2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:779ページ
ナイス数:36ナイス
陰陽師 (2) (Jets comics)の感想
ついつい2巻目も再読。
読了日:5月25日 著者:岡野 玲子,夢枕 獏
江戸の非人頭 車善七 (河出文庫)の感想
「弾左衛門とその時代」が面白かったのでこちらも読了。タブーとされてなかなか知る機会を得ることがない賤民の世界。仏教思想の浸透で汚れを嫌がる江戸時代に、町奉行直轄の死体処理や処刑の始末などをするクリーナーとして、不条理ながら大切な役割を与えられていた抱え非人。それで労働は禁じられ、施しで生きなければならない身分というのもずいぶん特殊な存在だ。ただ虐げられていただけでなく、大量の非人は政治的な影響力もあったというのが意外だった。歌舞伎文楽に登場する賤民の役どころについてもそうだったのかと目鱗の部分があった。
読了日:5月23日 著者:塩見 鮮一郎
陰陽師 (1) (Jets comics)の感想
再読。片付けしてたら見つけてついつい読み始めてしまいました。真葛って最初から出てたんですね。九月歌舞伎は染五郎丈の「陰陽師」だそうで漫画で予習。(見にいけるかどうかは不明ですが…)
読了日:5月18日 著者:岡野 玲子,夢枕 獏
坂道のアポロン BONUS TRACK (フラワーコミックス)の感想
「坂道のアポロン」スピンオフ・ショート集。この作品って紛れもなく少女漫画の王道なんだなってことが、よりハッキリ感じられました。(…私は前髪下ろした千太郎も好きですけど)。Track5はそれぞれの予定調和な収まり所が描かれてしまってちょっと興醒め。読まなくても良かったかな…。
読了日:5月4日 著者:小玉 ユキ
坂道のアポロン コミック 1-9巻 セット (フラワーコミックス)の感想
一気読み。舞台は1960年代後半の長崎、生まれも育ちも違うけれど、孤独な2人の高校生がジャズを通じて心をほどき、お互いにかけがえのない友人として成長していく物語。素直に言葉にならないじれったさ、すれ違う恋心、幼なじみの女の子の純情や、大人な美少女、ジャズの世界に導いたカッコいい先輩は学生運動にはまり込んで人生を狂わせてしまったり…。登場人物はみんな何かが欠けていて不器用な人ばかり。でも、音楽がその隙間を埋めていく。セッションをしている時の、なんだか大丈夫なんだ、と思える心地よさが作品全体を覆っている。
読了日:5月4日 著者:小玉 ユキ
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