文化庁の東回り…とかでなく、松竹単独の「松竹大歌舞伎」がS市にまわってきました。
今回のチケットは、仙台放送が仕切っていて、売り出し日に行けそうになかったので事前予約の振り込みでゲット。
職場のOちゃんといく予定でしたが、彼女の急な体調不良につき、珍しく家人Tが付き合うことになりました。
○平成24年度 松竹大歌舞伎
平成24年11月1日(木)~11月25日(日)
一、歌舞伎のみかた
中村 橋弥
中村 橋吾
二、御所桜堀川夜討(ごしょざくらほりかわようち)
弁慶上使(べんけいじょうし)
武蔵坊弁慶 中村 橋之助
侍従太郎 片岡 亀 蔵
卿の君/腰元しのぶ 中村 児太郎
おわさ 片岡 孝太郎
三、手習子(てならいこ)
手習子 中村 児太郎
はじめの解説は思いの外良くまとまった内容で、ほぼ初心者の家人Tを連れて行ったのは正解だったかも。
「弁慶上使」は、矛盾だらけのいかにも歌舞伎臭い筋立てでしたが、見せ場がいろいろあって初心者向けなんだと思いました。家人Tも「話はなんだか変だけど、面白い芝居で良かった」と。
フツーのおばさんのおわさ(孝太郎)が、娘が刺されて瀕死なのに、昔の恋人にあって急に乙女になったり、やっぱり絶望でうちひしがれたりという演技の振幅の激しいところが面白いというかなんていうか…。それを言ったら弁慶(橋之助)もそうとう破綻キャラでしたが。しかし、これが歌舞伎なんだよねー、これが。
「手習子」は、児太郎の祖父・故中村芝翫丈へのオマージュという選曲のようです。成駒屋の大事な芸として折り目正しく浚っているのが伝わってきました。20分足らずの小曲でしたが、「京鹿の子娘道成寺」のエッセンスを盛り込みつつ、少女の可憐な姿を表現した長唄舞踊です。亡き七代目・中村芝翫が得意として、歌舞伎座のさよなら公演でも踊っていました。
引き抜きの早変わりも見せ場の一つですが、成駒屋の中村芝喜松さんが後見をしっかり決めていました。芝翫一門の古参の名題さんのようですが、この方が成駒屋の御曹司を育てていらっしゃるのだな…と思いました。
長唄は4挺4枚で、お三味線にはわが松永流の忠七郎さんが出ていました!
あっという間に楽しくおわりました。
もっと来ても良いぞ〜歌舞伎〜!と思うのですが、夜の部は2階3階はだいぶ席が余っていたな…。う〜ん。
さて、帰るか!と、駐車場から車をだしたら、またバッテリーにエラー表示が…。
あのう、バッテリーはお浚い会の2日前に変えたばかりなんですけど(????)
もしかして、故障ですか?(爆)
(一応走ったので、そのまま帰ってきました)
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