2013年10月16日水曜日

松竹大谷図書館「【第2弾】歌舞伎や映画、大切な日本の文化を次世代に残す。」プロジェクト

演劇・映画専門の私立図書館である松竹大谷図書館が、オーマ株式会社が運営するクラウドファンディング(インターネットを利用した支援募集サイト) 「READYFOR?」を通じて、同図書館運営及び所蔵資料のデジタル化の資金調達を目的とした 「【第2弾】歌舞伎や映画、大切な日本の文化を次世代に残す。」プロジェクトを行っています。

大谷図書館の資料群(すみません、勝手に写真を引用させていただきました)
一般のみなさんから一口3,000円〜50,000円までの支援金を募り、大谷図書館が所蔵する歌舞伎や映画の台本や、『蒲田週報』(蒲田撮影所で、大正14年3月1日から昭和6年7月12日まで毎週発行されていた機関誌)などの紙もの資料の保存とデジタル化をすすめる上での資金を集めるプロジェクトです。

資料を大切に残すため、専門家の技術で慎重に解体し、デジタル化するそうです。外注するのに資金がいるということなのでしょう。
  …「紙資料修復工房」さんで、ガチガチにのりで固められた綴じの部分を本が痛まないよう、手作業で丁寧に解体していきます。状態によっては、一冊解体し終えるのに数十時間かかるそうです。その後、デジタルストレージサービスを展開している「寺田倉庫」さんで、解体して一号ずつの状態にした資料をデジタル化します。そして、画像から起こした複製を利用できるようにした上で、オリジナルはこれ以上破損が進まないよう処理を施した状態で保存していきたいと思っています。…(プロジェクトHPより)

歌舞伎台本には、十八代目中村勘三郎丈や十二代目市川團十郎丈、歌舞伎座の新開場を待たずして多くの人に惜しまれながら亡くなったお二人の最後の出演舞台の台本も大切に保存されているとか。どのくらい古い時代の資料が残っているのかな、興味しんしん。

一回きりでその場に居なければ経験を共有できないのがお芝居の宿命ですけれど、二次的な資料を後世に残すことはとても重要な意味があります。地道なお仕事ですが頑張って欲しいですし、いちど資料を拝見したいものですね。

そんなわけで、虫六も心ばかり一口乗りました。
このプロジェクトは 11月6日(水)午後11:00 の時点で、2,500,000円以上集まらないと成立しないらしいです、心ある歌舞伎支援者、松竹映画の支援者のみなさん、ぜひご協力を!!




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