2012年3月16日金曜日

京都観光1日目

そんなわけで「うぞふすい」で幕を開けた虫六一家の京都観光。

 学生時代の古美術研修旅行以来の「三十三間堂」。
この中に千手観音さまが1000体居られますが、堂内撮影禁止につき、外観のみ。
久しぶりで見たらやっぱり壮観でした。虫六子の高校は修学旅行がないので、ちょうど良かったな。「この中に自分とそっくりの観音さまがかならず1体いるらしい」と教えたら喜んで探してました。でも、正直言って後ろの方の観音さまは見えませんでした。

 お堂の裏は、「通し矢」が行われる会場です。な、長い…。

 部活にて「弓道女子」の虫六子、突然エア弓道。イメージトレーニングですか…。
来ますか、成人式の年に。

 この季節、微妙に花も咲いておりません。
椿もほとんど蕾。

 これなんでしょう?木蓮?蕾です。

 これは、三春の瀧桜から増やした株だそうです。まだ咲く気配すらなし。

「三十三間堂」のお隣の「養源院」も学生の時に来て以来。あの時、虫六のテーマは「血天井」だったのでした。なんで古美術で「血天井」だったのか?ホント、いい加減な学生でした。
養源院の「血天井」とは、関ヶ原の合戦の直前に伏見城の留守番を任された鳥居元忠とその軍勢2000名が石田三成4万の軍勢を相手に10日間も必死で抗戦したけど、ついに陥落、鳥居ら360余名が「中の御殿」に集まって切腹。しかし、留守を頼んだ徳川軍も関ヶ原で忙しく、床が血で染まったまま2ヶ月も放置され、血が染みこんでしまったので、彼らの供養のために床板をはがして、寺院の天井に貼ったものです。養源院のほかに、 宝泉院(京都市) 、正伝寺(京都市)、 源光庵(京都市)、 興聖寺 (宇治市)、 天球院 (京都市)(妙心寺の塔頭)、 神応寺 (八幡市)、 栄春寺 (京都市)にあります。
特に養源院の血天井には鳥居氏の血痕があると言われていて、案内の方が、「ココが顔!」とか解説してくれます。
養源院には、有名な俵屋宗達の「杉戸絵」や「金地着色松図」の襖絵もあり、また浅井長政ゆかりの寺院でもあるので、お市の方やその娘の淀君・お江の使っていた資料なども残されています。

 養源院を後に、京阪で出町柳まで出て、叡山電車に乗って一乗寺までいきました。

 「けいぶんしゃ」という知る人ぞ知る書店&文房具店で夕方まで過ごしました。
『日本人は状況から何を学ぶか』(鶴見俊輔 SURE)を見つけたので購入。
欲しいものはいろいろあったのですが、初日から荷物を増やしてはいけないとブレーキかけました。(つか、「うぞふすい」で財布が軽い)

2012年3月15日木曜日

虫六、京都で「うぞふすい」を知る

先週は虫六の職場でも、東日本大震災の犠牲者慰霊祭などが大がかりに行われて、「復興」というより「鎮魂」という言葉を耳にすることが多い今日この頃だったのですが、3.11をむかえる東北を後に、3月10日、虫六一家は何故か京都にやってきました。

家人Tが京都で学会があり、それに便乗で家族旅行です。ちょうど虫六子が入試等で学校が休みだったので、こんな風にみんなの予定を合わせられることも少なくなってきたので…

新幹線を乗り継いで、昼過ぎに京都駅についた虫六家。初日の目的地は三十三間堂なのですが、その前に腹ごしらえ。お寺近くに鰻雑炊の美味しい店があるというので行ってみました。

向かった先は
京都市東区七条通本町東入ル 「わらじや」

京都では何年ぐらい前だと“古い”と言われるのでしょうか?このお店は創業360〜70年で、秀吉がここでわらじを脱いだという由来でその名がついたそうです。
建物も古そうだがなぁ〜、この暖簾はやっているってことだろうか?などともじもじしていたら、お店の中からお客さんが出てきたので、「よし」と入店しました。
わらじや (撮影:虫六子)
中は茶室や古い建物が庭を囲んで建っていて、さっそく2階の客室にご案内。靴を脱ぐ前に目の端に「うぞふすい 6100円」の貼り紙が映り、ちょっと不安がよぎる。席に着いたら、抹茶とお干菓子が運ばれ、出てこないお品書きが…。
(なんだ、なんだ、大丈夫か…?の雰囲気が虫六一家にどよよ〜んと押し寄せてくる)

お隣に親子連れ風のお客さんが当たり前に着席。「当店はコースのみです」なんて説明を受けている。(うわぁ〜、予感的中だ!!!!このお茶飲んで良いのか???)

