2014年4月24日木曜日

山陽新幹線で希少種500系を初体験_こんぴら歌舞伎2014(2)

本来、新幹線を乗り継いで岡山から特急で瀬戸大橋をわたり琴平に行くという行程は、ビックリするくらいアクセスが良く、最初に出向いた時にはS市を朝イチに出て2時には現地に着いてしまい、ここは本当に四国なのか?とその便利さに唖然としたものでした。なので、金に糸目をつけなければこの行程はありです。

しかし、格安のピーチ便が就航するに至り、一気に大阪まで飛ぶコースをチョイスすることになりました。前乗りしたので、山陽新幹線では今は新大阪以西でしか走っていない500系新幹線に乗ることしました。以前から、いろいろな方にこの車両についてはご教示をうけていて、ダイヤから消えてしまう前に一度乗っておきたいと思っていたので、ちょうど良い機会だったのです。
ところが、500系は現在、新大阪ー岡山間は4往復しか走っていないので、我々の旅程で利用可能なのは、新大阪発7:41のこだま733の1本のみでした。甘くないです。
(っていうか、この計画を話したら、「虫六さん、それ完全に鉄ちゃんの行動パターンですから」と、お褒めの(?)言葉をいただきました。そーか、そーなのか?!)

P.S. とかとか言ってましたら、本日のニュース(4月24日)で、「LCCピーチ、最大2008便欠航…」とな。
なぬー! ドンピシャで仙台ー大阪便が減らされるらしい。おいらのこんぴら歌舞伎詣にも暗雲が…。
明日から貯金しよ。

前夜から熟睡することなく6時に起床。
夕べはしんとしてましたが、新幹線が行き交うのが窓からよく見えるホテルでした。
朝も早から10分間隔くらいでゆくね。

この珍しい列車に乗るために、7時には駅に着きました。
やっぱりカッコいいな。
ロングノーズというより、クチバシみたいですね。カラーリングも形状もどれとも似てない特異な印象。500系はJR西日本の独自開発の車両で、山陽新幹線の航空機に対抗して超高速化を目指し、車体強度・台車強度・力行性能などすべて320km/h対応として設計された新幹線だそうです。当時の開発に関わる伝説もいろいろ伝わっておりますネ。

500系といえば、有名な翼型パンタグラフ(=T字型 *フクロウの羽根を参考して騒音低減を実現したという)ですが、「のぞみ」運用から離脱して「こだま」運用になり、V編成に改造されると集電装置もこのようなシングルアームになってしまったそうで、T字型に遭うことは出来ませんでした。(残念!)

飛行機のような円筒形のストーンとした車体は、中に入るとやっぱり少し狭い感じかな。
でも、昨日ピーチに乗ったので驚きませんが…。2列2列は並行在来線型の新幹線のような感じですかね。
しかし乗り心地は悪くなく、走行中の騒音もほとんど気になりませんでした。

岡山からは、特急「南風」で四国に渡ります。今日はわれわれ同様、琴平行きと思われる乗客で満席でした。こんぴら歌舞伎はだいぶ沢山の観光客を四国(というか琴平町)に運んでいるのでしょうね。
はじめての瀬戸内海を渡りながら、キャラメルの包み紙で「足付き鶴」を作成する虫六子。…暇か…?

琴平駅に到着!!
ちっと雨が心配でしたが、いまのところ大丈夫そうです。

ここが金丸座ですぞ。このゆるキャラはコンピー君ね。

夜の部は、染五郎丈の与兵衛で「女殺油地獄」であります。
うへー、この芝居小屋でこの演目が見たかった、虫六であります!
が、しかし。
夜の部のチケット、虫六子の分がゲット出来ていません …。

当日券を求めていろいろ探してもらったりしたのですが(本当にお世話になりました)、今度ばかりは無理ということが分かり、「その時は、ひとりで金比羅参りするし」と覚悟していた虫六子はひとり石段を登って行ったのでした。

そして、霊験あらたかな神山にその背中を送り出しつつ、遠慮することなく木戸をくぐる黒い母親・虫六なのでありました。



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