2012年10月1日月曜日

9月に読んだ本

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1961ページ
ナイス数:37ナイス

大奥 7 (ジェッツコミックス)大奥 7 (ジェッツコミックス)感想
8巻が出たので再読。あぁ、この姫で終わっていたんだった。
読了日:9月30日 著者:よしなが ふみ




ちはやふる(18) (BE LOVE KC)ちはやふる(18) (BE LOVE KC)感想
先生方ばかりの表紙ですが、その意味がある1巻でした。それぞれの先生の存在感がよいです。「たくさんの先人の言葉が、受け取ってきた宝物があるので、それをきみらにパスするために、受け売りをするために教師になったんですよ」…古典のおじいちゃん先生、じんわり来ました。
読了日:9月29日 著者:末次 由紀

男性論―共同研究男性論―共同研究感想
鵜飼正樹「鉄道マニアの考現学ー『男らしさ』から離脱した男たちの逆説ー」所収。仕事がらみでこの論文だけ読みました。試論の試論という感じで突っ込みどころもありますが、1999年の論文なので微妙かな。ある日の撮り鉄の観察と分析、江頭剛の著書からの引用が内容を大きく占める。外見的な「男らしさ」から離脱しているとは言うけれど、現在70代以上の鉄道マニア第一世代にはそんな感じはないんですけどね…。
読了日:9月27日 著者:トム・ギル,西川 祐子,荻野 美穂

祝! 四代目市川猿之助襲名記念 僕は、亀治郎でした。祝! 四代目市川猿之助襲名記念 僕は、亀治郎でした。感想
たくさんの襲名記念のドキュメンタリーや報道もみたので内容は既視感ありますが、改めて4代目猿之助襲名を反芻しつつ記録保存版として残せる1冊と言えましょう。がんばれ!亀治郎!もとい、猿之助!!!…それにつけても大けがで休演中の染五郎が心配。染五郎の立ち役で、猿之助にはまだまだ女形もやって欲しいです。
読了日:9月23日 著者:四代目 市川 猿之助

本條秀太郎 三味線語り本條秀太郎 三味線語り感想
とても密度のある内容です。素人の自分がいうのもおこがましいですが、三味線弾きはもちろんのこと、伝統音楽に関わる全ての方にお勧めしたい1冊。現代の三味線演奏家として様々な分野で活躍している著者ですが、ものすごい深い見識と解釈のもとに演奏活動をしているんだということが分かりました。織田紘二、田中優子、細川周平、川瀬敏郎、養老孟司、池辺晋一郎各氏との対談も読み応え有り。知らないことや膝を打つようなことが沢山ありました。座右の書、決定です。嬉しいCD付きですが、演奏会でぜひ生演奏をお聴きしたいと思いました。
読了日:9月23日 著者:本條 秀太郎

時速33キロから始まる日本鉄道史 (朝日文庫)時速33キロから始まる日本鉄道史 (朝日文庫)感想
特に鉄ファンでなくても十分に面白く読める鉄道史。日本の鉄道が今の快適性や正確・安全性を獲得するまでの地道な努力や紆余曲折がよく理解できる。苛烈化する世界のスピード競争の中で、戦後1955年にフランスのELが時速331キロをマークして世界を驚愕させるが、その走行試験ではパンタグラフは焼けて溶け落ち、走り去った後の線路はぐにゃぐにゃに曲がってしまった…そんな大惨事寸前の暴挙もあったというエピソードが強烈。日本の技術者は冷静に、でもプレッシャーも与えられながら、こういう諸国を相手に技術開発しているんですね。
読了日:9月16日 著者:小島英俊

ふたがしら 2 (IKKI COMIX)ふたがしら 2 (IKKI COMIX)感想
筆がのっていますオノ先生。夜坂の頭は全体のイメージとちょっと違っていて、少し冒険が入っているのかな(どうでもいいけど)。五葉の時も感じましたが、盗みのダイナミックなストーリー展開の面白さで読ませると言うよりも、宗次と弁蔵という碁石でいう白・黒の対照的なふたりの人物像や心の通い合いなんかがテーマなのかな、という気がしてきました。
読了日:9月11日 著者:オノ ナツメ

大阪今昔散歩 (中経の文庫)大阪今昔散歩 (中経の文庫)感想
大阪に行くことになったので、予習用に購入。昔の地図・写真(絵はがき)と現在のものを比較して見せていて面白い。文庫サイズなので携帯にも便利。持参して「ぶらタモリ」をやらかそうかと思う。
読了日:9月6日 著者:原島 広至


原発再稼働「最後の条件」: 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書原発再稼働「最後の条件」: 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書感想
あの事故の後、東電も政府もマスコミも信用できない中で、nikkei BT net の著者のコラムを夢中で読んだ。氏はボランティアで一市民の立場から独自調査をもとに事故の根本原因と原発再稼働のための条件を分析・検証した報告書を細野大臣に提出している。それを一般向けに再構成したのが本著。電源1つと冷却源さえあれば福島原発はメルトダウンしなかったという。そして再発防止策は講じることができると。民主党は「脱原発」に梶を切ったけれど、それを条件にぼちぼち再稼働するつもり?で、政権交代…?やっぱり釈然としないな。
読了日:9月5日 著者:大前 研一

読書メーター

0 件のコメント:

コメントを投稿