鉄道開業140周年を迎える今年、それにちなんだ展覧会が2箇所で開催されています。
○品川歴史館特別展
「品川鉄道事始
―陸蒸気が品川を走る―」
会期:平成24年10月14日~11月25日
9:00〜5:00(入館は4:30まで)
観覧料:一般300円、小中学生100円
○鉄道博物館開館5周年・鉄道開業140周年記念特別企画展
「鉄道開業ものがたり」
会期:2012年10月6日(土)~2013年1月14日(月・祝)
会場:鉄道博物館2階 スペシャルギャラリー1・2
明治5年9月に日本の鉄道が新橋〜横浜間に開通したことはよく知られていますが、それにさきがけること5月に品川〜横浜間で日本最初の鉄道が仮開業しました。
品川歴史館の特別展は、日本がはじめて鉄道というものを導入していく過程を、丁寧に追いかけた展覧会です。
幕末にかけ「知識・情報としての鉄道」→いち早く蒸気機関の研究に着手した佐賀藩の精錬方→新橋・横浜間、品川宿あたりの測量と線路施設工事→明治5年鉄道開業→鉄道の旅・今昔といった構成。とても密度の濃い展示でした。明治5年と10年の品川駅の写真がでていて、興味深かったです。25日までなので、見たい人はすぐ足を運びましょう!
大宮の展示は、品川に比べるとぐっと一般的ですが、鉄道が開業される頃の日本の風俗や心情を等身大に伝えようという工夫が感じられて好感が持てました。イメージで描かれた蒸気機関車の錦絵では、客車がなんだか山車か御輿みたいだったり、線路のない道に煙突の立った機関車が走っていたり、勝海舟の禅画みたいな列車の掛け軸とか、…幕末の「鉄道インパクト」が伝わってきました。開通式のにぎにぎしい感じとか、意外にかわいいデザインの駅職員の制服とか、炭化した切符とか(!)、親子で楽しめる展示になっておりました。
それぞれ違うアプローチなので、両方みると面白いです。
鉄道のことなんだか詳しくなった気がしました。
(勉強しなければ行けないのは自分ですが…汗)
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