(うう、1人6,100円だとすると3人で18,300円…は、虫六勘定では高い、マジで。しかも昼から…。たしか、“いざという時のために”手帖に1万円札を2、3枚折りたたんで入れてあったはずだ( ̄Д ̄;;支払いはとりあえず大丈夫か…。しかし、その非常時が旅の初っぱなにくるとは (||li`ω゚∞) 。これで、チャンスあればと狙っていた銀細工の帯締めも、和楽器屋巡りもご破算…(u_u。)。こんな時に観光旅行した罰が当たったか?!とはいえ、今このとき「うぞふすい」をあきらめたら、もう一生本物の「うぞうすい」を食べる機会はないかもしれない。つか、やっぱり食べてみたい「うぞふすい」
(=゜ω゜)
…と脳内メリーゴーラウンド。

「もう帰ろうよ」と焦る虫六子を、「うろたえなさんな、大丈夫だから」となだめつつ、「よ〜し、う雑炊食べるぞ〜」とシフトチェンジ。(とりあえず、俺出さなくていいのね?)と家人Tも察したらしく、「食え、食え」って態勢に。

そんなわけで、堪能しました。わらじやの「うぞふすい」献立一式

先附のあと、まず出てきましたのは「うなべ」
うなべ (撮影:虫六子)
鰻の筒切(骨は抜いて、胆は入ってる)、焼いた九条葱、庄内麩、生姜、きくらげのシンプルな鍋。上品で濃厚なお出汁が五臓六腑に染み渡ります。山椒をかけてお吸い物のようにいただいたあと、2杯目は鍋底でお出汁をたっぷり吸い込んだ春雨もいっしょにいただきました。
みんな食べるのに夢中…。

うぞふすい (撮影:虫六子)
そして、「うぞふすい」
先ほどのお鍋とは別の土鍋に新しいお出汁で炊いた雑炊です。鰻は白焼き、焼いたお餅、椎茸、牛蒡、人参、卵、三つ葉が入ります。野菜は針のような千切りで、お野菜ぽい感じがありません。はじめは香ばしいお餅が、そのうちとろとろに。う、うまい、美味すぎる。


うぞうすい (撮影:虫六子)
香のものを箸休めに、2杯目、3杯目と食感の変化を楽しみながらいただきました。
気がつけば無我夢中で、大鍋を3人で完食。


あ〜、「うぞふすい」というものを知ってしまったなぁ〜。後戻りできない食経験をしてしまった感じです。
虫六子も美味さの針が振り切れてしまったらしく、「これまで食べた美味いものは、1ばんが函館の駅までTの叔父さんにゴチになったカウンターでおこのみ寿司か、小樽の石水のかき揚げ天ぷら」だったが、「石水を抜いたかも」と口走っておりました。


最後は、おおきな切り身のメロンでした。
ふう _ノフ○


玄関先で見送ってくれたわらじやのおばちゃん

そんなわけで、ひとまわり成長した我らを、玄関で見送ってくれたお店のおばちゃん。
気さくにお話してくださいました。
ご馳走さまでした。機会があったらまた来てしまいそうな虫六でした。
(…しかし、財布がぁ)

あ、この店先にかかっているわらじ、これが目印です。

さあ、つぎは三十三間堂だ。




2012年3月9日金曜日

ほかいびと 伊那の井月

浅草雑芸団のzatugeiさんから、ポレポレ東中野にて上映予定の映画「ほかいびと」のご案内をいただきました。



○映画「ほかいびと」

会  場  ポレポレ東中野
        〒164-0003 東京都中野区東中野4丁目4-1ポレポレ坐ビル地下
        Tel.03-3371-0088

上映期間  2012年3月24日(土)~4月6日(金)
上映時間  10: 30|13: 00|15: 30│18: 30
チケット  (当日) 一般1,700円、学生1,400円、シニア1,000円 │(前売)1,300円

