読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1500ページ
銀座開化おもかげ草紙 (新潮文庫)
煉瓦造りの洋館、ガス燈、耶蘇、骨碑、洋娼、兎相場…御一新は、政治だけじゃなく精神生活や市民生活も変化を余儀なくし、その混乱の中に日常があったのですね。原題は『銀座開化事件帳』。たしかにヤバイ事件は起きるものの、時代が変わっても悪いやつが偉ければ下々のものは口も出せず気狂いじみた蛮行にも打つ手なし…という、スッキリ解決するどころか、どっぷり暗いイメージを引きずりつつ、救いのない展開。仕掛人出て来いっ!って感じでした。松井作品にしては読みにくい印象。事件ものを書きたいわけじゃなかったのかな。比呂姐さん好き。
読了日:11月30日 著者:松井 今朝子
Sunny 第1集 (IKKI COMIX)
出た出た!「竹光侍」が終わってしまって、寂しい日々でしたが、また面白いのが始まりましたね。ハルオの妄想癖とか、初っ端から思わず頬が弛んでしまいました。複雑な背景を持った子供たちが微妙に絡んでいそうですね、まだホンの序章ですけど。園長先生の孫さんにも気が抜けません。「ピンポン」「鉄コン筋クリート」とか、復習しとかなくっちゃ!
読了日:11月26日 著者:松本 大洋
出た出た!「竹光侍」が終わってしまって、寂しい日々でしたが、また面白いのが始まりましたね。ハルオの妄想癖とか、初っ端から思わず頬が弛んでしまいました。複雑な背景を持った子供たちが微妙に絡んでいそうですね、まだホンの序章ですけど。園長先生の孫さんにも気が抜けません。「ピンポン」「鉄コン筋クリート」とか、復習しとかなくっちゃ!
読了日:11月26日 著者:松本 大洋
あさひなぐ 3 (ビッグ コミックス)
たぶん解脱してないと思われるスパルタ尼僧登場。虎の穴みたいな謎の特設道場でステレオタイプなシゴキがはじまりました。だんだん展開に新味性がなくなっているところが気になりますが、3巻目まで読んだからとりあえず次も読むでしょう。
読了日:11月25日 著者:こざき 亜衣
たぶん解脱してないと思われるスパルタ尼僧登場。虎の穴みたいな謎の特設道場でステレオタイプなシゴキがはじまりました。だんだん展開に新味性がなくなっているところが気になりますが、3巻目まで読んだからとりあえず次も読むでしょう。
読了日:11月25日 著者:こざき 亜衣
困ってるひと
聞いたこともない突然の自己免疫系難病の発症で、ビルマ研究者を目指す前途ヨウヨウの25歳の人生に急ブレーキ、あり得ない闘病生活の開始。身体の苦痛も想像を絶するものですが、全面的に信頼している医師の、心ない言葉に傷ついたり、友人の親切にも現界があると思い知るくだりは、生活弱者の苦労がリアルに伝わってきて痛い。みんな人なんだよなぁ( ̄^ ̄|||)お尻大逆事件も衝撃的過ぎて言葉なし。入院病棟で読む(難病でもなんでもないが)のはタイミング悪すぎましたが、更紗ちゃんのチャーミングな文章力と恋の話題で救われました。
読了日:11月23日 著者:大野 更紗
聞いたこともない突然の自己免疫系難病の発症で、ビルマ研究者を目指す前途ヨウヨウの25歳の人生に急ブレーキ、あり得ない闘病生活の開始。身体の苦痛も想像を絶するものですが、全面的に信頼している医師の、心ない言葉に傷ついたり、友人の親切にも現界があると思い知るくだりは、生活弱者の苦労がリアルに伝わってきて痛い。みんな人なんだよなぁ( ̄^ ̄|||)お尻大逆事件も衝撃的過ぎて言葉なし。入院病棟で読む(難病でもなんでもないが)のはタイミング悪すぎましたが、更紗ちゃんのチャーミングな文章力と恋の話題で救われました。
読了日:11月23日 著者:大野 更紗
あさひなぐ 1 (ビッグ コミックス)
マイナー部活もの(^^;?)今度は長刀か…。しかし、娘が元気のいい元女子校の武道系部活で活動中なので、空気感が伝わってきます。天才系でないドジな主人公の成長譚。そこもかぶるかな…(⌒-⌒; )
読了日:11月13日 著者:こざき 亜衣
マイナー部活もの(^^;?)今度は長刀か…。しかし、娘が元気のいい元女子校の武道系部活で活動中なので、空気感が伝わってきます。天才系でないドジな主人公の成長譚。そこもかぶるかな…(⌒-⌒; )
読了日:11月13日 著者:こざき 亜衣
春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと
震災が襲った真ん中の街に住んでいて、辛うじて震災を逃れながら、その全体をどう捉えたらいいのか立ちすくんだままだ。あの時、池澤さんはこんなことを思いながらこんな風に動いたんだな。復興のリーダーシップをとっている政治家や学者はこういう本を読んでいるのかな?原発に関する指摘も鋭い。原子力開発の致命的な落とし穴は材料工学にある、人類はまだ核レベルの強度を持つ材料を作る技術を得ていない、と。だだ漏れの放射能を遮断する容器はない。日本人だけでなく、人類の奢りと欺瞞を胸に刻んで、世の中全体の暮らし方を変えなければ。
読了日:11月09日 著者:池澤 夏樹
震災が襲った真ん中の街に住んでいて、辛うじて震災を逃れながら、その全体をどう捉えたらいいのか立ちすくんだままだ。あの時、池澤さんはこんなことを思いながらこんな風に動いたんだな。復興のリーダーシップをとっている政治家や学者はこういう本を読んでいるのかな?原発に関する指摘も鋭い。原子力開発の致命的な落とし穴は材料工学にある、人類はまだ核レベルの強度を持つ材料を作る技術を得ていない、と。だだ漏れの放射能を遮断する容器はない。日本人だけでなく、人類の奢りと欺瞞を胸に刻んで、世の中全体の暮らし方を変えなければ。
読了日:11月09日 著者:池澤 夏樹
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