2013年2月12日火曜日

お三味線の譜面つくり

新年あけて、今年はどんな曲のお稽古をするのかな〜?と、心待ちにしていた虫六…。
なのに、先生から出された課題は、「春興」!!

なぜ?年末にかけて、あんなに嫌と言うほどやったのに…(←すみません!言い過ぎました!)
つまり、「春興」という曲は一部と二部の合奏曲なんですが、経験浅い虫六はまだ一部しか弾けないのです。二部は姉弟子パートで、これができれば「替え手」の練習にもなるということで、一部が頭に入っているこの期に二部も覚えてしまいなさい…ちうことで、継続お稽古ってことになりました。うぇ〜ん。

ところが、「春興」には市販の譜面がないので、一部には一部の手書き楽譜、二部には二部の手書き楽譜をいただきまして…。どうも、分かりにくいな…と、パソコンで自作譜面を作ることにしました。

すでに一部のみのは作ってあったので、二部用のフォーマットを作り直して、いただいた二部のスコアを書き写しました。なるほどねー、ここでこう音が重なるのね…ということなどが分かって、曲を理解する上でとてもいい勉強になりました。

ま、それはいいのですが、翌日から1週間がはじまる休日最後の日に夜なべしてやる仕事じゃなかったね。夢中で作っていたら朝の4時近く…。あ〜(゚∇゚|||) なんていうことをしてしまったのだ〜。後悔先に立たず il||li _| ̄|○ il||li
(今日=12日は、仕事がきつかった…今週持つでしょうか、虫六…)

それから、三味線用の楽譜作成ソフトが欲しい、と思いましたが、これは無いだろうな…。いったい誰が買うのかって感じだもんね。
(ま、私は自家製フォーマットがあるからいいんですけど。)

2013年2月10日日曜日

アニメーションと音楽の ショートフィルムフェスティバル 2013

以前のブログでもお知らせしましたが、桜井薬局セントラルホールという映画館で、「アニメーションと音楽のショートフィルムフェスティバル 2013」というイベントがあり、岸野雄一さんの映画音楽レクチャーがあるというので出かけました。


昔ながらの名画座系映画館を会場に、ショートアニメ(アートフィルム系ですね)が22編上演されて、岸野さんの映画音楽レクチャー、ギャングポル&ミットというフランスはボルドーからやってきた音楽&映像ユニットのミニライブ。
予想していたよりずっと面白いイベントでした。

アニメはどれが一番良かったかアンケートに書くようになっていたので、一生懸命見てしまったよ。あくまでも虫六の好みですが…、面白かったショートアニメが、YouTubeにもアップされていたので、お薦め作品をご紹介してしまいましょう。


○Middle dog gets angry/George Gendi
・シンプルな線描と、ピアニカとウッドベースとハミングだけの、犬たちが主人公のアニメ。犬たちの情けない表情が可笑しい。ラストの合奏が幸せ。

TV on the radi: me-I/Daniel Garcia
・実写ぶりがすごい!夢オチと、歌謡ショーばりのエンディング…。

Una Furtiva Lagrima/Carlo Vogele
・魚が唄うカンツォーネ。人(魚)生が唄に被っていくその盛り上がりに、おもわず脱帽。たぶん、こういう感性は自分のなかに無いな〜と思いました。その、コンセプトは面白い!のですが、こういうギラギラ映像をイメージすることができないと。

BOLERO/Ivan Maximov
・ラベルのボレロに合わせて、スパイラルな不思議系映像が。どこかに既視感ありましたが…。テレビかなんかで見たかしら?オチ(?)が惜しい感じ。

Backwash/田端志津子
・30000枚のカードを使ったストップモーションアニメーションだそうです。D.ホックニーの世界観が動画になったようなイメージ。分割した画面パーツの時間や空間が同期しない、とても複雑な映像で面白かった。(本当は4分の作品ですが、YouTubeのはさわりだけの1分バージョンのようです)

