へっちさんのご指南により、JR「お先に得だね」の3割引チケットでグリーン車を取ってみた。
グリーンなんて贅沢極まりないと思っていたけど、回数券乗車のお値段で何だかすごく快適(*^_^*)
車内で書きものなどしなければならない方にはおすすめです。
で、乗り込む時にやまびこの連結作業を目撃した。何だかラッキーかも。
歌舞伎などのお芝居や邦楽、さらに大道芸、雑芸などなど、身体と視覚と聴覚が一体となった日本の伝統藝能が面白いなぁと、みちのくS市からウォッチングしております。 (近頃は体調不良のため夜更かし禁止令が出て、更新がままなりませんが、Twitterでは短めに黒い羽根伸ばし(観劇)ネタなども…)
へっちさんのご指南により、JR「お先に得だね」の3割引チケットでグリーン車を取ってみた。
グリーンなんて贅沢極まりないと思っていたけど、回数券乗車のお値段で何だかすごく快適(*^_^*)
車内で書きものなどしなければならない方にはおすすめです。
で、乗り込む時にやまびこの連結作業を目撃した。何だかラッキーかも。

で、テツクロさんこと、松永鉄九郎さんの神楽舞台ライブが始まりました。
テツクロさんの後は、早池峰神楽。虫六は紙芝居テントで次の回が始まってしまい、前半は見られませんでした(残念!)この方の扇を自在に操る舞が凄い!
途中から獅子舞に変身しました。早池峰は、舞も切れがあって巧いけど、お囃子と唄も巧いと思いました。素演奏で聞きたいくらいでした。早池峰の神楽殿の本番の奉納神楽をぜひ見たいです。なかなか取れない見たいですけどね、宿が。
早池峰神楽が終わると、幕間の時間に紙芝居テントにどど〜っと人が流れてきました。みんな一生懸命紙芝居を演ってます。
トリは雄勝法印神楽。毎年、この頃合いになると雄勝の神楽が始まります。楽しみです。湯立て神事は紙芝居の片付けで間に合いませんでしたが、「四天」と「産屋」を拝見。「四天」は、国生み・国造りのモノ語りで、4人の神が春夏秋冬と方角を決めて国が安定するというテーマです。4人の踊り手の「青柄の袖+錦の帯地が背中に垂れ落ちる衣装」は、4匹の大蛇を思わせました。
このあとは神様同士の凄まじい夫婦げんかの場面「責め舞」になるのですが、その時、西の空に急に紅い光が差し込んできて、一帯が夕焼けで覆われました。なんだか不思議な光景でした。
そして、般若面に変化したトヨタマヒメが舞台の梁にのって、アクロバチックな激しい踊りになります。かっこいい!さらに陽が落ちて急に暗くなり、バッと照明が変わって、ドラマチックでした。
ともあれ。
ほとんどの人たちはお神楽見物が目的なので、街頭紙芝居(テントの中ですが…)はいわば色物ネタです。でも、大人は神楽をみたいけど、小さい子連れの親子や子どもたちのグループなどは居場所を探してけっこう見に来てくれます。ちょっとした託児コーナーですね。また、神楽の団体の入れ替えの間などには、どどーんと人が流れてきて、一生懸命カウントしていたHさんによると、今日一日で400人を超えたらしい。
O竹館長のたっての希望(らしい)で、テキ屋っぽい屋台も4軒ばかり並びました。七夕祭りでいわゆる香具師系の屋台のお出入りを一掃したS市の、市立公園で、市の外郭団体の主催するイベントだったことを思うと、この4軒を並べるだけでもずいぶんご苦労なさったのかも知れないと想像しました。
そんなわけで、紙芝居の方をやらなければならないので(虫六は裏方ですが)、かなり後ろ髪引かれながらも、神楽はちらっとしか観に行けませなんだ。午前中は「生出森八幡神社付属神楽」です。可愛い少女の「神子の舞」だけ拝見できました。
公園の向こうでは、ジャグリングや手品、独楽回しなどの大道芸のコーナーもありました。
東屋の周りにはレールが敷かれてミニSLのコーナーもありました。1回300円で、なんとお面のおまけがついてきます。Σ( ̄ロ ̄lll) うそっ、お面800円で買っちゃったんですけど。やっぱ、テキ屋さんですねー。