期間中にトークショーが行われるそうです。

3月24日(土)初日

  15:30の回上映後…田中泯 × 豪華ゲストのトーク

  18:30の回上映前…田中泯 × 北村皆雄監督の舞台挨拶
3月30日(金)
  15:30の回上映後… 一柳慧(音楽家・ほかいびと音楽担当) × 豪華ゲストのトーク
  18:30の回上映前…北村監督の舞台挨拶
3月31日(土)
  15:30の回上映後…北村監督 × 上野昂志(映画評論家)のトーク
  18:30の回上映前…北村監督の舞台挨拶
4月3日(火)
  15:30の回上映後… 松岡正剛(編集工学研究所所長) × 田中泯のトーク
  18:30の回上映前…北村監督の舞台挨拶


ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

先日、虫六子の期末考査が終わり、我が家はテレビ解禁になりました。(夕食時はもとから解禁ですが…(^-^;
で、「何か映画のDVD見たい!」ということで、見たのが『リトル・ダンサー』。説明はこのさい省略しますが、何度見ても良い映画はいいなぁ〜。というわけで、我が家の映画病に火が付いちゃいました。

偶然ですが(たぶん)、虫六がいま読書中の本は『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』で、この映画版がS市ロードショー中。しかも、監督が『リトル・ダンサー』と同じスティーブン・ダルドリー監督なのでありまして、面白い予感がする(!)と、まだ読み終わってもいないのに、我慢できず、週末久しぶりで家族映画…。


お話はどんなかとざっくり言うと
「パパがどんなふうに死んだか知る必要があるんだ」「なぜ?」「そしたらどんな死に方をしたか発明しなくてもよくなるから」9.11の物語。世界的ベストセラー待望の邦訳。(Amazon「BOOK」データベースより)
の、映画版となります。

まだ読んでいる途中なので、言い切ることもできないのですが、原作の方は分裂的表現というのか、文学でアートしているかのような複雑で噛み応えのある作品です。9.11で突然大好きな父親を亡くしてしまった少年が、父のクローゼットに隠されていた(?)鍵を見つけて、その鍵穴を見つけるためにニューヨーク中を捜索する。主人公の葛藤もさることながら、同じく最愛の人を失ってしまった母や祖母の人生も…

原作(書籍)の複雑さはかなり整理されて、映画の方は追いやすいストーリーになっていたような印象。さすがにスティーブン・ダルドリーという人は子役を使うのがうまい。原作がもっているその辺りの複雑なところを、主人公・オスカー役のトーマス・ホーン君の演技で表現してしまっていた。オスカーの言動はとても過剰で、9.11でPTSDを抱えてしまった子供というのもあるけれど、(映画の中でほのめかしているが)生来的に広汎性発達障害(アスペルガーや自閉症)でもあるのかなぁと思われてしまうところもあり、そんな役をトーマス君が、もしかしてホントに?と思いたくなるような演技をしていて凄い。壊れそうな彼を、自分たちも目一杯しんどいのに見守ろうとする家族の姿も泣ける。

うっ、やっぱり読んでから見れば良かった…(でも、がんばって読みますけどね)

風変わりな、人を巻き込みながらの旅を続けて行く中で、主人公とそれを見守る家族は、お互いを傷つけながらも何かを受け入れて失ったものの隙間を少しづつ再生していき、そこにえもいわれぬ安堵と喜びがあるのですが、いま、私たちが見れば、東日本大震災のことを重ねずにはみられないわけです。物語という形でこの災害を客観視することができるまでには、やはりあと10年くらいかかるんだろうなぁと思いました。


2012年3月4日日曜日

リベンジ公演のチケット死守

本日は、国立劇場のし4月歌舞伎「通し狂言・絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)」のあぜくら会チケット先行発売日です。

この狂言は、昨年の3月に国立で掛かったやつで、虫六は3月14日のチケットを持っていました。そう、つまりあの震災ですべてが水に流れてしまった幻の歌舞伎演目です。

とにかくあの状況ですから、何をどう悔しがってもしかたないし、それどこでなかったのももちろんなんですが、真っ暗な避難所で虫六子とその夜を明かしながら、情報が充分でもなくてまだどれほどの震災なのかもしらないまま、「いけるかなぁ」と黒い企みをくすぶらせていたという曰く因縁付き。不謹慎で申し訳無いが、本当に、あきらめきれないほど楽しみにしていたのでした。