○Karnival (6 short movies)/Jun Seo Hahm
・シンプルなんだけど、テイストはエッチでブラック。おもわず笑っちゃいました。

○The 1000 people band/Gangpol&mit
・ポップで楽しいアニメなんですが、これは、本人たちの生ライブの方が断然楽しい!
  ↓
Gangpol & mit(ギャングポルアンドミット)
サウンド担当のシルヴァン(ネコ背)と、ヴィジュアル担当のギョーム(モジャモジャ頭)によるユニット。フランスのボルドー出身でありながら世界中で活動する彼らは、ポップでキュートなエレクトロニカ・サウンドと、究極のポップ・アニメーションを組み合わせたパフォーマンスを展開し、子供から音楽マニアまで幅広く魅了している。日本でも2007年5月にアルバム"MUSIC-HALL-BUILDING-FALL"を発表。
TV番組『SMAPxSMAP』のジングルを手掛けた。

イベントは、仙台のあと、札幌、東京、京都、岡山、広島、福岡、別府、熊本、神戸とまわっていくようなので、ぜひ、会場に足を運んで見てください。



全体的には、乱数系のCGやハイテクの作品よりも、アナログな地味に作っているかのような、それが「可笑しみ」になっているような作品に心をひかれていることを自覚しました。それから、東京芸大の院生の作品なんかもあった(なぜ、わざわざテロップされたのかは分かりませんが…大学の課題?)のですが、日本の芸大系の学生(たぶん教員も)って技術的には上手いのはよく分かるのですが、よくも悪くも観念的すぎると思いました。日本の芸術教育の問題じゃないのかな。


楽しみにしていた岸野さんのレクチャーは、時間の関係でさわりのみ…うぅ、残念!
今度はたっぷり聞かせてください。ヒゲの未亡人のライブも待ってます!!



2013年2月4日月曜日

また歌舞伎界に訃報

今朝、市川團十郎丈の急逝が報じられました。休演していて、嫌な感じだな…と心配していましたが、来るものが来た感じです。大病を闘い抜いて、奇跡ともいえる復活も遂げた團十郎丈…ここで命が果てるのは悔しいでしょう。私たち歌舞伎ファンも無念です。まずは、ご冥福をお祈りするばかりなのですが。
前日には、長唄三味線方・無形重要文化財の杵屋五三郎師匠の訃報が報じられて、結局、生で演奏を聴けなかった…と、とても悔しく残念な思いに落ち込んだばかりだったのですが…。

それにしても、なんだか禍々しいことが続き過ぎですね。大丈夫なのか、歌舞伎界。

噂ですが、旧歌舞伎座にいくつかあったお稲荷さんを解体のときにそれに気づかず壊してしまった祠があったとか。ただの噂かも知れないけれど、気持ちがいい話ではありません。ましてや、歌舞伎界は験担ぎが重要視される世界。松竹は金儲けばっかりに血道をあげずに、まずはそのお稲荷さんのお祀りをしっかりして、怨念を鎮めていただきたいと思ってしまいます。