ボンネットバスも運行中…。
目的地は、岩手県民会館。盛岡、久しぶりです。
会館の前にどどーんとそびえる岩手県民のスローガン。直球です。
脇の方にもありました。ロマン…さすが宮澤賢治の里ですね。
で、お目当ては↑これでした。
で、公演ですが。
苦労の末に着付けたので、記念撮影しました。お稽古帰りなので、すでに着崩れてますかね。気安さ重視で紬を選択、お下がりの黄八丈。
帯は自分でお誂えした「皿に魚の骨」の図柄…お腹側の模様は猫の足跡です。この人を食ったような柄が気に言って昨年買ったのでしたが、秋らしくていいかと。案の定「貴方らしくて面白い、可愛い」と先生や姉弟子からも好評でした。ま、いいか。
黄八丈にぴったしだろうと銀子姐が誕生日にくれた黄色い鼻緒の下駄もデビューです!バッチグでしたよ、姐さん(*゚▽゚)ノありがとう。
この校舎、先日の『ブラ・タモリ』で見ましたな。
この研究会は、『占領期雑誌資料体系 大衆文化編』全5巻(岩波書店)の刊行を記念したシンポジウムでした。
せっかく来たので、演劇博物館に寄ってみました。いま開催中は「新派展」と「大田省吾展」。団体さんがギャラリートークを受けていました。「新派展」をゆっくり見ていたら、時間がなくなって「大田省吾展」にいけませんでした(;´▽`A`` 1Fに展示されていた花柳章太郎が「滝の白糸」の兼六園の場面で身につけたという、白地に濃納戸で首ぬきに扇の模様を染め出した衣装が、えらく粋でかっこよかったです(*´Д`*)鏑木清方のデザインとのことでした。
別棟から本部までの間は私有地が立ち並ぶ坂道で、庭木が茂っているお宅から枝が飛び出してきて、季節を感じることもあります。今日は、赤い実を見つけました。秋ですね〜。(やっぱり携帯のカメラはいまいちですね〜(`ε´) )
平成21年度下半期大阪楽座事業採択企画「続 大阪発!ほんまもんの街頭紙芝居展!」
ガスパパ親方の今日のお品書きは鯛鍋です。うひょ〜ヽ(´▽`)/
持ち込みのお酒『獺祭(だっさい)』は、山口のお酒で、このあたりで取り扱っている酒屋はないそうです。
というわけで、来月は義太夫狂言の3大名作のひとつ『仮名手本忠臣蔵』の通しだそうです!
でもって、今日は文楽。年に一度の文化庁後援の地方公演です。
建て替えが決まっているので、歌舞伎座前にはカウントダウン看板、あと208日だそうです。
普段は警備の目を盗んでちゃっかり1枚撮って帰る口なのに、今日は立場が逆なので、目付き悪く携帯電話など取りだそうならば「おらおら〜」と散らし飛ばさなければなりません。しかし、私はアウェイ組のはずなんですが何故かお顔の知った方がたくさんいらして、ご挨拶やら世間話やらしてしまうんですが、どうも任務が押しかかって気が気でない…。会話が半端になってしまった皆々様、大変失礼いたしました人( ̄ω ̄;)
で、「浅草見世物」これが想像以上に充実した中身でした。
まず、圧巻は私も警備をお手伝いした「見世物絵看板」です。
7枚くらいあったかな、会場のホワイエにいきなり露出展示して見せていたのですが、この絵がとにかく迫力です。気合術とか蟹男とか蛇女とかタコ女(誕生の図というのもありました)とか、そのグロいモチーフもさることながら、極彩色のカラーリング(染料のけばけばしさですね)といい、迷いのない筆遣いといい、全てが凄い。街頭紙芝居絵の原点はこっち側にある感じですね。蟹男の顔が赤城圭一郎だったり、ビキニスタイルの女性のナイスバディが今時の萌えキャラとは違って、胸は小さめ、下腹がぽこん…とモデルの体型に妄想が入っていないところが妙にリアルだったり…、見れば見るほど飽きないし、濃いよぅ。本当に写真が撮りたかったけど、我慢しました。
ので、ここでも心のシャッターで。(今回、季語がないので川柳ってことで…汗)
