってしか磨かれないものなんだなということが、よくよく伝わってくるものでした。
難しいこともわかりますが、とにかく今後紙芝居を生かして行くためには、
・絵を使えるようにすること(ソフトをフリーにする)
・普通に実演できる、見る人がいる、環境を整える
こと以外にないのです。
プロになるためにギャラをもらえる仕組みを作るということももちろん大事だけれど、まずはお金出しても見たいと思われる玄人の芸でなければならなくて、それは一長一短には身につかないし、限りなくプロと素人が巧さの善し悪しでないレベルで混在する紙芝居の世界では一筋縄ではいかない問題だと思います。大阪の人たちの巧さをみると、毎日町に出て、子供たちに育てられている「たくましい芸」なんですよね。
ただ抜きん出たアイデアや個性を持って売り出せば別かもしれないとは思う。けれど、それをこの会場に集まった紙芝居を標榜する人たちはどのくらい許容するんだろうか?異形のものになっても、要素になっても「これも紙芝居」ってことで、芸として生き残って欲しいと、個人的には思うのだけれど。
東京周辺の紙芝居関係者はだいぶ観に来ていたと思うけれど、他の人のご意見も聞いてみたいところです。
夜の部を見れなくて残念でしたが、まずは、みなさんお元気で頑張ってください。
またお会いしましょう。
追伸:大阪の古山さんが演じた「千代丸狸」は、こなれてチャーミングな良い絵だなぁと見とれていたら、なんと佐渡正士郎さんの絵でした。大阪は宝物がいっぱいだ!
この催し、行きたかったのですが、クタクタで、パスしてしまいました。やっぱり行くべきだったですね。でも、行っても居眠りしてた可能性が高かったかな。とにかく、とても残念でした。
返信削除>zatugeiさん
返信削除コメントありがとうございます。
毎日お忙しそうですね。七味唐辛子のできはいかがですか?
私もzatugeiさんが見に来るんじゃないかと、じつは期待してました(苦笑)
昼の部しか見れなかったのですが、いろいろ思うことはありました。
とはいえ、大阪・三邑会のみなさんのパワーはすごい!
それから何と云っても、梅田さんの「猫三味線」が見れたことは良かったです。