今日は、お三味線のお稽古日で、先生にその話をしたら「家元も次々にお友だちが亡くなって、きっと寂しい思いをしているんじゃないかしら…」といっていました。



音楽イベント「おとのわ」で、ふちふなライブ

『おとのわ』という音楽イベントに、ふちがみとふなとが来てライブをするというので出かけました。

…『おとのわ』は、 東北から子ども達の安全な未来とあたらしい暮し方を自分たちの手で育み、発信していけるよう音楽をエネルギーに、歌い、踊り、つながり合う場。…ということで、会場はふつうに街中のライブなんかをやるイベント会場なんですが、音楽ライブをやっているそのまわりに、手作りグッズやジャムやクッキーなどの無添加の食べ物などが、バザーのように出店していて、松ぼっくりの「おとのわ」通貨で500円分のお買い物ができるしくみになっていて、こじゃれた親子(主に幼児)が保育園のように、わいわい楽しんでいました。野外イベントと違って、場内はそうとう狭い感じ。でも、生活意識が高く、かつ、子供連れではライブも楽しめないという若い親世代のニーズに応えたイベントということなのでしょう。
確実に、虫六夫婦からは一世代若い!
なんだか場違いな空気も感じないことなかったですが、ふちふなを聞くために目をつぶりました。
【日 時】 2013年2月3日(日)12:00~18:30
【入場料】 前売 ¥2,500/当日 ¥2,800/全席自由/*中学生まで無料
(おとのわ通貨 ¥500付)(ドリンク代別¥500)
【会 場】 Rensa(レンサ)


昼過ぎに入場して、yumboの演奏だけ聴いて、いったん会場を抜けて、ふちふながはじまる頃に再入場しました。

ふちがみとふなとライブは、
「ふなとベーカリー」「池田さん」「(新曲…タイトル失念)」「だってチューだもん」「at Home」など。
そのあと、友部正人さんのライブがあり、ふちふなが参加して3人のユニットとなりました。けっこう渋い選曲で良かったんですが、このわらしこ連れた若い夫婦の方々はどう聞いているんだろうか?なんて、ちょっとぼーっと考えてしまいました。(だって友部さん「仲のいい二人のどちらか一人が死んだら…」とか、そういうの唄うんだもん。それ、壮年夫婦の唄ですよ、いい唄でしたが)
チビたちが、唄っている彼らの前や横をちょろちょろと動き回り、ときに全速力で追いかけっこしながらケラケラ遊んでいる状況下で、彼らはちゃんと演奏していました。しっかり聞かなきゃ!って気になりました。
気を使わずに親も楽しみたいはけっこうなんだけど、大人が真剣に表現しているときは、ちゃんと聞けって、自分の子供にはしつけてきたがな…と思いつつ、そういうコンセプトなんだから、文句があるなら来なけれりゃいいってことですね…と、胸につかえた言葉をかみ殺しつつ。
3人のライブで、「大道芸人」って曲を聴いたとき、あ、この人たちはちゃんと割り切って演奏しているんだ!と、納得。ちょっと安心したのでした。

CDなどの物販コーナーで、「ふちがみとふなと多分20周年くらいまつり」という大道芸テイストたっぷりの楽しげなDVDを買いました。

ふちがみとふなとさん、またS市に来てね!待ってます!! 

2013年2月3日日曜日

1月に読んだ本

2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1356ページ
ナイス数:31ナイス

ヘンな日本美術史ヘンな日本美術史感想
給料をもらって美術史や美術批評をしてる人の見方とは違う、画家ならではの審美眼。描けるからこそ見えてしまう先達の画業の到達点や苦しみどころがずっぱずっぱと言葉になって(しかも理屈っぽくない)、目が開かれることばかり。日本美術ってなんて魅力的!終章では、明治以来日本の洋画には西洋絵画・西洋美術界という「宗家」があり、それが初期において非常な変革期にあったため、以後、変革の受容という洋画の体質を決定づけた。それに学びつつ独自の境地を開いた画家もいたけれど、「宗家」に沿っていないゆえに生き埋めになってしまったと。
読了日:1月27日 著者:山口晃

あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)感想
楽屋訪問の章などは、ミーハー全開で「別に私は研究者でも評論家でもないもんね」と美味しい仕事にほくほくしている様子がちいと引きそうになりましたが(苦笑)、「仮名手本忠臣蔵」や「桂川連理柵」「女殺油地獄」などの三浦流物語解説(?)などは、興に乗せられて気持ち良く(ゲラゲラ笑いながら)面白く読まされちゃいました。落語や『浄瑠璃素人講釈』に話題を広げて行くところとか、さすがに上手いなぁ。それから文楽の三味線方のお三味線用胴掛けが20万円もするというのが一番ビックリだったかな。
読了日:1月14日 著者:三浦 しをん