因果絵は 顔は二枚目 蟹男
絵看板 綺羅がごとくに張り渡り
見世物絵 いまや至宝となりにけり
絵看板の手法を完成させたのは福岡県の絵師で志村静峰という人らしい。でも、後継者のないまま昭和46年になくなったそうです。遅かった…。
そんなわけで、同じホワイエで上演していた桐生の竹田からくり人形と和ボットの方は、人波の頭越しにちらりと見るだけで口上のみで想像するような感じだったけれども、いづれ機会があったらじっくり見たいです。特に、桐生の人形芝居は、慙愧丸の時にも助っ人をしてくれたM山ちゃんが一生懸命関わっていたので、楽しみにしていたのです。ちょっと手強そうなおじいちゃんたちをうまくリードして、けなげにもり立てている姿はひたすら感心させられました。若いってすばらしい、がんばれ!M山ちゃん。
で、ホールのメインプログラムですが、学術講演が二本、
川添裕氏の「浅草と見世物、大道芸」と姜竣氏の「紙芝居と街路の文化様式ーその広がりと日韓比較ー」。どちらも楽しみにしていったのですが、30分は短かったのか、本領を発揮されないままもったいない感じでした。特にいちばん後ろで見てしまったせいで、投影されるパワーポイントとか全然読めなくて、席取り失敗しました。とはいえ、会場にいらした方々は、専門家の人だけじゃなくて台東区民の方々の多かったので、入門的なお話しになることには意味があったのだろうと思います。
今回、来て良かった(!)感がいちばんだったのは、「人間ポンプ」といわれた安田里美さんのドキュメンタリー映像とその未人である春子さんの「タコ娘」の泣きタンカをフルバージョンで聞けたことでした。映像はもっと長いものを抜粋編集したものらしいので、いつか全編をみたいです。安田さんの芸については、鵜飼正樹著「安田里美一代記」を読んでいたのと、映像もテレビ(たぶん小さいとき、「大正テレビ寄席」だったと思う)で見たことがありましたが本物を見たことはなかったのです。
飲み込んだ碁石を色分けして出してみせたり、金魚を釣り針で胃袋から釣り上げたり、ガソリンを飲み込んで舌を出して見せ火を噴き出す芸…、本当に実際にみたことは無いのに、もの凄く既視感があり、なんだろうこの感じは…と背筋がぞくりとしました。イメージだけで強烈な印象を受けていたんでしょうね。それにしても、あんな奇芸を人前で見せていた芸人さんがいたんだなぁと思うと、ただ感嘆するばかりです。
春子さんの泣きタンカも本物が聞けて、嬉しかった!しびれました〜!
それから、長口上のあとの瞬間芸「ろくろ首」。浅草雑芸団の持ちネタです。上島さんの蘊蓄前説が長い長い。でも、「偽りと知りながら見る人多」い芸が「ろくろ首」とのことなので、口上が大げさであればあるほど「ろくろ首芸」としてはアリですね。小馬鹿にされる快感ってやつですね。
最後は、日本手品の「和妻」。もともと日本にあった手品は「手妻」と呼ばれていたそうです。「妻」は手先仕事のことらしい。それが明治以降、西洋のマジックが流入してきて「洋妻」と「和妻」と区別されるようになったとか。「和妻」は不思議をことさら強調しないのが特徴だそうです。
「金輪の曲」というリング芸は、見立てが入って、太神楽や猿まわしとも同じだなぁと思いました。また、「蝶のたわむれ」は、1枚の紙切れを蝶に見立て、それが2匹になり、卵を産んで命が絶え、やがて花吹雪のようなたくさんの蝶に生まれ変わって舞うという、テーマもパフォーマンスも美しい芸でした。藤山新太郎さんの身のこなしが日本舞踊を見るようでした。
いいものを見せていただきました。
浅草の大道芸…奥深いものだなぁと、つくづく満腹になって帰ってきました。雑芸団の皆々様、大変お世話になりました。
会場で写真が撮れなかったので、カッパ橋のカッパ君を…。

ついでに「満月−1夜」写真。本当は浅草で撮りたかったのですが、浅草通過中は月が見えませんで、江東区の某所で ( ̄◆ ̄;)