2009年11月15日日曜日

小春日和に忠臣蔵_歌舞伎座吉例顔見世大歌舞伎

綱渡りのスケジュールだったけれども、銀座にいきました。お、銀座に「うまい鮨勘」が!!!

歌舞伎座あと167日か…。
歌舞伎座の11月公演は「仮名手本忠臣蔵」です。
昨年の平成中村座で花道脇のお席をゲットできて1メートルの至近距離で仁左衛門丈の四段目の由良之助の駆けつけの場面を見てしまって雷に打たれまして ∑ヾ(*゚A`)ノ また、三プログラム見たおかげで通しで筋が理解できたこともあり、以来、はまりにはまって、帰ってから立て続けに「忠臣蔵」関係の本を4冊も読んでしまったのでしたよ。DVDも買ってしまいました。

とにかく、この作品は各段それぞれに完成度が高く、見どころもあり、また役それぞれにドラマがあって、濃密さにおいて並外れていると思います。

で、今回は全十一段から、二段目と八・九段目、十段目を除いた通し狂言です。

さよなら公演とあって、由良之助を幸四郎と仁左衛門、塩冶判官を勘三郎、早野勘平を菊五郎、お軽を時蔵と福助、寺岡平右衛門を幸四郎、一文字屋お才を芝翫、高師直を富十郎…と、おせち料理かフルコースディナーか…というような配役…凄いことになってます。大星力弥ですら孝太郎ですよ。

で、そのこと自体にはさほど魅力を感じたわけではないつもりで見に行ったのですが、これが予想以上に(というのも今考えれば僭越なんですが)素晴らしかったのでした。それぞれニンにあったはまり役を大事に大事に務めているが伝わってきて、ちょっと私も背筋をたださなければ…という感じになりました。ほんと、競演ですね。行って良かった!!(この公演については、思い出しながら小出しレポートの予定…予定です、あくまでも)


12月はクドカン歌舞伎にノダ歌舞伎で、すんごく面白そうなんですが、思うように休みが取れるかどうかも分からない上に、チケットの争奪戦が凄いらしいし、また、今年は散財しすぎているので、断腸の思いであきらめました。…で、新春歌舞伎の看板がでてました。今の歌舞伎座が閉じるまでにあと何回観に行けるのかなぁ?

っていうか、新春公演なんでこんなにお高いの?
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2010/01/post_52.html
松竹さん、阿漕すぎでない?

安齋氏の写真集に載っていた作品の展覧会も2階ロビーで開催中。


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