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)感想
仕事でお話を聞くことが増えそうなので、ベストセラーなのね…と思いつつ手にしたのでした。読みながら思ったことは、仕事のことは置いといて、最近、誰かと日常レベルでも、たっぷり面白い話を聞いたなあとか、余計なことまでしゃべってしまったなぁとか、そういうことしていないかも…ということでした。
読了日:1月6日 著者:阿川 佐和子




ものみな過去にありて (仙台文庫)ものみな過去にありて (仙台文庫)感想
いがらしみきおのあの作品この作品の「あの感じ」に横たわっている暴力的な感触やにおい、違和感のようなものが、過去の記憶の中に生々しくあるんだということが感じられて、もっときちんとこのペーソスを噛みしめつつ読むべきであったか…とか思いました。が、なんだかとても読みやすくて、話の上手なおじさんから何でもない話を少々盛ってもらいつつ面白く聞く時のワクワクする感じで、あっという間に読んじゃいました。タイトルの最初に挿入される細長携帯写真が取りとめなくてなんだか哀しかった。
読了日:1月2日 著者:いがらし みきお

I【アイ】 第2集 (IKKI COMIX)I【アイ】 第2集 (IKKI COMIX)感想
「岡島にんげん農場」というのが、設定だけですでに禍々しいというか怖いです。誰もが不吉を感じその感情も含めて存在することを見過ごされる巨大な穴や、死人が出ると弔いとして振舞われる死者の肉。数々の避け難い違和感を口にすることなく過ごす農場の生活。農場から抜け出した雅彦はどこへ…。「神はいねがった」「ひとりで生きろ」って…、イサオって何者?次巻が気になるけれど、読むのも怖いです。
読了日:1月1日 著者:いがらし みきお

読書メーター

2013年2月2日土曜日

映画『最終目的地』

最近、ミニパトが町中にうようよ走ってますな。今日も5台くらいみたよ。(←トラウマか〜?虫六)

というわけで、映画でした。

『最終目的地』

『眺めのいい部屋』、『ハワーズ・エンド』、『日の名残り』など、映画史に残る文芸作品の数々を生み出してきたジェームズ・アイヴォリー。本作では、アメリカの現代作家ピーター・キャメロンの同名小説を原作とし、南米ウルグアイを舞台に、亡き作家の妻、愛人と娘、兄とそのパートナー、作家の伝記を執筆するために訪れたひとりの青年、それぞれが抱える事情と人間模様を巧みに織りこみ、人生を見つめ直す物語を描き出しました。
(公式サイト・イントロダクションより)

お話はなんだか奇妙な設定なんですが、ジェームズ・アイヴォリーの陰影の深い画面に滑り込まれて、胸を押さえたくなるような映画でした。ナイトショーで『眺めのいい部屋』(若い時分なんだかんだで3回も劇場に足を運んでしまった映画です)をやっているんですよね、また見にいっちゃおうかな…です。

これ、本当は家人Tと二人で見に行くつもりだったのですが、急に虫六子も見に行くと言いだし(「ずるい」と思ったらしい)、結局みんなで見にいったんですが…。ライトノベルズしか読まん高校生にわかるんかいな。あの登場人物の微妙な心理の機微が…。
また、アンソニー・ホプキンス演じる作家の兄が着衣で横になっているベッドにその恋人(真田広之)が全裸で横たわっている印象的なシーンがあったのですが、観劇後、虫六子曰く「真田広之の身体、きれいだった〜」って。(うん、彼は鍛え方が違っておるしのう…じゃなくて、)あのシーンが暗示しているコトが何か分かっているんだろうか、こいつは。…ま、いいか。

それにしても、真田広之はいい仕事がもらえる国際派俳優になったのだなー。なんだか、いいね。