仕事で出張したので、新装なった東京駅丸の内駅舎を見せていただきました。
10月の頃はかなり人でごった返していたそうですが、最近はすこし落ち着いてきたそうです。いつもは上京しても東京駅は乗り換え駅で、駅外にでたり、駅構内を見て歩くと言うことはなかなかないですね。(お土産は改札内のエキナカで済まされていますもんね)
虫六カメラの広角レンズをしても捉えきれないほど両翼をなが〜くのばした駅舎。立派だなー。正面撮りをあきらめて、斜めに構えようと撮影ポイントを移動したら、同じことを考えている一丸レフを持ったカメラマンがすでにいっぱい…。(コンパクトカメラですみません ((・(ェ)・;)))
こちらは南ドームの内側。外観はレンガ作りで、ドーム構造も復元されたけど、支柱やなんかの鋼材をみると、現代の建築技術を駆使して立てられていることが分かります。確かに毎日使われ続けている現役の駅だから、「歴史的建造物の保護」だけでは用途を果たせないということになりますね。
外に出てみました。こちらは北ドーム方向。
中央部。皇族しか利用できない入り口ですか…。
こちらは南ドーム側。
1泊80万円の部屋もあるというステーションホテルのフロントもこちら側にありました。
南ドームの天井。双眼鏡を持ってくればよかったな。
川端康成や松本清張がご贔屓にしていたという客室…(?)
こちらは北ドーム。
すでにハト対策が大変らしい。
北ドームの一角にこれまた新装の東京ステーションギャラリーがあります。
オープニングは現代アート系の展覧会「始発電車を待ちながら」が開催されております。
愛嬌のあるプラレールの線路は、パラモデルの作品が出張してきてました。
東京駅復原工事完成記念展
始発電車を待ちながら
W a i t i n g f o r t h e F i r s t T r a i n
東 京 駅 と 鉄 道 を め ぐ る 現 代 ア ー ト 9 つ の 物 語
期間:2012-10-1 mon. → 2013-2-24sun.
会場:東京ステーションギャラリー(TOKYOSTATION GALLERY)
平日 11:00~20:00
土・日・祝 10:00~18:00
※入館は閉館の 30 分前まで
※開館初日(10 月 1 日)は 10:00~14:00 の特別開館日となります
毎週月曜日 [ただし 10/1、10/8、12/24、1/14、2/11 を除く]
10/9㊋、12/25㊋、12/29㊏~1/1㊋、1/15㊋、2/12㊋
料金:500 円 [オープン記念料金]
※中学生以下無料
※20 名以上の団体は 100 円引
※障がい者手帳等持参の方は 100 円引、その介添者 1 名は無料
東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]
虫六のお薦めは、クワクボリョウタさんの暗い室内に、ライトを付けたNゲージ模型の電車を自動走行させ、線路の沿線に置いた何気ない日常品を照らしながら走る作品《10 番目の感傷(点・線・面)》。床・壁・天井という空間に日用品のような別の何かに変わったようなシルエットが、大きくなったり遠ざかったりして、心弾む空間を作り出していました。3分くらいで電車が到着。
それから、ヤマガミユキヒロさんの鉛筆画と映像を重ねた美しく不思議な作品。たとえば、東京駅中央線の神田側ホームの端から見える風景。精緻なモノクロームの鉛筆画に見とれていると、ぽっ、ぽっと信号が点滅…(えっ?なんで?)とじっくり見ると、なんだか空に色がつきはじめ、雲が流れる…、すると今度は中央線の車両ががーっと向かってきて、目の前の分岐点をこっちにきたりあっちにいったり。実在しているのか銀河鉄道のようなパラレル世界の車両なのか、不思議な実態感を経験しました。ネット動画なんかでみても、この作品の面白さは絶対に分からないですね。…ずっと見ていて飽きない、おもわず所有したいと思わせる魅力的な作品です。
他にも、駅や鉄道をテーマにした作品がいっぱいです。時間つぶしにはもったいない。じっくりみて欲しい展覧会でした。(ひさしぶりで現代アートも面白い!と思いました)
あ、北ドームの2階回廊はギャラリーの一部なので、2階から建物を眺めたい人もどうぞ。今なら安いし!
せっかくの新しい駅舎ですが、歴史の解説も欲しいですよね。
実は、駅構内のワカリニク〜イ場所に、解説パネルがあります。
往時の写真なども入っていてもっとアピールすればいいのに、なんでここですか?という柱の裏側。表側は広告に使いたいのかもしれないけれど、勿体ないですね。
(駅にいったらぜひ探してみてください)
JR東日本さんのお商売体質が垣間見えたりしました…。残念ですなー。
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