けっきょく国立でもそれから数日上演中止になったかで、でも、とても評判が良かったので、きっと再演があるから…と、その筋の方から聞いて、心待ちにしておりました。

で国立劇場の45周年企画で上演が決定し、絶対チケットをゲットするぞ〜と、万難を排して本日9時50分、パソコン前に電話の子機と携帯を持ち込んで構えました。

ところが初動で有線の子機を使ったのが災いして回線が出遅れ、両手に電話持ってかけまくるけれど、気が狂いそうになるほど繋がらない…、パソコンで売り上げチェックしているとどんどん売り切れ出てるし、焦る〜!!で、ほぼ1時間後、突然ナビダイヤルに!!

そういうわけで、休みの日、日帰りコースでなんとか見にいけることになりました〜。
(づかれだぁ〜)

1日分のエネルギーを使い果たして、今日は、お昼は「とらの子」で酸辣湯麺(←最近凝ってる)。そのあと夕方から映画…。こちらは明日のレポートを待て。

2012年3月1日木曜日

1月に読んだ本

2月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1361ページ
ナイス数:34ナイス

なぜ,子どもたちは遊園地に行かなくなったのか? (創成社新書 21)なぜ,子どもたちは遊園地に行かなくなったのか? (創成社新書 21)
資料用で読みました。お猿電車も屋上遊園地の盛衰も戦後の法改正の影響が大きいんだな。ということは、今後復活することは難しいということですね。
読了日:02月26日 著者:白土 健,青井 なつき


へうげもの(14) (モーニング KC)へうげもの(14) (モーニング KC)
家康も石田も数寄心など全然解せない無粋者だけど、どちらの世の方がまだ数寄がしやすいか?で大名の心が揺れるのがおかしい。確かに石田が天下取ったら全面的に禁止とかされそうで危機感あっただろうな。それにしても家康ってヘンなキャラになってますね。関係ないが、鳥居元忠って伏見城合戦でこんな風に家康に捨て駒にされたのか…と、養源院や正伝寺などで「血天井」を見て歩いたときの生々しい印象を思い出してしまった。
読了日:02月20日 著者:山田 芳裕


テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)
古代ローマも日本も金満家の成金趣味は同じか!?しかも顔まで…。金閣寺のお土産Tシャツから、日本の美意識の核心をつかみ取るルシウスの想像力が凄いです。ローマの温泉も気持ちよさそう。
読了日:02月14日 著者:ヤマザキマリ


震災と鉄道 (朝日新書)震災と鉄道 (朝日新書)
三セクの三陸鉄道とか仙台空港アクセス線が復旧再建の見通しを建てているのに、被災したJR東日本の路線ばかりはいつ復旧するのかハッキリしないのが不思議でした。優良企業JRを国は支援できないとはいうけれど、間違いなく公共性著しい鉄道路線の復旧を企業原理だけで左右させていいのか?どうして国はもっとリーダーシップを発揮しないの?鉄路は地元民の足…とだけ考えるのは消極的なとらえ方だと思う。こんな事態だからこそ人も物資も瓦礫も鉄路を繋いでダイナミックに輸送して欲しい。本著は、鉄ファンでなくてもとても読みやすいです。
読了日:02月13日 著者:原 武史


四代越路大夫の表現―文楽鑑賞の手引き四代越路大夫の表現―文楽鑑賞の手引き
芸の絶頂期にありながら「納得のいく義太夫を語るの にもう一生欲しい」と言って忽然と引退してしまった義太夫節人間国宝・竹本越路大夫。語りってこんなに緻密に音楽性と肚を通わせ、深い解釈のもとに生み出されるものなのか…と、そのことにおののきつつ、こんな特別な芸談を引き出してしまった高木氏に感服!残念なのは、自分に文楽に関する教養がなくて、きっと語られている中味の1割も解してないんだろうな…というのが分かること。もう限られた録音でしか出会えないけど、もっと太夫の義太夫を聴きたいと思うし、何より生で出会いたかった。
読了日:02月11日 著者:高木 浩志


チャンネルはそのまま! 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)チャンネルはそのまま! 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
んっ、なんだか雪丸の顔が変わってきたような…。目と鼻の穴が大きくなってる?情報部に異動になった山根が化けそうで、ちょっと期待です。
読了日:02月10日 著者:佐々木 倫子


2012年2月の読書メーターまとめ詳細
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